ごく普通の高校生だったが、ある日突然自分がダークロアの末裔だと知らされた青年。最近多発する「黒い翼と鋭い爪を持ったものに襲われる」事件の犯人が自分ではないかと疑い始める。
E.G.O.の有力者・齋木家に生まれた青年。E.G.O.の一族の掟と繰り返される勢力争いに悩んでいる。ダークロアの末裔である要と仲良くなるが、一族から彼を抹殺するよう迫られる。
要と同じ高校のバスケ部の先輩。華僑系の財閥の跡取り息子である。家系のことでもめ、勘当された姉・マヤのことを今でも密かに慕っている。中浦のいる教会近くに住んでいる。
記憶を失い、中浦にかくまわれることになった少年。性格はいたって素直で温厚だが、その正体は実は天使。記憶を失う以前は、大学の遺伝子研究所にいたのだが、ある秘密を知って逃げ出してきたようだ。
天涯孤独でWIZ-DOMの経営する孤児院で育った青年。つかさを教会にかくまい、世話をしている。つかさの背中にある羽の痕に気が付くが、それでも彼を守り続けようとする。
大学付属病院でヒトゲノムの研究をしている女性。かつては司馬家の長女であり、一心の姉だった。家系のことでもめ、一家から勘当されてまで、遺伝子の研究を続けている。
手塚の新しい助手で優秀な研究員。つかさが研究所を逃げ出す前、彼の遺伝子の研究をしていた。しかし、彼がこの遺伝子研究所で働いているのには、別の目的があるようだ…。
ヒトゲノムの研究をしている大学の教授。要の特別遺伝子に気が付き、協力を求める。五つの種族の勢力争いの歴史にも詳しい。