狼殿下‐Fate of Love‐ 第35話

あらすじ

馬摘星（ばてきせい）と疾沖（しつちゅう）はきったん王に煬（よう）国への援軍を出させまいと、奥の手として前朝の皇族であるへいげん公主と再会させる。ところが、渤（ぼつ）王はへいげん公主を名乗る女を罠（わな）にはめて偽者だと見破る。きったん王に偽者だと信じてもらうため、へいげん公主の顔を知る元宮廷絵師を渤王が捜す一方で、疾沖はその証拠を奪おうとしていた。馬摘星は渤王を足止めするため、ある策を投じるが…。

ストーリー

煬国の奎州城の姫・馬摘星は狼狩山で孤児となり狼に育てられた狼仔と出会い心を通わせていく。だが、ある日、奎州城を訪問した夏侯義が殺され、その犯人と疑われた狼仔は追われる身に。摘星は彼を逃がすためにわざと冷たく突き放すが、その後、彼は崖から落ちて生死不明となってしまう。それから8年。狼仔を思い続けてきた摘星に、父や一族を殺される悲劇が起きる。一人生き延びた馬摘星は、煬国の第３皇子・渤王に命を救われ、王命で彼と婚約。摘星は冷たい渤王に戸惑いながらも、彼に狼仔の面影を感じ惹かれていく。そんな中、正体を隠した賞金稼ぎの風来坊・疾沖が現れ、3人の運命が大きく動き始める―

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