正式艦名「SDF-1 マクロス」。80年前、ゼントラーディ軍との戦いを終結させた伝説の巨大宇宙戦艦。老朽化が進んでおり、人型形態のまま郊外にモニュメントとして保存されている。依然としてゼントラーディ人に対するブービートラップの機能が残っており、時折、暴走したように上空にエネルギーが放たれる。その際、住民には「マクロス警報」が発令される。
型式番号「VF-2SS」。統合軍の主力可変戦闘機。往年の名機「VF-1 バルキリー」の発展型であり、VF-1シリーズの後継機で、ファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態への変形能力を持つ。大気圏外で活用され、宇宙空間では空間戦闘力や機動力を向上させるためにSAP(スーパーアームドパック)を通常装備している。シルビーやネックスなどが搭乗。
型式番号「VF-2JA」。統合軍の可変戦闘機。ファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態への変形能力を持つ。大気圏内専用に開発された機体で、カナード翼を装備している。大気圏内用の熱核エンジンを主機としていて、その機体の大ききはVF-2SSよりも一回り大きいサイズとなっている。エースパイロットのネックスもVF-2JAの専用機を使用している。
型式番号「VA-1SS」。統合軍の次期主力戦闘機であり、ロールアウトされた最新鋭の可変戦闘機。ファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態以外に、推力と火力に優れた第4の形態として重攻撃形態のガンドロイドモードへの変形機能を持つ。プロトタイプ機に搭乗したシルビーによるデモ飛行がおこなわれた後、ネックスの専用機が戦闘の中で実戦投入された。
バルキリーの技術を民間機に転用した民間用可変機。ファイターとガウォークの2形態までしか変形ができない。ヒビキが勤めるSNNテレビ局が開発し、所有する複座型の社用機で、現地取材などに使用されている。高速移動のみを重要視して設計されているため、軍事用よりもある程度軽量にできている。また、ブースターを装着することにより大気圏外への進出も可能。
統合軍のガウォーク型の機体。デストロイドとバトロイドの中間的な性格を持つバルキリーの廉価版とでもいうべき機体である。変形機構を持たず、バトロイドとファイターの中間形態であるガウォークのみになっている。そのため、長距離移動には向かないという欠点を持ち、極地防衛戦の際に登用された。戦艦上に配置され、味方艦を防衛する役割などを担った。
統合軍の超大型決戦兵器。マクロスの砲撃戦艦としての機能を発展させた艦。1隻4000メートルに及ぶノプティ・バガニス級が計4隻搭載されている。マクロス艦と同じく砲撃体型へとトランスフォーメーション(反応炉と主砲を直結させ、強攻形態に変形する併称)することもできる。2本の電極の間にエネルギーを貯めて発射する様からこのような名称がつけられた。
マルドゥーク軍の主力バトルスーツ。胸部に操縦席を持つ機動兵器。マルドゥーク人のみが搭乗する機体で、小型ミサイルや肩に伸縮自在のウィングカッターを装備している。そのほかにも、機体各所に装備してある爪を使っての接近格闘戦闘を得意としている。一般兵士タイプと異なるフェフ専用タイプは、少し大きな機体と赤いカラーリングが特徴となっている。
マルドゥーク軍が使用している紫色の指揮官用戦闘ポッド。人型とは大きくかけ離れたフォルムを持ち、主に高級指揮官専用として製造された。主武装としてレーザー砲やミサイルなどが装備してある。ワンマン戦闘ポッドよりも鋭角的なデザインではあるが、機動性や攻撃性など、ワンマン戦闘ポッドと大差がないと思われる。リガードに比べて推力と火力も向上している。
マルドゥーク軍が使用している緑色のパワードスーツ。直接着ることで、戦闘ポッドに比べて俊敏で高い機動性と柔軟な動きが出来る。主武装は背部のプラズマキャノンと中央のレーザー砲、胸部のインパクトキャノン。プロトカルチャー文化の遺産のため、改良などその他の性能に関しては過去にゼントラーディ軍が使用していたパワードスーツと大差がないと思われる。
マルドゥーク軍が使用しているゼントラーディ兵用の戦闘ポッド。生物的なデザインが特徴的で、前大戦におけるゼントラーディ軍のリガードにあたる。手脚を持たない空間戦闘用の機動兵器で、中央のヒレは回転させることが可能になっている。前面と背面のビーム砲などのレイアウトからリガードの発展型であり、高機動性を追求したタイプであろうと見られている。
女性だけの兵士であるメルトランディが使用する紫色のパワードスーツ。このメルトランディ用パワードスーツは、過去の戦闘でまったく碓認されていなかった新しいタイプの機体。主な武装としては、携帯式のビームランサーを持つほか、ミサイルランチャー、インパクトキャノンなども装備している。