周囲から太陽の子と称されるほど元気な明るい少女。リベール王国内で数々の事件を解決した後、義理の弟・ヨシュアと共に、最年少の遊撃士となる。父カシウスより教えられた棒術の腕前はかなりのもの。
漆黒の髪と琥珀色の瞳を持つ少年。5年前、とある事件がきっかけでカシウスの養子としてブライト家で暮らすこととなった。エステルが突っ走りがちな性格のため、常に持ち前の冷静な判断力でフォローしていたが…。
銀閃のシェラザードの異名を持つ女遊撃士。褐色の肌を持ち、踊りなどの芸に長けているが、酒豪で絡み癖があるのが玉に傷。エステルにとって厳しく優しい姉のような良き理解者。過去の因縁と向き合うこととなる。
隣国エレボニア帝国出身で自称「漂白の詩人にして演奏家」。美しいものなら全て愛すると言う彼は、その奇行で度々周囲を唖然とさせる。エステル達に興味を持ち協力してくるが、彼の本当の意図とは…。
動力学者ラッセル博士の孫娘。優秀な技術者研究者が集まるツァイス中央工房より引く手あまたの天才少女。機械のこととなると周りが見えなくなる。エステルとヨシュアを実の姉と兄のように慕っている。
重剣のアガットの異名を持つ、所属支部を持たない凄腕の遊撃士。自分に厳しく、仕事に高いプライドを持っている。10年前の《百日戦役》で最愛の妹ミーシャを亡くしており、その面影をティータに感じている。
空賊団カプア一家の紅一点で、手下からは「お嬢」と呼ばれている。ボーイッシュで口はあまり良くないが仲間想いの優しい一面を見せることも。ヨシュアが気になるらしくエステルとは事あるごとに反発し合っている。
リベール王国アリシア女王の孫娘クローディア・フォン・アウスレーゼ。身分と名を隠し、ジェニス王立学園に通っている。穏やかで優しい性格と王族に相応しい品格を持ち、人望も厚い。エステルの恋を応援している。
《執行者》No.II。他者の追随を許さない圧倒的な剣技を持つ。底知れぬ輝きを秘めた瞳の奥に、世界の全てを燃やし尽くすかのような強い感情が宿る。時折見せる悲しげな表情は、背負う物の大きさを物語る。
《執行者》No.X。大陸諸国の大都市を中心に暗躍している仮面の怪盗。「美とは誇り高くあること」という美学を実践するため結社に身を置いている。クローゼの美しさに魅了され、手中に収めたいと考えている。
《執行者》No.XV。イタズラ好きで気まぐれな少女で、その可愛らしい容姿に合わぬ巨大な鎌を振るう。彼女自身が抱える複雑な感情のためか、自ら操る巨大人形兵器《パテル=マテル》を本当の両親と呼んでいる。
《執行者》No.VI。鈴を用いた幻術を自在に操る妖艶なる美女。見た者を魅了する美しい容姿は、どこか儚く悲哀を感じさせる。他の執行者とは違い、何らかの目的でリベールを訪れているようだが…。
《執行者》No.VIII。あらゆる武術を取り込んで殺人拳を完成させた闇の武術家。獰猛かつ残忍な性格をしており、命をかけた勝負を常に欲している。だが一度ケチが付くと、戦う気も失せてしまう気分屋。
《執行者》No.0。今回の執行者達の作戦にあまり深く関わらず、観察をしている少年。その行動は神出鬼没であらゆる場所に現れる。年齢不詳、不可解な言動など、執行者の中で最も謎の多い人物である。