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レディバード・レディバード

レディバード・レディバード

カラオケ・パブで知り合ったマギーとホルヘ。マギーにはそれぞれ父親の異なる4人の子供がいたが、彼女の留守中に起きた火事がきっかけで社会福祉局の視察が入り、マギーは母親不適格とみなされてしまう。子供たちは局の保護下におかれ、親権を争う裁判でも彼女の性格と激しい気質が災いし、結局、子供たちは里子に出されてしまう。子供を失い号泣するマギーにホルヘは優しく接し、やがて二人の間に赤ちゃんが生まれた。しかし、平和な家族風景は長く続かなかった。再び福祉局が子供を奪ってしまう。ホルヘがパラグアイからの政治亡命者だった事もそれに起因していた。そして最悪の事態が訪れる。二人にとって2人目の赤ちゃんは、産婦人科の病室から出ることなく、生まれるやいなや福祉局に保護されてしまったのだ。絶望の二人には互いをののしり合う事しかできなかった…。子供たちを愛しているにも関わらず、自分を偽ることが出来ないために、社会のシステムからは母親として不的確の烙印を押されてしまった女性の生きざまを淡々とリアルに描く筆致が強烈。登場人物に安易に感情移入する事を否定するK・ローチの演出はここでも真価を発揮しており、この重く哀しいドラマを我々はただ眺めるだけになる。これは、眺める事しか出来ないための“心の痛さ”に満ちた苦渋の作品だ。映画が娯楽でさえあればよいと考える観客には、これ以上の苦痛はないだろう。

1994年/イギリス/102分/日本語字幕版
監督:ケン・ローチ
出演:クリシー・ロック、ウラジミール・ヴェガ、モリシオ・ヴェネガス、レイ・ウィンストン

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