花令嬢の華麗なる計画 第14話

あらすじ

牛の乳で酔った姫元溯を送り届けようとした花琉璃は、庭先で不意に彼と顔が近くなり心をときめかせる。そんな中、英（えい）王が龍井（りゅうせい）坊に開いた店は多額の損を出していた。一方で、花琉璃の店は大繁盛。花琉璃は商売のかたわら、龍井坊から立ち退きを強いられた住民を店で雇い、利益も配分していた。これを知った英王はついに負けを認めて…。

ストーリー

昌隆（しょうりゅう）30年の冬、長く続いた敵国・金珀（きんはく）国との戦いで縉（しん）国を勝利に導いた花（か）家軍。その功績により花家の娘・花琉璃（かりゅうり）は、県主の称号を与えられ、皇帝から都に呼ばれる。しかしそれは、「花家の兵力増長が皇位を脅かす」と言う官吏たちをなだめるためのいわば人質としてだった。そのことを百も承知で都入りした花琉璃は、気が強く武芸の達人でありながら人々を欺くために病弱でか弱い令嬢を装うことに。だが、幼い頃に何度も文（ふみ）を送っていた皇太子・姫元溯（きげんそ）にだけは素顔を見抜かれていて…！？ 芝居を続ける花琉璃とそんな彼女の動向に目を光らせる姫元溯。2人は互いの腹を探るうち、惹かれ合っていき…。

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