内気な性格で、思いつめ自殺してしまった中学三年生。しかし<ぼく>の魂が体を借りることで生き返り、性格も明るくなる。勉強は苦手だが、美術部に所属し、絵を描くことが好き。
<ぼく>の人生再チャレンジをガイドする天使(?)。見た目は少年だが、大人びた人格を持つ。基本的に人間にはその姿は見えないらしい。
真のクラスメート。人と接することが苦手だが、最近の真の変化にいち早く気づき、何かとつきまとう。美術部に所属している。
中学二年生。真の後輩で憧れの女の子。あっけらかんとした性格。一方で援助交際をしているとの噂がある。
真のクラスメート。目立つタイプではないが、誰にでも愛想の良い気さくな性格。
真の兄である高校三年生。成績優秀だが、できの悪い弟の事をバカにしている。そのため兄弟仲も悪く、今ではほどんど口を聞くこともなくなってしまった。
世話焼きで心配性な真の母。家事に料理にと良くできた母親だが、真の自殺の一件があるまではフラメンコ教室の講師と不倫をしていた。
“いい人”だけが取り柄のごくごく普通のサラリーマンだが、家庭内での存在感は薄く、真に軽蔑されている。