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明日海りお スペシャルインタビュー

華やかな映像に魅せられ一直線に憧れの舞台へ

-2年後には100周年を迎える宝塚歌劇で、このほど“準トップスター”というポジションに就任した月組(当時)の明日海りお。次回作のミュージカル『ロミオとジュリエット』では、主人公のロミオと敵役のティボルトを、新トップスターの龍真咲と役替わりで演じる。

「これまで役替わりは4回経験していますが、今回は、1日で二役演じるときもあるんです。お稽古の時間も倍必要ですし、そのために皆さんにもつき合っていただくわけで、考えるとちょっと恐ろしいですね(笑)。でも、二役演じるからと言って、濃度が薄くなってしまうのは絶対嫌なんです。どちらの役にも同じように愛情をかけて、自分なりの物を深めていきたいと思います。プレッシャーはありますが、2つの視点から物語を見ることができるので、役作りの助けになりますし、役替わりをプラスに考えて頑張りたいです。精神的にはもちろん、喉の調子とか身体的にもエネルギーを蓄えておかないと、絶対に一筋縄でいかないことはわかっているので、気合いと体力だけは今のうちに満タンにしておこうと思っています(笑)」。

-明日海りおが初めて宝塚歌劇を知ったのは、中学3年生の時。友人に勧められて見た舞台中継のビデオが、バレエやピアノを習っていたおとなしい普通の少女の運命を劇的に変えた。

「家族旅行で香港に行く前日、月組公演の『LUNA』『BLUE・MOON・BLUE』のビデオを見たんですが、旅行中、曲と映像が全然頭から離れないんです。もう、香港の街のネオンが宝塚の電飾に見えちゃって(笑)。鏡を見て踊ったり、頭の中は宝塚一色で、帰ったら宝塚に入りたいと伝えようと思いました。その後、宝塚大劇場で月組の『ゼンダ城の虜』と『ジャズマニア』を観たんです。宝塚の町は独特の雰囲気があって、屋根の色も違うので、それだけですごくテンションが上がりましたね(笑)。舞台も本当に素敵で、ショーの終わり頃には、"ああ、終わらないで!"と思うほどでした」。

-この時点で、宝塚音楽学校の入試までには半年ほどしかなかったが、家族は一人娘が親元を離れ、厳しい芸の世界に入ることに、当然ながら反対したそうだ。

「なんとか説得しようとするのですが、全然聞いてもらえなくて、部屋に籠ってずっと泣き叫んでいました。すると熱を出してしまって、学校も休まなければいけなくなったんです。その時、親の方から、"そんなに言うのなら受けてみなさい"と言ってくれて、"やった!"って(笑)。それまでお稽古ごとも中学受験も、親に言われるままにやってきて、初めて自分からやりたいと言ったのが宝塚だったので、両親もびっくりしたはずです。宝塚を受験すると決めてから、歌もバレエも必死に頑張りました。今考えても、あの時のエネルギーはすごかったなあと思います。反対していたのに、合格後は応援してくれた両親に感謝ですね。でも、いつ帰って来てもいいようにと、高校1年生の1年間、学校に籍は置いたままにしてくれていたんです。実は今もそう思っているらしくて、部屋も当時のままなんですよ(笑)。逆にそれがあるから中途半端では帰れないというか、ここまで本気になって飛び込んだ世界なので、悔いを残して終われないなって。親孝行は後からすることにして、今は納得いくまでやりたいですね」。

-明日海は、ShowTimeで特集ページを展開中の『THE SCARLET PIMPERNEL』でも、非情な革命家ショーヴランと、ヒロインの弟アルマンという大役の役替わりに挑戦し、高い評価を得ている。

「2年前の作品ですが、その動画をいつでもどこでも、気軽にパソコンで見られるって良いですよね。私も映像で宝塚にはまったので(笑)、ファンなら、ずっと見ていたいという気持ちは、とても良くわかります。家にいながらにして宝塚を楽しんでいただいて、また、それがきっかけで、今度は劇場に行って、生の舞台を観たいと思ってくださる方が増えたら嬉しいですね」。

-この『THE SCARLET PIMPERNEL』の他にも、ShowTimeには宝塚のコンテンツが満載だ。宝塚初心者も宝塚の大ファンも、ぜひサイトを訪問して、宝塚の世界に触れて欲しい。

文・インタビュー:原田順子
掲載雑誌『QLAP!』はこちら