
![]()
(c) 手塚プロダクション/虫プロダクション
どろろに付きまとわれて困り果てた百鬼丸は、追い払うために自分の呪われた身の上を聞かせてやった。イモ虫のような姿で生まれてきたのだが、寿光という名の医者が足りない部品を義手や義足や義眼で補ってくれて、ようやく生き延びることができたのだと。しかしなぜか死霊たちが彼の周りに擦り寄ってくる。死霊たちは死ぬはずの身体で生き長らえている百鬼丸に引き寄せられるのかもしれない。つまり、自分と共にいるということは、常にその死霊たちの影に怯えなければならない、ということだ。百鬼丸はどろろにそう語る。しかしどろろは「へっちゃらだい」と却って面白がった。「48の妖怪を倒せば普通の体に戻れる」その謎の声を信じて百鬼丸の旅は続く。戦火に遭って焼け落ちた寺で孤児たちの世話をやいている、みおという名の少女と知り合った百鬼丸は、彼女のやさしさに触れ、はじめて心を和ませた。しかし、そのみおと孤児たちは乱入してきた侍たちに殺されてしまう…。