秘密警察に所属する青年。姉であるリアの死の謎を追う。真実を知る騎士・マクシミリアンと《王家の詩》を追い、イギリスへと旅立つ。
デオンの姉。何者かに殺害され、今は魂だけの存在。かつてはルイ十五世の寵愛を受け、機密局の一員だった。冷静沈着にして、剣の達人。
リアの魂をその身に宿したデオン。声や口調が変わるばかりか、剣の力もリアと同等になる。だが、自在に呼び出すことはできない。
デオンに近づく謎の騎士。二刀流の達人。なぜか一人でリア殺害の調査を続けるうちに、デオンと出会う。一見、陽気な性格だが……。
マリー王妃に仕える少年。王妃とリアを敬愛しており、任務に忠実。マリーからの命を受けて、デオンの従士として旅に同行する。
老剣士。フランス最強と呼ばれるフェンシングの吊手で、デオンやリアの剣の師。四銃士の中では、その豊富な経験で彼らの行動を導く。
幼い頃からデオンの許婚として、恋心を抱き続けている。宮廷内では、王妃マリーつきの侍女・朗読係、ルイ十六世の世話係を務める。
フランスに君臨する王にして享楽主義者。表面的には愛嬌が良く、礼儀正しい王として、民衆からも《最愛王》の呼び吊で愛されている。