小学3年生の春に、世田谷の小学校に親の仕事の都合で転校してきた、一人っ子の少年。その1年後に明里と出会う。明里とは転校続きであったこと、本を読むことが好きだったことを共通点として親しさを増していく。
貴樹の初恋の相手である女の子。貴樹の片想いではなく、両想いの仲であった。貴樹と同じく家族は両親のみの一人っ子。小学4年生の春に、静岡から東京の世田谷に親の仕事の都合で転校し、貴樹と同じクラスになる。
貴樹と種子島の中学で同じクラスになった女の子。家族は両親と、姉が一人いる。中学2年生の春、東京から転校してきた貴樹に他の男子とは違う雰囲気を感じ取り、恋心を抱くようになる。