希望ヶ丘夫婦戦争

あらすじ

片田舎の住宅地・希望ヶ丘に住む、零細食品会社の宣伝マン・猫田千吉と専業主婦の妻・弘子は、35年ローンでこの家を買ったばかり。ローンは思った以上に彼らの生活を苦しめ、徹底した節約で何とかしのいでいた。そのうえ、千吉は勃起不全で夫婦に夜の営みはなかった。互いに欲望が満たされない夫妻は、それぞれに倒錯的な性の世界へとはまっていく。

ストーリー

『ウルトラマン』シリーズの演出で知られ、『帝都物語』などの大作のほか、『無常』『曼陀羅』など文芸エロス作品も数多く残した実相寺昭雄。今は亡き鬼才が書き下ろし、日活ロマンポルノで映画化された官能小説を、門下生であった高橋巖監督がさとう珠緒、宮川一朗太共演で現代版リメイク。勃起不全となってしまった夫と、肉体をもてあます妻。互いに愛し合いながらもすれ違う夫婦がたどる悲劇と、倒錯した性の世界を描き出す衝撃の官能作。

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