榊マリコ(沢口靖子)と宇佐見裕也(風間トオル)は、和歌山県の山中に新設された警察病院を訪れていた。最近、遺体に捜査員のDNAが付着するなどのミスが全国的に相次いだため、開業前のその病院を借り、近畿5府県の科捜研から法医、化学の担当研究員を各1名ずつ集めて研修が行われることとなったのだ。
ところが、研修開始直前、大雨で土砂崩れが発生し、道路が寸断。宇佐見や兵庫県警・科捜研の堀日菜子(小島梨里杏)ら化学研究員たちは、“科警研”から派遣された講師・丸山紘一(長嶋一茂)のもと順調に研修を開始するが、もうひとりの講師の到着が遅れ、マリコをはじめとする法医研究員5人は自分たちだけで研修を進めることに。さっそく大阪府警科捜研の牧英子(寒川綾奈)が遺体役となり実習をはじめるが、英子の身体に触れたマリコは異変を察知。急いで脈を確認したところ、なんと死亡していることが判明! 遺体役を演じている間に、英子は本当の遺体になってしまったのだ…。