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ボクシングを題材に取り上げた名作は数多くあるが、これほどまでに忘れがたい魅力を持つ作品は『リングにかけろ』をおいて他にないだろう。車田正美氏による原作は70年代後半から4年に渡り週刊少年ジャンプに掲載され、爆発的な人気を呼んだ。ブーメランフックなど破天荒な必殺パンチが、四角いリングをバトルの宇宙に変える。痛快極まりない王道エンターテイメントに、魂が熱く燃えたぎる!
病死したボクサーの父の意思を継ぎ、チャンピオンを目指す姉弟・高嶺菊と竜児。父から天才的なボクシングセンスを受け継いだ菊の指導によって、竜児はファイターとして大きく成長してゆく。彼には辛い特訓に耐え、勝って勝って勝ち続けなければならない理由があった。一つはプロボクサーとなり、故郷に残してきた母親と暮らすこと。そしてもう一つは、宿命のライバル・剣崎順と決着をつけるためだ。コンツェルンの御曹司として生まれ、何一つ不自由のない環境で育ってきた剣崎は、ボクシングの才能においても生まれながらにして天才的だった。無敵を誇る彼が生まれて初めて出会った好敵手こそ、自分とは全く正反対の人生を歩んできた竜児だったのだ。運命のゴングは鳴った。誇りと夢と情熱の全てを賭けた闘いの火ぶたが、今、切って落とされる!
1話ずつ 105円(税込)/3日 |
全12話パック
1008円(税込)/14日 |
| 続編『リングにかけろ1 日米決戦編』はこちら |

月島五中ボクシング部所属。故郷に残してきた母親・高嶺千代とともに幸せに暮らせる日を夢みて、亡き父の遺志でもあるプロボクシングの世界チャンピオンを目指す。心優しき性格の持ち主であるが、その内面には熱くたぎる闘志を燃やしている。姉である菊の導きと天才・剣崎との出会いによって、その秘めたる才能が開花。強力なライバルたちとの戦いによって、さらなる成長をとげようとしていた。

トレーナーとして竜児をサポートする姉。義父との折り合いが悪く、3年前に竜児とともに家を飛び出し、大村病院に身を寄せる。ボクシングに関して比類なき才能を秘めており、ドラゴンリスト、ドラゴンアンクルといった独自のトレーニング器具も考案している。弟の竜児を、プロボクサーに育てることを夢みている。

母親は千葉の九十九里浜で漁業を営んでおり、女手ひとつで石松を含む4人の子供たちを育てている。そんな母親を助けるために世界チャンピオンになることを決意する。ケンカで鍛えたファイティングスピリッツと驚異的な跳躍力を活かしたパンチを武器にしたファイトスタイルで千葉県代表選手の座を勝ち取る。チャンピオンカーニバルでは、出場選手のデータを詳細に調べ上げており、竜児の元を訪ねたことがきっかけで高嶺姉妹と友情を育む。

「志那虎陰流」の剣術を継承する名門に生まれ、その跡取りとして幼い頃より鍛えられる。真剣付扇風機による特訓で右腕を負傷するが、さらなる特訓を重ねることで、驚異的な反射神経と動体視力を手に入れる。ボクシングを始めてからは関西ジュニアチャンピオンとして名を馳せる。都大会において竜児と出会い、ボクシングの魅力に開眼。瞬時に3発のストレートを相手の顔、顎、腹部に打ち込むローリングサンダーを武器にしてチャンピオンカーニバルに参加する。

単独でリサイタルも開催するなど、ピアノの奏者としても名を馳せている。姉である貴子の指導のもと、ボクシング選手としても頭角を現し、新潟県代表としてチャンピオンカーニバルに参加。決勝戦まで一度もダウンを奪われることなく駒を進めることになる。冷徹なボクシングスタイルは、レフリーのブラインドを突いての肘打ちなど、ダーティーな一面も併せ持つ。己の実力に絶対的な自信を持っており、竜児に対して常に見下した態度をとっていた。

剣崎コンツェルンの御曹司で、幼い頃より何ひとつ不自由のない生活を送っていた。ボクシングにおいては、小学生の頃から天才ぶりを発揮していたが、竜児を生涯のライバルと認めてからは、よりボクシングにのめり込んでいく。都大会での竜児戦に向けて過酷なトレーニングを自らの肉体に課したことで、勝利を掴んだ代償に腕に大きなダメージを負ってしまう。チャンピオンカーニバルの出場を辞退し、治療のために渡米。そこで、世界各地の強豪たちが蠢いていることを察知する。