ウンに家まで送ってもらう途中、バス停で倒れてしまったユミ。雨の中、自分を抱きかかえて病院まで走り、新しい着替えまで買ってきてくれたウンの優しさに心を打たれ、自分からデートに誘う。翌日、ユミはデートのためにワンピースを新調してウンの所へ向かうが、途中でコーヒーをこぼしてしまいウンの家で洗濯をすることに。２人きりになりドキドキが止まらないユミとウンの心の中には、それぞれ下心細胞と下心サウルスが出てきて…

ウンと一緒に会社を立ち上げた２人の仲間は男性だと思っていたユミ。しかし、そのうちの１人であるソ・セイは女性だと知り動揺する。ウンの家で出されたゆず茶をセイの手作りだと疑うユミは、そのことをウンに問いただしたいと思いながらも聞けずにいた。ウンとつきあって初めてのユミの誕生日。彼氏に祝ってもらう誕生日は３年ぶりだと浮かれるユミだったが、突然ウンの会社へ行くことになり、セイのひと言にショックを受ける。

ユミの誕生日を初めて２人で祝うことになったウンは、喜びとは裏腹におなかを壊してしまい部屋に上がってすぐトイレにこもりきりに。散々なパーティーになったものの、ユミの介抱で２人の距離は縮まり２泊３日の旅行へ出かけることに。すぐに満室になってしまう大人気ホテルの予約を頼まれたユミは、ウンを喜ばせようとやっとの思いでオーシャンビューのダブルルームを予約したが、その部屋には重大な秘密が隠されていた。

自分より恋人を優先するユミと、人生で一度も他人を優先させたことのない自分第一主義のウン。友人たちから彼氏がいないと思われているユミは、同級生の結婚式にウンと一緒に参列し、ウンを紹介することを約束する。多忙なウンは参列を断るが、ユミは３年前に別れた元カレが結婚式に来ることを知り、どうしても一緒に来てほしいと懇願する。結婚式の当日、仕事が終わらず徹夜したウンは、ルイとセイから恋人の友人の結婚式にまで参列する義務はないと言われ…

元カレのウギから結婚するという話を聞かされたユミは、思わず自分も来年に結婚する予定だと言ってしまう。そこにウンが現れてユミはピンチに陥るが、ウンが機転を利かせてくれたおかげで、その場を切り抜ける。しかしユミが結婚するという話は、友人たちの間に広まってしまう。その話を聞いてしまったセイは自分の気持ちに気付く。一方、マラソン大会に出るために公園で練習していたユミは、知らない男性に話しかけられる。

ユミは、セイがウンと同じマンションに引っ越したことを知る。しかもセイは、物を借りるために何度もウンの家を訪れていた。それを秘密にしていたウンをユミは責めるが、ウンは謝ろうとしない。ユミは頭に来て出ていくが、ウンは追いかけてこなかった。翌朝になっても電話もメッセージも来ていなかったため、理性細胞が別れアラームをセットする。けんかして24時間たっても連絡がなければ別れたことになってしまうが…

日記のように書かれているユミのＳＮＳを見たボビーは、ユミに文才があることを見抜き会社の公式アカウントの挨拶文を書いてもらえないかと依頼する。ユミが作家細胞と共に何時間もかけて作った挨拶文はマーケティング部のソ部長に気に入られ、マーケティング部への異動を打診される。会社で一番の花形である部署への異動ということで励ましと勇気をもらったユミだが、ウンと意見がぶつかり機嫌を損ねてしまう。

ウンと一緒に暮らし始めたユミは、これまで見たことがなかったウンの隠された一面を見てますますウンに引かれていく。マーケティング部への異動も決意し、仕事も恋愛も順調なユミは結婚への思いを強めていくが、理性細胞と愛細胞はウンの結婚願望が心の奥底に沈んでいることを知っている。ウンの仕事が軌道に乗るまで結婚を待ってあげたい気持ちやウンに結婚する気があるのか聞きたい気持ちなどが交錯する中、ユミが出した答えとは…

ユミに自分と結婚する気があるのかと聞かれたウンは、答えられず黙り込んでしまう。細胞たちが今の状況などを考えて答えを出した瞬間、ユミに悩まなくていいと言われ、ウンは答える機会を失ってしまう。そのあと、ウンが仕事へ行くのを見送ってからユミはカフェに入る。するとそこへボビーとその彼女がやって来て別れ話を始める。ボビーたちが帰ったあと、ユミは２人が座っていた席に指輪が置いたままになっていることに気付く。

ユミの家から出ていくと言うウン。ユミは自分が結婚の話をしたせいなのかと聞くが、ウンは答えない。家を出る日、テーブルに乗って蛍光灯を替えていたウンは、ユミが大切にしていたテーブルの脚を折ってしまう。修理を頼もうとしたが、できないと言われてしまったため、新品を注文する。ユミは何度もテーブルのお金を払わなくていいと言ったが、結局ウンはユミの口座に振り込む。その瞬間、ユミの愛細胞に異変が起こる。

ウンと距離を置くことにしたユミは、仕事が終わったあとにやることがなくなってしまう。そこで理性細胞は、ユミがウンとつきあう前はどうやって過ごしていたのかをタイムマシンに乗って確かめに行く。いろいろなことがあって疲れてしまったユミは休みを取って実家へ帰る。久しぶりに両親に会っておいしい物をたくさん食べて楽しく過ごす。実家から帰ってきた夜に、ユミは夢の中で小さな村へ行き、そこで掲示板を見つけるが…

テグクのマンシク殺害の証拠を持つヨンダルが、スチョルの指示で自殺を装って殺される。ジェミンはテグクに、シャロンの件は自分のせいだ、ソナを苦しめないでくれと頼む。ヨンダルが隠していた映像を手に入れたソナは、川で父親を殴打するテグクの姿を見て衝撃を受ける。ソナは、テグクに映像を突き付け、自分こそポン・ビンナだと明かすが…。

ソナに向かって突進するトラック、ヘランはソナを突き飛ばし自分が轢かれる。テグクにソナの始末を命じられたスチョルの仕業だった。生死の境をさまようヘランを見て、母と呼ぶことも、娘と呼ばれることも拒否していたソナは後悔の涙を流す。一方、ソナがビンナだと今になって知ったサンヒョクは、ジェギョンと離婚してソナとよりを戻す気満々だ。

ソナはジェイキャピタルのカン社長から、テグク製菓の裏帳簿の話を聞き、それを手に入れようとする。ソナはサンヒョクを、ジェギョンと離婚する前にテグクの裏帳簿を見つけてとたきつける。会長への復讐だと言われもっともだと思うサンヒョク。一方、ヘンシルの前にコ・ドックと名乗る男が現れる。どうもヘンシルと昔付き合っていた男のようだが…。

ドックが会社にまで現れ、ソナとグムドクに事情を聞かれているのを知って不安になったジェギョンは、スチョルにドックの調査を命じる。ドックには娘がいて、自分の肝臓移植のドナーとして娘を捜しているのは分かった。しかし、なぜ娘ではなく自分に会いに来るのか分からない。ヘンシルの後をつけたジェギョンは、ドックとヘンシルの会話を聞くが…。

ドックが自分の実父であることを知り、ジェギョンは衝撃を受ける。自分の父はあくまでテグクだと信じるジェギョンは、このことを決して誰にも知られてはならないと心に誓う。ソナとソジュンの会話を聞いて、ソジュンのソナへの思いを知ったジェミンは…。一方、すっかりソナと再婚するつもりのサンヒョクに、ソナは早く裏帳簿を見つけてと催促する。

ソナは、ジェギョンの破り捨てたドックとの親子鑑定書を手に入れ、ジェギョンがテグクの娘でないことを知る。これを利用して、ソナは社長の座をジェギョンからジェミンに戻させようと考える。一方、ソナに知られたジェギョンは鑑定書は偽造だと言い張るが、ソナは新たに再発行された鑑定書を突き付け、テグクとジェギョンの親子鑑定も行うと告げる。

ジェギョンはソナを収賄の罪で陥れようとする。ジェギョンの仕業だと知ったソナは、理事解任を言い渡すテグクに、無実を証明すると言う。車のトランクに金を入れた人物を調べようとするが、なかなか証拠は出てこない。ジェミンは、ヘランの事故も今回の賄賂の件もスチョルとジェギョンの仕業だとにらむ。理事解任の期日が迫り、焦るソナだが…。

ソナの収賄がスチョルによる捏造だと分かり、ソナはテグクにジェギョンの指示だと訴える。犯人だと決まったわけではないとジェギョンをかばうテグクに、ジェギョンはあなたの娘ではないとソナが言いかけると、スチョルが突然現れ…。一方、ヘラン宛てに刑務所から手紙が届く。不審に思ったジェギョンは、刑務所にその女性オム・チュンジャを尋ねる。

チュンジャの口から出たのは驚くべき言葉だった。ジェミンはテグクの子でも、ヘランの子でもない！　この間、実父の問題で苦悩していたジェギョンは笑顔で、このカードをどう使うか頭を働かせる。親子鑑定のため、寝ているヘランの髪の毛を抜き、ユン家に嵐が吹き荒れるとつぶやくジェギョン。一方、ついに目覚めたヘランとソナは涙を流して抱き合う。

ソナはジェギョンから、ジェミンがテグクの子ではないと聞いたとヘランに告げる。ヘランは驚きながらも覚悟を決めジェミンを呼ぶ。あなたはテグクの子でも私の子でもない、でもわが子として愛情込めて育てたと…。ジェミンはショックのあまり、ヘランの言うことを受け入れられない。ジェギョンは、このことがいつ父にバレるか楽しみにしているが…。

テグクはソナに、ヘランの娘だから、ここで一緒に住んではどうかと誘う。ソナを殺そうとしたテグクの態度の変化に、ジェギョンは不信を抱く。グムドクはジェミンに、テグクはあきらめていない、ソナの命が危険だと警告する。ヘランもジェミンの実の父母は知らない。チュンジャを捕まえたソナとヘランは、ジェミンの両親は誰だと問い詰めるが…。

ジェミンはチュンジャが病院から誘拐した子だった。チュンジャは病院の名前は忘れたとうそぶく。ソナは警察へＤＮＡ登録したらと言うが…。ジェギョンはチュンジャから大金と引き換えにジェミンの母の情報を聞き出す。なんとそれは、病院で生き別れた子を今でも必死で探しているボクスンだった。一方、サンヒョクはジェギョンの後をつけ病院に行くが…。

ジェギョンがテグクの娘でないことを知ったサンヒョクは、財産分与は諦めてさっさと離婚する、ソナの無実を証明するブレスレットも明日ソナに渡すと約束する。車のトランクにブレスレットを隠すサンヒョクだが、それを見たジェギョンは…。スチョルから報告を受けたジェギョンは、テグクがマンシクを殺害し、ヘランが復讐を狙っていることを知る。

ドックに病院に呼び出されたジェギョンとヘンシル、そこにテグクがやってきて、ジェギョンが娘でないことを確認する。２人は泣きながら許しを請うが、テグクの怒りが静まるはずもない。一方、ギテク殺しでジェギョンに頼まれ、ソナに不利な嘘の証言をしたファリンが海外から帰国する。ソナとジェミンは、偽証したことを証言してくれと頼むが…。

テグクは遺言書からジェギョンの名前を消し、ジェギョンは飼い犬以下だと憤る。スチョルはテグクに、テグクのマンシク殺害をジェギョンは知っていると、テグクの弱みを握っていることを匂わす。ジェギョンは、サンヒョクから奪ったのブレスレットを溶かして処分するようスチョルに命じる。証拠は永遠に消えたとソナを嘲笑うジェギョンだが…。

ジェミンは裏帳簿がテグクのベッドの下にあることを知り持ち出す。しかしそれはニセの裏帳簿だった。テグクはジェミンとソナを疑うがヘランのことは信じていた。マルジャがボクスンに結納の品を贈りたいというと、ソナは高額な商品のリストを送りつける。テグクはジェギョンに、ソナをヘランとジェミンから引き離せば、娘でいさせてやると約束する。

ヘランはボクスンの末っ子ソヒョンのいなくなった状況が、チュンジャがジェミンを拉致した状況と似ていることに気付く。ソナに話すが、警察の連絡を待とうという話になる。そして、ついにＤＮＡが一致した人が見つかったと、ボクスンに連絡が来る。一方、ジェミンにも一致した人が現れたと連絡が…。警察に駆け付けるジェミンの前に現れたのは…。

婚礼の打ち合わせに式場を訪れたサンヒョクの目の前に、ウエディングドレス姿のソナとジェミンが現れる。その頃、山のような結納品を持って韓屋ベーカリーにやってきたマルジャとサンミは、ボクスンに受け取りを拒否される。私の方から結婚しようと言った覚えはないというソナ。マルジャは全財産を注ぎこんだ結納品が行き場を失い、言葉も出ない。

ジェギョンはテグクに、ジェミンの出生の秘密を暴露し、あまりの衝撃にテグクは倒れて入院する。ジェギョンとの離婚成立まで1か月、熟慮期間中のサンヒョクは突然、離婚申請を取り下げると言い出す。テグク製菓の警備室で働き、ジェギョンがギテクを突き落とす現場を撮影していたドンスが海外から帰国する。情報をつかんだソナたちが訪れると…。