ジョングォンが一般病棟に移ったという知らせをヨンシンから聞き、胸をなでおろすギョンス。一方、スクチョンは夫が退院すれば慰謝料ももらえずに家を追い出されるのではないかと心配でたまらず、病院を訪れて様子を探る。そんな中、ヨングはオボクと一緒にピルソンの実家を訪問。畑仕事をするピルソンの母親を手伝って、食事をごちそうになるが…。

ミンギョンやソンチャンの忠告にまるで耳を貸さず、自宅に居座ってジョングォンの退院を待つスクチョン。ジョングォンは帰宅するやいなや、秘書たちに命じてスクチョンを家から追い出してしまう。身ひとつで放り出されたスクチョンはギョンスの家に押しかけて、強引に同居生活を始める。ごはん屋の常連客たちは、夕食の席に現れたスクチョンを見て戸惑うが…。

ジョングォンの回復が遅れ、しばらく療養が必要となる。ミンギョンはジュニョンを後継者の座に就けようと企み、ジョングォンの娘捜しを妨害しようとする。そんな中、スクチョンはギョンチョルがジョングォンの見舞いに行ったと知り、様子を聞き出す。一方、久しぶりにごはん屋を訪れたヨンシンは、平穏だった頃に戻れるはずだとギョンスを励ますが…。

スクチョンはジョングォンの家を訪れ、自分が看病をしたいとミンギョンに話すが、猛反対される。ジョンウはスクチョンが離婚に応じると聞き、離婚させてから看病を任せればいいと考えるが…。一方、オボクはダジョンの家で大学受験の勉強を始める。仲睦まじい２人の様子を目にしたセジンは、ダジョンの結婚相手にしては物足りないとオボクに不満を抱き…。

ジョングォンに慰謝料の希望額を聞かれ、要らないと答えたスクチョン。償いをしたいと言うスクチョンに、ジョングォンは再び心を開き始める。ミンギョンは２人が離婚をするどころか、よりを戻すのではないかと不安を抱く。一方、ピルソンはヨングに自分からプロポーズをしたいとメンスンに相談。町の人々は、ヨングに内緒で着々と準備を進めていき…。

部下のオ室長が録音したデータを聞いたジョングォンは、ジョンウとミンギョンの裏切りに衝撃を受け、食事もとらず寝室にこもりきりになる。やがてジョングォンは離婚を思いとどまり、家に戻ってきてほしいとスクチョンに伝える。ヨンシンはごはん屋に戻って暮らそうとするが、ギョンスに反対され、ごはん屋の常連客の前でギョンスを愛していると宣言するが…。

ヨンシンは自分の母親を死に追いやったスクチョンに復讐心を抱く一方、ギョンスを失いたくないという気持ちから彼女を許そうとする。ところがギョンスは自分の実母だからという理由で許す必要はないとヨンシンに告げ、申し訳なさに耐えられないと打ち明ける。そんな中、ジョングォンはヨンシンの父親を捜してやりたいとスクチョンに相談するが…。

ヨンシンの父親が見つかりそうだと喜ぶジョングォン。ソンチャンは、スクチョンが偽の父親をヨンシンに会わせようとしていることを責める。そんな中、ヨングとピルソンが両家顔合わせを終え、ギョンチョルが使っている部屋で新婚生活を始めることになる。セジンの提案でギョンチョルがごはん屋の部屋を使うことが決まり、ヨンシンは帰る場所を失うが…。

父親との再会を待ち望んでいたヨンシンは、数年前に父が病死していたという調査結果を知って気落ちする。ヨンシンから報告を受けたギョンスは、この世界で独りぼっちになったという言葉を聞いて胸を痛める。一方、スクチョンはヨンシンを家から追い出そうとするが、ヨンシンを娘のようにそばに置いて暮らしたいというジョングォンの意思は変わらず…。

スクチョンから引っ越せと言われたヨンシンは、自分の母を殺した理由を知るまでは出て行けないと宣言する。スクチョンはヨンシンが自分を陥れようとしているのだと言い張り、兄に金を払ってジョングォンの前でウソをつかせる。夜中にジョングォンの家を追い出されたヨンシンは、スクチョンが準備した部屋ではなく、ギョンスのごはん屋へと向かうが…。

伝統的な結納の儀式を経て、ヨングとピルソンの結婚式が行われる。出席者の二次会がごはん屋で開催された後、ヨンシンはギョンスの皿洗いを手伝うが、ジョンフンに見られる前に帰れと告げられる。ジョンフンは早く自分のもとに戻ってこいとヨンシンに伝えるが…。そんな中、宮殿が倒産寸前となり、ミンギョンはヨンシンを呼び戻すしかないと考えて…。

ギョンスは盗まれた秘伝の書を取り返すために宮殿へ向かうが、スクチョンは悪びれもせず「母親である自分に伝統の味を受け継ぐ資格がある」と言い張る。そんな中、宮廷料理をテーマに、ヨンシンとスクチョンの料理対決が行われる。スクチョンは、自分が負けたら宮殿を去ると約束し、ヨンシンが負けた場合はギョンスの前から消えろと告げるが…。

新婚旅行から戻った幸せいっぱいのヨングとピルソンは、メンスンや町の人々に挨拶をする。オボクの支えによってダジョンもすっかり元気を取り戻し、ごはん屋に以前のような明るい雰囲気が戻ってくる。一方、ヨンシンは海鮮料理でスクチョンと2度目の対決をすることに。最上級アワビを手に入れるため、ギョンスはヨンシンと共に海女を待ち続けるが…。

3度目の料理対決でスクチョンを打ち負かし、逆転勝利を果たしたヨンシン。ジョングォンはヨンシンに厨房を任せると約束し、スクチョンは宮殿を出て行くことになる。ミンギョンとジョンウをはじめ、ギョンスや町の人々もヨンシンを祝福する。そんな中、ミンギョンは、スクチョンとオ室長がヨンシンの父親を死んだことにしたという会話を耳にして…。

スクチョンが自分の母親の写真を処分しようとした理由は、ジョングォンに見られたくなかったからではないかと察したヨンシン。スクチョンはジョングォンに真実を知られることを恐れ、ヨンシンを拉致しろとオ室長に命じる。一方、ダジョンとオボクはヨンシンが夜遅くまで帰宅せず、携帯電話もつながらないことを心配して、ギョンスのもとへ向かうが…。

スクチョンに監禁されたヨンシンは、自分がジョングォンの娘であると確信。その頃ギョンスもヨンシンが拉致された理由に気づき、ジョングォンにヨンシンの母親の写真を見せようとするが、ヨンシンを殺すとスクチョンに脅されて身動きが取れなくなる。そんな中、ソンチャンはスクチョンのスマホを盗み見て、ヨンシンの居場所を突き止めようとするが…。

ギョンスはヨンシンを救い出すが、頭にケガを負って深夜に救急車で病院に運ばれる。オ室長から連絡を受けたスクチョンは病院に駆けつけ、手術室の前でヨンシンや町の人々を責め立てる。一方、ミンギョンはヨンシンを拉致した犯人を突き止めようとする。ジョンウは罪悪感にかられて、ヨンシンについてウソをついたことをジョングォンに白状するが…。

意識を取り戻したギョンスは、記憶をすべて失っていた。スクチョンはこれまでの悪い記憶が消えたことはむしろ幸いだと考え、もう息子に関わるなとヨンシンに告げる。ギョンスは促されるままにスクチョンを“母さん”と呼び、ジョングォンの家で同居を開始する。そんな中、ギョンスは自分の身分証の住所をたよりにごはん屋を訪れ、ヨンシンと再会するが…。

ジョンフンと会うよりも、ギョンスとの団らんを楽しむヨンシン。しかしギョンスはスクチョンのせいでヨンシンが苦しんでいることに罪悪感を抱く。一方、ダジョンは相変わらずヨンシンにレシピの開発を迫るが、厨房の仕事があるとはねつけられる。ミンギョンはスクチョンを追い出すため、ヨンシンがダジョンにレシピを教えたことを暴く告発書を作るが…。

ダジョンをかばって店を去ったヨンシンは、ギョンスと釣りに出かけて和やかな時間を過ごす。その頃、宮殿ではジョングォンが酔い覚ましスープのレシピ開発を急げとソンチャンに命じるが、ヨンシンを失ったスクチョンは手をこまねいていた。スクチョンはダジョンを利用して、「ミンギョンに指示されて告発文を書いた」と偽の証言をさせようとするが…。

スクチョンはヨンシンが宮殿に戻って働くつもりがないことを知り、ギョンスとのあらぬ噂を流すと脅してでも連れ戻せとダジョンに命令する。これを知ったヨンシンは思い悩んだ末、ダジョンがスクチョンに利用されていることをワンスに相談する。激怒したワンスは宮殿を訪れてスクチョンに会い、ダジョンを強引に連れ出して仕事を辞めさせるが…。

宮殿にダジョンの荷物を取りに行ったセジンとメンスン。スクチョンは警察を呼ぼうとするが、怒り狂ったメンスンに髪の毛をつかまれて引き下がる。一方、ヨンシンは同居を解消しようとするギョンスにその必要はないと伝え、もし後ろ指をさされても耐えられると話す。ジョンフンはヨンシンに避けられる理由がわからず、ごはん屋にやってくるが…。

ヨンシンに手を出せば、自分が息子であることをバラすとスクチョンに宣言したギョンス。スクチョンは自宅に閉じ込められているダジョンを呼び出し、電話で噂を流してヨンシンを脅せと命じる。オボクはダジョンが消えたことに気づいて宮殿に駆けつけるが…。そんな中、スクチョンはジョングォンが釣りに行った日は自分に冷たくなる傾向を感じて…。

ヨンシンを恋人同伴の集まりに誘ったジョンフン。しかしヨンシンは釣りがあると断り、友達として付き合おうと告げる。これを知ったギョンスは驚くが、ヨンシンはジョンフンと一緒にいると息苦しさを感じるようになったと正直に打ち明ける。そんな中、ジョングォンは健康上の理由で引退することを家族に発表し、スクチョンを次期会長に指名するが…。

ダジョンが流した噂のせいで、町はヨンシンとギョンスが男女の仲だという話題でもちきりになる。セジンは生き残るためだと開き直るダジョンの態度に驚き、ミンギョンの縁談を受け入れてジュニョンと結婚させようとする。ところが、驚くべき条件を提示されて…。一方、事情を知ったジョングォンは、ヨンシンを自宅で預かるとギョンスに提案するが…。

ジョングォンの家族は、住み込みの家政婦がヨンシンだと知って仰天。ミンギョンやジュニョンはヨンシンを歓迎するが、スクチョンは自分の秘密をいつ暴露されるかと気が気でない。ジョングォンはヨンシンを娘のようにかわいがり、ジョンウに若い女性向け服を買ってくるように指示する。結局ジュニョンがヨンシンのためにデパートで服を選ぶことになり…。

ヨンシンの部屋で母親の遺影を目にしたスクチョンは、ある事実に気づいて衝撃を受ける。故人の写真を飾るなと言われたヨンシンは納得できず、目障りなら部屋に入らなければいいと反抗する。スクチョンはヨンシンを追い出すために１週間以内に家を探せとソンチャンに命じるが…。そんな中、ジョングォンとジョンウはごはん屋の夕食会に参加して…。

１枚きりの母の遺影が部屋から消え、スクチョンが片づけたのではないかと疑うヨンシン。スクチョンはシラを切り通すが、ミンギョンもスクチョンのしわざではないかと疑う。その頃、ソンチャンはスクチョンに命じられて盗んだ写真を破り捨てようとするが、ためらいを感じていた。ジョングォンは家族を全員リビングに集めて、深夜まで写真を捜し続けるが…。

ギョンスに養子縁組を断られたジョングォンは、ヨンシンが自分の娘であるとも知らず、養女に迎えて後継者にしたいと考える。これを知ったスクチョンは何としても我が子のギョンスを養子にすべく、頭を悩ませる。一方、ギョンスはヨンシンにフラれたジョンフンに「不純な動機で子育てをしたのか」と責められ、ヨンシンに迷惑をかけたくないと考えるが…。

ジョングォンの養女になるよりも、ギョンスと今までのような生活を続けたいと望むヨンシン。ワンスはそれは愛ではないと諭すが、ヨンシンは自分にはギョンスしかいないと言い張る。そんな中、オボクは久々に家の外に出てきたダジョンを美容院に連れて行き、ごはん屋で食事をする。ワンスとセジンはダジョンが少しずつ元気になってきたことを喜ぶが…。