とある百貨店の商品企画部オフィスで、側頭部を殴打され絶命した女性の遺体が発見される。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は被害者の右手から、握られていた繊維片と、なにかベトベトとする謎の付着物を採取。早速、鑑定を始めるのだった。
一方で、第一発見者である企画部のスタッフに聞き込み捜査をする土門薫刑事(内藤剛志)。被害者は百貨店が推し進める、定額料金で服を借り放題できる“サブスクリプション(=サブスク)”の責任者・三宅由莉(篠原真衣)で、一流ブランド「ミサヤマモト」の《女優コート》なる、3着限定の目玉商品を手掛けた功労者だった。やがて、3着のうちの1着が紛失していることが判明。犯人が奪っていったのだろうか…。