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THE TUDORS〜背徳の王冠〜シーズン4 第9話 誇り高き男

THE TUDORS〜背徳の王冠〜シーズン4 第9話 誇り高き男

ストーリー

一五四五年、フランスとの戦争はまだ続いていた。めっきり衰えたヘンリーのもとに、ブーローニュで国王代理を務めていたサリーがサンテティエンヌで無謀な戦闘を試み、大敗を喫したという知らせが届く。ヘンリーは枢密院にその審問を命じ、サリーを帰国させて、エドワード・シーモアをその後任に命じる。
枢密院で行われた審問で、サリーは戦争に関する報告は誤りで、すべて誤解であると主張する。しかし、ヘンリーによって新しく大法官に任じられたリズリーが議長を務める審問は、サリーに敵対する勢力の主導で決定的に不利であった。サリーは公職から追われ、それまでの称号もすべて剥奪される。
権力抗争が顕在化するいっぽうで、ガーディナー司教らの異端者狩りもやむことはなかった。キャサリンを隠れプロテスタントと睨んで、いつか彼女を抹殺しようと狙っていた彼の一派は、チャプイスの帰国と死で孤独を深めているメアリーも心理的に巻き込み、しだいに王妃キャサリンにその手を伸ばしていった。
そのひとつが、異端的な説教(化体説を否定)を行っている詩人で宮廷にも出入りしているアン・アスキューの逮捕である。彼女は拷問にかけられ、宮廷にいる同志達の名前を明かすよう迫られる。女性を拷問するのは違法だったが、異端者は悪魔であり、悪魔に男も女もないと、ヘンリーはそれを許したのだ。
 そのヘンリーはその年の一二月に議会で演説を行う。宗教界の分裂を戒め、愛を説いた演説だった。
 フランスとの和平がなった。すでにイングランドの情況は、フランスが大軍を集結させる、皇帝がイングランドを裏切る、膨大な戦費をまかなうため借金はかさむ、疫病が流行…と悪くなる一方だった。八年後にブーローニュをフランスに返還、代わりに大金が支払われるという講和の条件は、ヘンリーにとって悪くないものだった。
 ガーディナーの異端者狩りの輪はしだいに狭まり、王妃の妹アンや侍女達にまで手が及ぶ。しかし証拠となる品を処分してしまったので、アンは辛くも難を逃れる。
 アスキューは拷問にも口を割らないまま火刑に処せられた。拷問で四肢の関節が外れて歩けない彼女は、椅子に乗せられ刑場に運ばれた。友人のアン・シーモアは役人に頼んで彼女の首に火薬の袋を下げさせる。苦しみを少しでも早く終わらせるためだ。
 ヘンリーの健康状態は日に日に悪くなり、王子の成人までもたないだろうと見られていた。幼君を後見する摂政となれば大きな権力が手に入る。サリーは王子を取り巻いているシーモア派を実力で排除し実権を握ろうと企むが、決行の前に逮捕される。サリーが、王が亡くなったら王子を補佐するのは自分だと言ったことや、懺悔王エドワード(11世紀に在位)の紋章を不正使用したことが、王位簒奪を目論んでいる証拠だと見られたためである。ロンドン塔に捕らえられていた間に脱獄を試みたが失敗。これも裁判で有罪の証拠とされる。
 裁判では、サリーはその紋章は彼の祖先が懺悔王から使用を許されたものであり、それゆえ彼にはそれを身につける権利があると主張した。この事実は周知のことであったが、そもそも裁判ははじめから結論ありきだった。ハートフォード伯エドワードらの一派が彼を排するための裁判だったのだ。
 そのために、エドワードはサリーを愛し重用していたヘンリーの耳にもサリーに不利な話を吹き込み、王の気持ちを冷めさせていた。王の愛と後ろ盾を失ったサリーに勝ち目はない。彼は有罪となる。
 ヘンリーはキャサリンと穏やかな結婚生活を送っていた。健康状態の優れない夫の気を紛らわすため、キャサリンはしばしばヘンリーと宗教談義をして、それが論争に及び、異端的なことばを口にしてしまうこともあった。ガーディナーはヘンリーがそんな教養のある知的な妻に辟易しているチャンスをとらえ、これに近づく。そして、王妃の考えは異端であり、彼女を逮捕するための法的な準備が必要だとヘンリーを説得した。

解説

一五三六年、ヘンリー8世とジェーン・シーモアの結婚式が行われた。クロムウェルとその配下のリッチによる宗教改革も着々と進んでいた。この年、議会でも「小修道院解散法」が通過し、英国教会財産査定委員会の調査官達による小修道院の解体・財産没収は苛烈を極めていた。

2010年/アメリカ/50分/日本語吹き替え版
製作総指揮:モーガン・オサリバン 製作総指揮/クリエイター/脚本:マイケル・ハースト
出演:ジョナサン・リース=マイヤーズ、トランス・クームズ、タムジン・マーチャント、ジョエリー・リチャードソン

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