息子は友達のペンを取っていないと信じるナンナン。防犯カメラの映像を確認するものの、決定的な証拠は何も映っていなかった。ある日、幼稚園では家族の木を描くことになるが、父親に会ったことのない息子のシアオヤンは父親の姿を描くことができずにいた。そして、シアオヤンはパパがいないとクラスでからかわれ、ケンカになってしまう。一方、ママたちのグループチャットでは、ナンナン親子の根も葉もない噂が飛び交っていた。

ルー・チュワンは市の手芸コンクールに出品するための作品を園児たちに作らせてやってほしいと保護者に依頼する。だが、代表となる作品の決め方について、幼稚園の他のクラス同様にネット投票にするか否かで、保護者の意見が分かれてしまい、見かねたナンナンが子供たちに投票させることを提案する。一方、ナンナンの母ジャオは投資会社のジンに連絡が取れずいらだっていた。初回の入金日なのにいくら待っても入金がないからだった。

酔い潰れてもまだ飲もうとするチェン・ミンミンを守るため、取引先の社長が勧める酒ナンナンも飲んでしまう。その頃、幼稚園ではシアオヤンが担任のルー・チュワンと一緒にナンナンの迎えを待っていた。ルーからの電話で事情を知ったナンナンは慌ててシアオヤンを迎えに行く。足元のおぼつかないナンナンを見かねて、ルーは２人と一緒に帰ることに。翌朝、母の携帯に電話したナンナンは、母が病院に運ばれていたことを初めて知る。

投資詐欺に遭ったと思っていたジャオ・チュンホワは、投資アプリを開くと収益が振り込まれていることに気づき、一安心する。一方、シアオヤンの風邪で、スー・チンを怒らせてしまったナンナン。シアオヤンの体調は回復するも、幼稚園では誰とも遊んでもらえず、仲間外れにされてしまう。何もかも上手くいかないと自己嫌悪に陥るナンナンは、スー・チンが週末に開いている情報交換会で、直接謝罪する作戦を立てる。

ナンナンは自作のパンを持ってスー・チンの情報交換会に飛び入り参加。皆に謝罪し、退園の要望を取り下げてほしいと頭を下げる。スー・チンがナンナンの参加を歓迎すると伝えた時、お手伝いの女性が子供たちがいなくなったと知らせにやってくる。スー・チーの長男イーフーも見つからないことから、子供たちと一緒にいると考えたナンナンはイーフーとのやり取りを思い出し居場所に気づく。その後、母親に叱責されるイーフーを見たナンナンは…。

男に逃げられた妊婦が飛び降り自殺を図っていたため、ナンナンはシングルマザーとしての体験を語って思いとどまらせる。娘の苦労話を聞いたジャオ・チュンホワは、親心から再びお見合いを勧めた。一方、小水滴幼稚園では成績上位50％の子しか勝園小学校に進学できないとの噂が広まる。我が子を名門校に進学させたい母親たちは教育に熱が入るが、経済的に厳しいナンナンは塾代を工面できない。そこでルー・チュワンに助けを求めるが…。

ＰＣに保存してあった、“写真の壁”にする修整済みの写真が突然消えてしまう。ナンナンが焦っていると、卒業記念にする予定で準備していた写真があるから使ってと、ホー・シアオハンが助け船を出す。さらにシアオハンはお菓子の箱を安いからといってネットで買うのは質や衛生面で心配だからと、自ら用意してきた菓子の箱のサンプルを保護者たちに配り始める。仕事が忙しいスー・チンは創立記念日の準備をシアオハンに一任することに。

スー・チンが、簡単で見栄えのする料理を教えてほしいとナンナンに相談をもちかける。ナンナンは月餅を作ることを勧める。チン・ウェイの家へ、家主である従兄がやってくる。滞っている家賃の請求に来たのだ。チン・ウェイは人気のブランドバッグを従兄の妻にと渡して支払いの延期を願い出る。さらに、従兄夫婦には子供がいないことから、チン・ウェイの娘ユエの籍を従兄夫婦に移して学区房の入学資格を譲ってほしいと持ちかける。

ナンナンはルー・チュワンへの疑いを晴らすことができないまま、創立記念日を迎える。幼稚園で開かれたバザーで、グー・ユエとナンナンの会話を聞いてしまったチン・ウェイは、犯人を知ってしまう。ケーキ作りのイベントでは、ジュー・ルーシーが用意したはずのケーキカップが紛失。ルーシーとナンナンは、近くのスーパーへ代用品を探しに行くことに。保護者代表を務めていたルーシーは、勝園小学校の校長と直接会う絶好の機会を逃してしまう。

チン・ウェイは、ナンナンの住む団地が公立の名門校、上華小学校の学区に入ると知って購入を決意する。一方、小水滴幼稚園の保護者の多くはすでに上華の学区房を買っていた。彼女たちは学区拡大に反対する嘆願書を出そうとするが、チン・ウェイはナンナンを持ち出して横やりを入れる。ジャオ・チュンホワは、孫の進学のために家の名義を書き換えたいと娘から言われ、投資会社に家の権利書を返すよう求めるが、うまく言いくるめられてしまう。

学区房の購入を決め手付け金も払ったチン・ウェイだが、契約寸前で売主が値上げをすると言い出し、契約できずに終わった。いらだちながら不動産会社を後にするチン・ウェイに、別の不動産会社の男が、お金がなくても学区房は買えると言って近づいてくる。一方、ジャオ・チュンホワは家の権利書を担保に投資をしていることが娘にバレてしまう。チュンホワは再度、月利は要らないから権利書を返してくれるよう投資会社の担当者に頼み込む。

幼稚園のサッカーの試合当日。ホー・シアオハンは自分の思いに従って娘のヨウヨウと一緒に試合に出ることに。イザベルの父親も参加しウサギ組は奮闘する。その頃、ジャオ・チュンホワは家の権利書を巡り詐欺に遭ったと知りショックで倒れ、救命救急へ運ばれる。後日、幼稚園ではひよこが孵化の時期を迎えていた。だが、ジョウ・シアオヤンのひよこは目をつぶったまま動かない。担任のルー・チュワンは園児たちに命の説明をする。

急死したジャオ・チュンホワとのお別れ会がジョウ・ナンナンの家で行われていた時、突然、不動産業者がやって来て、立ち退きを求める。家の権利書がすでに彼らの手に渡っていたのだ。警察によれば、チュンホワを含む被害者たちは委任状にサインしたため、業者の行為は違法ではない。スー・チンからは、法的にはナンナンの家ではないため、引っ越すべきだと忠告される。幸い、スー・チンの夫が無償で弁護を引き受けることになったのだが…。

スー・チンは夫に専業主婦になるように言われる。ジョウ・ナンナンは部屋探しを始めるが、予算の範囲では近所に借りることはできそうにない。気落ちして帰ってくると、家の家財がすべて部屋から持ち出され、通路に放置されていた。荷物を部屋へ戻そうとするナンナンをルー・チュワンが引き止め、驚きの提案をする。義母に手を焼くホー・シアオハンは、寝室のカギを義母から取り返すこと、学区房の家へ親子３人で引っ越すことを夫に提案する。

顧客と食事をしていたジョウ・ナンナンは、若い女性と仲睦まじげに歩くリー・シウピンの姿を目撃する。その頃、リーの妻、スー・チンは仕事を辞めて専業主婦になることを決意していた。銀行が大口の顧客との取り引きを行うことを聞きつけたチェン・ミンミンは、自分に担当を任せてほしいと課長に直談判。だが担当は顧客の指名でナンナンに決まっているうえ、他の営業主任からチェンに顧客を取られたとクレームがあり上層部にも伝えたと聞かされる。

ルー・チュワンと母親の関係を修復しようとするジョウ・ナンナンは、彼の好きな料理を作って喜ばせようとしたが上手く作れず、ルーの誕生日に、母親を家に呼んで作ってもらうことに。料理は食べてくれたものの、簡単に解決できる問題ではないことを、ナンナンは改めて思い知るのだった。一方で、スー・チンの家政婦が娘の出産を控え、１カ月休むと言う。家事に慣れていないスー・チンは料理に奮闘するも、夫には冷たくあしらわれてしまう。

会話中に携帯を気にするリー・シウピンが気になったジョウ・ナンナンは、リーの後をつけてホテルへ。そこでリーの助手を見かけ、後を追おうとしたところでリーに出くわす。自分も顧客に会いに来たと言い訳するナンナン。ホテルの前で立ち話をする２人を目撃したチン・ウェイは、植木の陰から２人を盗撮する。銀行ではチェン・ミンミンがウー課長にセクハラされたと頭取に訴える。課長が停職になったことに不満を持つナンナンは、ある作戦を思いつく。

城商銀行に現れ、ジョウ・ナンナンを指名した大口顧客は、彼女と６年前に別れた元恋人のヤン・シュオだった。外国から帰国したヤン・シュオは同窓会でナンナンのことを聞き、会いに来たのだ。一方、チン・ウェイは不動産業者から頭金の振り込みを催促される。何としても学区房を手に入れたいチン・ウェイは、ある決意を固める。スー・チンは差出人不明のメールを受け取り、ナンナンと夫の親密そうな写真を見たことから、疑いを抱き始める。

遊園地で思い思いに過ごすウサギ組の親子たち。ジョウ・ナンナンが配ったケーキを他の母親たちもおいしそうに食べていたが、チャットグループに匿名のメッセージが届いたことで雰囲気は一転する。ナンナンがホテルの前でリー・シウピンと談笑する写真が添付されていたのだ。一瞬にして２人の不倫を疑う保護者たち。ナンナンは否定するが、事情を聞かれても理由を話すことができない。写真を見たスー・チンは先に帰ってしまう。

ジョウ・ナンナンから事情を聞いたスー・チンは、事実を明らかにするために法律事務所へ向かう。ナンナンの協力で夫の不倫相手を突き止めたスー・チンは、帰宅した夫に離婚を迫るが、夫は承知しない。幼稚園では、保護者から噂話を聞いた園児がジョウ・シアオヤンはリー・イーウェンの父親を取ったと言い始める。ナンナンは、チン・ウェイがナンナンが起こそうとしている詐欺事件の訴訟に興味を持っているらしいとルー・チュワンから聞く。

ジュー・ルーシーは夫が家に戻らず、宝石もなくなったことで焦りを募らせ、チン・ウェイは借金を重ねて行き詰まり、スー・チンは離婚を決意し夫のリー・シウピンに伝えていた。ジョウ・ナンナンは誕生日会にウサギ組の保護者を招待し、スー・チンと仲直りしたことをみんなに示す。ナンナンへの誤解は解け、関心は写真の送信者に移る。銀行から辞職を迫られ就職先が見つからないナンナンに気づいたルー・チュワンはケーキ店の開業を勧める。

ティエン・ヨウヨウに、性別違和の疑いがあると言われたホー・シアオハン。家庭環境に原因があることを指摘され、いつも男の子ばかりを褒めて女の子を軽視する義母が原因だと知ったシアオハンは、ヨウヨウと家を出て行くことを決意する。銀行から解雇され、元気のないナンナンを、気分転換のために外へ連れ出したルー・チュワン。いつか自分のケーキ店を開きたいと夢を語るナンナンのもとへ、嬉しい知らせが舞い込む。

ルー・チュワンはジョウ・ナンナンの夢のために投資を申し出るが、ナンナンは安定した収入を得るために、オファーのあった会社に就職する。新しい職場では、同僚たちがナンナンを喜んで迎え入れてくれた。だが、新しい職場で見たのは、就職先の社長と話をするヤン・シュオの姿だった。ホー・シアオハンと娘のヨウヨウは、学区房のマンションで生活を始める。ヨウヨウは近所にある上華小学校のサッカー場を見つけ、あの小学校へ行きたいと言う。

リー・イーフーは、両親が親権を巡って言い争うのを耳にする。自分が厄介者扱いされていると思い込んだイーフーは、ますます親に反抗していく。週末に子供に会うことを許されたヤン・シュオは、平日にもかかわらずジョウ・ナンナン親子を強引に夕食に誘う。さらに復縁を切り出すが、ナンナンに拒まれる。イザベルは、友達にからかわれてカッとなりケガをさせてしまう。母親のジュー・ルーシーは夫に知らせようとするが、またもや連絡が取れず…。

ジョウ・ナンナンはシア社長にヤン・シュオのアシスタントを命じられる。ヤン・シュオは幼稚園でナンナンたちを待ち伏せて、報告書にミスがあるから自分の家で確認しながら修正しようと提案。明日の朝必要な書類だと言われ、ナンナンは仕方なく従う。後日ヤン・シュオは幼稚園のルー・チュワンの元を訪れ、自分が購入した学区房にナンナンたちを住まわせると宣言する。その頃ナンナンはチン・ウェイに裁判で証言してくれるよう説得を続ける。

持っていたスーツケースをルー・チュワンに奪われたジョウ・ナンナンは、中に入っていたのは処分する予定の洋服だったことを息子にだけ打ち明ける。引っ越さないと聞いて大喜びするシアオヤン。グー・ユエが２日も休んでいることを心配したナンナンは、チン・ウェイの家を訪れる。チン・ウェイが娘の仮病を使ってお金を集めようとしていることに気づきやめさせようとするが、チン・ウェイは聞く耳を持たない。するとそこへ借金取りが現れる。

裁判が無事に終わり、スー・チンとお祝いをしていたジョウ・ナンナン。リー・シウピンとはもう元に戻れないと言うスー・チンだが、２人の子供たちが傷つくことを恐れ葛藤していた。ホー・シアオハンの妊娠を知った義母は、仲直りをしようとシアオハンを訪ねるが、冷たくあしらわれてしまう。ナンナンは夢だったケーキ店を開き、営業活動に励んでいた。塾に行けないシアオヤンのために“学習計画”を作成し、家で必死になって勉強させるが…。

スー・チン夫婦は家族旅行で関係修復を図るが互いの気持ちを確認することになる。新学期が始まる。リー・イーウェンに表向き廃止されたはずの推薦枠の話が届く。文化祭が例年より早まったことが推薦と関係があるのではないかと噂が広がり、チン・ウェイはピアノの演奏で推薦枠を得ることに一縷の望みをかける。その頃、ヤン・シュオがコネを使って特別クラスの選抜枠の話をつけていた。ルー・チュアンは反対するが、ジョウ・ナンナンとシアオヤンは…。

スー・チンに誘われて保護者の面接指導に参加したジョウ・ナンナンは、子供に勉強だけでなく習い事をいくつもさせている親に圧倒される。スーパーへ買い物に出かけたスー・チンは、以前、長男のために弁護を降りたクライアントと偶然再会する。母が自分のために仕事を辞めたとは知らなかったリー・イーフーは、仕事に戻ってほしいとスー・チンに伝える。ＳＮＳにあげた動画のおかげでナンナンのケーキは飛ぶように売れ始めた。

ジョウ・ナンナンの許可を得てジョウ・シアオヤンと一晩一緒に過ごすことになったヤン・シュオ。しかし息子からは、ルー・チュワンのことばかり聞かされる。思わず、自分とルー・チュワンのどちらが好きか尋ねると、思わぬ答えが返ってきた。一方、何としても娘を勝園小学校に入れたいチン・ウェイは、文化祭での出し物を必ず成功させるよう娘に言い聞かせる。そして迎えた文化祭。シアオヤンの司会で幕が上がったが、思わぬ悲劇が子供たちを襲う。