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リフ・ラフ

リフ・ラフ

68年の「夜空に星のあるように」以来、なんと25年ぶりの日本公開となったK・ローチ作品。政治的には左派であり、映画にもその芯ははっきり感じられるが、教条臭い所は皆無。透明な眼差しと深いユーモアで市井の人々の日常を描くのが彼の作風であり、下層民を軽蔑して言う題名からもまさに、そのアイロニーは伝わる。グラスゴー出身のスティーブは刑務所を出て、ロンドンの建設現場に職を見つけるが、そこは全くの掃きだめ。賃金は安く、労働条件は最低だった。ある日、拾ったバッグを届けたことから知り合った歌手志望のスーザンと一緒に暮らし始めた彼。ケンカばかりの不器用な愛し方しかできない二人だったが、いつしか堅い絆を育んでいた。そんな時、スティーブに捜索願いが出ていることが分かった。彼の母親が亡くなったのだ…。働く者同士の暖かい連帯がそこはかとなく、若くふらつきがちの二人の愛を支えるさまが微笑ましく語られる。ローチ流リアリズムがそこにあるのだ。’91年カンヌ国際批評家賞他受賞。

1991年/イギリス/94分/日本語字幕版
監督:ケン・ローチ
出演:ロバート・カーライル、エマー・マッコート、リッキー・トムリンソン

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