作品を見たことがなくとも、一度はタイトルを聞いたことのある人は多いだろう。原作は日本のみならず、アジア全域でも絶大な人気を誇る青春恋愛漫画。今も多くのメディアに登場し、絶大な人気を誇る不朽の名作を、東映アニメーションが見事に映像化したトレンディー・アニメの決定版だ。声の出演には、実写畑の人気俳優を起用。いつまでも古びることのない物語を、心ゆくまで楽しんでほしい。
ごく普通の家庭に育った少女・牧野つくし。彼女が親の見栄で入学させられたのは、超上流階級の子息の通う英徳学園だった。いかにもセレブな学内の雰囲気に、庶民的なつくしはついていけない。なかでも「F4」と呼ばれる超大金持ち息子4人組の自由気ままな行動には教師ですら逆らえず、赤札ゲームというイジメを横行させる結果となっていた。卒業まで目立たぬよう過ごそうと考えていたつくしだが、友達の遠藤真木子とF4とのトラブルに巻き込まれてしまう。真木子が階段で足を滑らせた拍子に、F4のリーダーである道明寺司の顔を蹴ってしまったのだ。その日から、つくしの激動の日々が始まる。持ち前の根性で、イジメを跳ね返すつくし。そんな彼女に、司は次第に惹かれてゆき…。
中流家庭に育ちながら、両親の思惑で上流階級の子息が通う「英徳学園」に進学させられた少女。F4とトラブルを起こした友人を庇ったことから、目をつけられてイジメの対象になってしまう。しかし持ち前の根性で、イジメに、恋にと、屈することなく立ち向かってゆく。
F4(花の4人組)と呼ばれる、超お金持ちのグループのリーダー。世界に名だたる道明寺財閥の長男で、跡取り。F4の中でも一番の金持ちで、勉強でも運動でも優秀だが、精神的には一番子供である。つくしと対立しているうちに、つくしに恋してしまう。
F4(花の4人組)の一人で、花沢物産の御曹司。他人と関わる事が苦手だが、つくしを助けた事から司と対立する事になってしまう。2歳上の幼馴染、藤堂静に恋心を抱いている。
F4(花の4人組)の一人。総合商社である美作家の長男で、西門総二郎と共にF4のムードメーカーを務める。F4きっての常識人だが、ナンパする相手は10歳以上年上という人妻キラーの一面を持つ。
F4(花の4人組)の一人。茶道の家元である西門家の跡取り。美作あきらと共にF4のムードメーカー的存在。派手好きで、遊ぶ時は複数の女性を連れていることが多い。
F4の2歳上の幼馴染で、姉のような存在。藤堂財閥の令嬢で、容姿・知性・性格全てにおいて憧れの対象である。国際弁護士になるという夢を叶えるため、藤堂の家を離れパリへと旅立つ。
つくしの仲の良いクラスメイト。道明寺司とトラブルを起こすが、つくしに庇われて難を逃れる。イジメの対象とされることを恐れているが、人目につかない場所でつくしの味方になる。
F4の取り巻きの3人組女の子のリーダー的な子で、つくしのクラスメイト。F4にちやほやされるつくしが気に入らず、何かにつけて嫌がらせをしてくる。
一般の都立高校に通う、つくしの親友。困った時の相談相手で、一緒にアルバイトをしたりもする。弾けた性格の姉がいて、つくし共々振り回されることも多い。
つくしの小学校の時の友達で、英徳学園に転校してくる。幼馴染のつくしと仲良くしていた事から赤札を張られてイジメられるが、つくしと共に明るく乗り越えてゆく。
三条家の一人娘で、幼少の頃から司を見てきた。自分を罵り嫌った司を見返すために、つくしと司のこじれた関係に割り込もうとする。
道明寺財閥の長女で、司の姉。仕事の関係で不在がちな両親に代わって、司を厳しく教育してきた。アメリカのホテル王と結婚しているが、主人の出張を機に帰国してくる。
大河原家の一人娘。お嬢さま然としていない、自由奔放で天真爛漫な性格。つくしに懐いてくる。政略結婚の相手として、司の婚約者にされてしまう。