風の次郎吉　-大江戸夜飛翔-（’15年花組・東特・千秋楽）

【あらすじ】
闇夜にまぎれて江戸の町を駆け、悪徳侍や金満商人の屋敷に忍び入っては大金を奪い去る盗賊、人呼んで鼠小僧（北翔海莉）。盗みはすれども殺しはせず、手にした金銭は庶民に与えて姿をくらませる…。そんな謎多き鼠小僧の“昼の顔”は神田界隈で大工仕事を請け負う鳶の次郎吉。少々喧嘩っ早いところが玉に瑕だが、義に熱い次郎吉は多くの仲間達に慕われ、活気溢れる神田の町で賑やかな毎日を送っていた。ある日のこと、次郎吉が仲間と集う居酒屋・かぐ庵に金四郎（瀬戸かずや）という浪人が姿を見せる。その男は、百両もの懸賞がかかる鼠小僧の手掛かりを求めて次郎吉に声を掛ける…。

江戸時代後期、金満商家や私腹を肥やす武家屋敷を狙った窃盗を繰り返し、盗んだ金を善良な貧しい町人たちに分け与えていた伝説の義賊、鼠小僧。この江戸のヒーローの活躍を軸に、遠山金四郎との友情や恋模様を描いた“宝塚版鼠小僧”をお届けします。

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