ジャギョンが系列病院のＶＩＰ病棟にジョンボクを隠していることを突き止めたドゥルホたち。またもジョンジャを掃除のおばさんに扮装させ、地下駐車場におびき出して拉致することに成功する。その頃、ソミはジユンの裁判に臨んでいた。一時は追い込まれるソミだったが、間一髪のところでドゥルホがジョンボクを証人として法廷に立たせることに成功、裁判は勝利に終わる。そんな中、匿っていたはずのチャンフンがジャギョンによって拉致されてしまう。

チャンフンはかつてアン・ソングンという名前でテサン福祉院という施設で働いていた。犯した罪を償うべきだと告げたジャギョンは、その場でチャンフンを殺してしまう。ドゥルホたちが駆けつけた時にはすでに手遅れだった。ジョンゴンが薬物による他殺だという証拠を手に入れたドゥルホだったが、チャンフンがジョンゴンを殺したという遺書が見つかりチャンフンの死も自殺と断定されてしまう。30年前のテサン福祉院の事件を調べ、明らかになったこととは。

父親がテサン福祉院に人を送り込んでいたことを知り、ショックを受けるソミ。ジャギョンの妹ヘギョンが行方不明だと知ったドゥルホ。ジョンゴンもまた二人の行方を捜していたのだった。一方、テサンの事件に関わっていた人物が消されていることに気付いたドゥルホは、次に狙われるのが会長の主治医であるグクイル病院の院長キム・セフンだと推測する。しかし直接本人に忠告するも、聞く耳を持たない。そしてセフンはジャギョンの秘書に呼び出され…。

ある日、ドゥルホの元にペク・スンフンが息子に飲酒運転死亡事故の濡れ衣をきせたという男性がやってくる。悩むドゥルホだが、マンスに背中を押され弁護を引き受けることに。早速ジュニョンに会いに行ったドゥルホは、そこで衝撃的な話を耳にする。一方、息子の不祥事をどうにか隠ぺいしようとするペク議員。そんな中、キム院長が心臓マヒで倒れたという連絡を受けたドゥルホ。慌てて駆けつけようとするも、なんとジャギョンが自ら事務所にやってくる。

キム院長が亡くなったと知ったグク会長は、かつての仲間たちが死んでいっていることに気が付く。ドゥルホはキム院長の死因が漢方薬の多量摂取によるものだと知らされるが、医者がそんなミスを犯すわけがないと他殺を疑う。スンフンとジュニョンの乗っていた車の違和感に気付き、怪しむドゥルホ。一方、キム院長から30年前のことは副院長のチャン・ムンシクが知っていると聞かされたジャギョン。しかしグク会長はすでにチャンの居場所を突き止めていた。

事件当時、2人を診察した医師や看護師の証言を取り勝利を確信するドゥルホ。そしてジュニョンの裁判の日が訪れる。しかしすでに根回しをされていた医師はドゥルホに語ったのとは全く違う証言を口にする。さらにペク議員が車両に細工をしたため、不利な状況に。しかしドゥルホが用意していた録音ファイルのおかげで、今度こそスンフンの罪を明かすことができた。そして裁判を終えたドゥルホの元にジャギョンから連絡が来て…。

ペク議員に「政治の一線から退く」という謝罪文を読ませることにしたジャギョン。グクイルの息のかかっていない人間を使うため、新たにキム・スクヒ議員に声をかける。そんなある日、ドゥルホの元に母親を捜しているという少女ソユンが訪れる。ところが叔母に話を聞くと、ソユンの母アルムは警察によって死に追いやられていたことがわかった。一方、ジャギョンはキム院長の件で取り調べを受けていたハン秘書のもとに担当弁護士として現れる。

アルムの死因に警察が関わっていると証明するため、証人探しに奔走するドゥルホ。路上の酔っ払いから警察が婦警を同行させなかったこと、同僚の女性からアルムが性売買を強要されたことなどを証言させることに成功させる。下された判決自体は芳しいものではなかったが、それでも残された妹と娘の心を救うことに成功したドゥルホ。一方、グク会長は秘密裏にチャンを始末しようとしていたが一足先に捕まえたジャギョンは、妹の心臓の行方を尋ねるのだった。

テサン福祉院は表向きは路上生活者の保護施設をうたっていたが、実際は身寄りのない人々を集めその臓器を売買するための施設だった。チャンを捕らえ、過去のあらましを聞き出したジャギョン。ドゥルホはカン検事を訪ね、チャンの遺体を確認するために国科捜へ。後頭部にこれまでの被害者と同じ傷跡があったことから、ハン秘書のしわざだと推理する。テサン福祉院で行われていたむごい行いを知ったドゥルホ。そしてジャギョンはジョンヒのもとへ向かう。

ジョンヒを引き入れたジャギョン。ハン秘書に命じてグク会長を脅し、遺言状を書き換えさせて殺してしまう。ニュースを見たドゥルホは何かがおかしいと感じ始めていた。引き続きテサン福祉院のことを調べていたドゥルホは、当時の関係者を訪ね機密文書を見ることに成功。そこには恐ろしい記録を隠ぺいした痕跡があった。一方、ジョンヒをグクイルのトップに据えたジャギョン。なぜ兄でも弟でもなく自分なのかと尋ねるジョンヒに、ジャギョンは…。

幼いころ心臓の弱かったジョンヒのため、心臓移植のための臓器摘出者として選ばれたのがヘギョンだった。自分の心臓がジャギョンの妹のものだと聞かされたジョンヒは衝撃を隠せない。鋭利な経営手腕でグクイルグループを取り仕切っていくジャギョン。一方、ドゥルホはグクイルグループをつつくため、知り合いの記者を通じてテサン福祉院の記事を書かせ、ジャギョンの耳に入るよう仕組む。しかし、目ざといジャギョンはすぐに怪しいと気が付く。

ジャギョンに一杯食わされたドゥルホ。まずはジョンソプを落とそうと、ジョンソプを暴行事件で訴えた男性の元へ。ドゥルホが民事訴訟を起こしたことを知ったジャギョンは怒りをあらわにジョンソプを訪ね、「これ以上会社の名に泥を塗るなら殺す」と警告する。ジャギョンとの結びつきが強い次長検事はドゥルホよりもジャギョンを優先し、カン検事を陥れようとする。そしてとうとう、カン検事は無残な姿で発見されてしまうのだった。

カン検事の死に次長検事が関わっているとにらむドゥルホ。キム・ヒョンギ社長の裁判のためグクイル電子の秘書から証言を得ようとするも、なかなか口を開こうとしない。そんな中、マンスは偶然にハン秘書が何者かに連れ去られる現場を目撃する。テサン福祉院の事件の生きた証拠であるハン秘書を死なせられないと、ドゥルホはハン秘書の居場所をジャギョンに教える。心当たりを尋ねられ、ジャギョンの頭に浮かんだ人物とは。

ハン秘書を始末しようとしたのはジョンヒだった。現場に駆け付けたジャギョンとドゥルホたちの手によって助け出されたハン秘書。そしてドゥルホたちのもとにグクイル電子のパワハラについて証言したいという人物がやってくる。しかしそれはジョンソプが送り込んだグクイル側の人間だった。ピンチに追い込まれたドゥルホだが、再びグクイル電子の秘書ウネを訪ねる。ドゥルホの言葉に背中を押されたウネは、裁判当日に証言台に立つことに。

無事に裁判で勝利をおさめ、グクイル電子に賠償させることに成功したドゥルホたち。次の狙いとして、テサン福祉院の財産とグクイルグループの資金のつながりを洗い出すことに。一方、テサン福祉院の関係者たちが次々に亡くなっていくことに怯えた当時の市長キム・ジュンチョルはテサン福祉院の跡地を訪れ、そこでチャン・ムンシクの指輪を発見し不審に思う。そんな中、ドゥルホの制止も聞かずカン検事の身分証を持ち出したソミは…。

戻ってきたソミに驚く二人。食事に行こうとした３人はカン検事の身分証に隠されたmicroSDカードを見つける。カン検事のパソコンを借りて中身を開くと、それはまさにドゥルホたちが捜そうとしていたグクイルグループの不動産リストだった。早速１つ目のビルを見にいくと、なんとドゥルホはそこでかつて自分が有罪にした女性チャン・スニムと出会う。握手を求められて仕方なく応じるドゥルホだが、突然スニムが倒れて…。

ドゥルホに刺されたショックで流産したと主張しているスニム。監視カメラの映像も確認できず、目撃者もいないため圧倒的に不利な状況に。逮捕状が出てしまったドゥルホの弁護をすることになったソミ。取り調べにくるカン次長検事にも真っ向から立ち向かうものの、これといった証拠もないまま時間だけが過ぎていく。そしてキム前市長たちの動きを知り、ジョンソプが再びカン次長検事に接触していることを知らされたジャギョン。

ドゥルホに言われ、引き続きテサンの第一号ビルを調べているチェ記者とマンス。ビルの最初のオーナーだったキム・ジェシクに会いに行くも、捕まえに来たと誤解したジェシクが暴れたせいで追い出されてしまう。そして裁判当日、ソミの奮闘により物的証拠を揃えることに成功し、ドゥルホ自ら弁論することによって見事に無実を勝ち取ることに成功した。ドゥルホは「グクイルグループの総帥とカン次長検事を告発する」とマスコミの前で告げる。

復帰祝いをしていたドゥルホたちの前に現れたカン次長検事。ドゥルホはグクイルの悪事を暴くつもりだと宣言する。一方、裁判に負けたことでジャギョンを責め立てるジョンソプたちだったが、ジャギョンは揺らがない。ドゥルホは後輩検事のソ・ジヘに会いに行き、ジヘはカン次長検事の家宅捜索を行う。スニムの身柄を匿っているカン次長検事は、自らの手ごまであるチェ検事に大事な切り札を授ける。２つの事件は繋がっていると確信するドゥルホは…。

ハン秘書を使い、ジョンソプの持っていた切り札を盗み出したジャギョン。追求から逃れたいカン次長検事はドゥルホの元を訪れ、取り調べをやめさせる代わりにジャギョンが虚偽告訴を仕組んだ証拠を渡すと取引を持ち掛ける。キム・スクヒ議員がキム元市長の娘であることを知り怪しむドゥルホ。そして自ら命を絶とうとしていたキム元市長の前に、ジャギョンとハン秘書が現れる。カン次長検事は結局ジャギョンのもとに下るのだった。

ジャギョンが手を回したことにより、ソ検事はカン次長検事の担当を外されてしまう。ジャギョンの息がかかったチェ検事が代わりになることに。ジョンゴンが消された理由を考えていたドゥルホは、ジョンゴンが使っていた携帯から有力な情報を手に入れる。一方、ジャギョンとハン秘書がテサン福祉院にいた孤児だと気が付いたイ・ジェリョンとコン・チャンスは次は自分たちが殺されるかもしれないと考え、ジャギョンの元を訪れる。

突然ドゥルホの前に現れたジョンソプ。手を組んでジャギョンを倒そうという提案を断ったドゥルホは、ちゃっかりジョンソプの吸い殻を盗んで親子鑑定にかけることに。一方、ジェリョンたちに「テサン福祉院で会おう」と呼び出されたジャギョンとハン秘書だったが、車で向かっている途中にダンプカーに追突され事故に巻き込まれてしまう。事故の知らせを聞いたドゥルホは病院へ向かい、眠るジャギョンの枕もとにそっと花を飾るのだった。

珍しい血液型のため輸血が難しく、一時は命の危険もあったジャギョン。しかしジョンヒが血液を提供したおかげで一命を取り留めることができた。一方、テサン福祉院で性的暴行が行われていた証拠を掴んだドゥルホたち。そして目を覚ましたジャギョンはカン次長検事を呼び出し、ジェリョンとチャンスを出国禁止にするよう言う。さらにドゥルホに頼まれてテサン福祉院の記事を書こうとしていたチェ記者の勤め先に圧力をかけ、彼を辞職に追い込む。

休職中のソ検事を訪ね、協力を仰いだドゥルホ。マネーロンダリングの証拠を探すも、あと一歩のところまで突き止めて巧妙に練られた手口に行き詰ってしまう。一方、飛行機を使えないジェリョンたちは密航船に乗って中国へ渡る計画を立てていた。それを知ったジャギョンは部下と共にハン秘書を向かわせる。ドゥルホたちも船着き場へ向かい、間一髪のところでハン秘書の犯行を防ぐことに成功。そして現場にはようやく警察が駆けつける。

ソ検事の手によって殺人・拉致の疑いで留置場に入れられたハン秘書を助け出すため、カン次長検事を呼び出したジャギョン。ドゥルホとの裁判に備え、グクイルを守るために一時グク３兄弟と手を組むことに。何者かの手によって自由の身になったジェリョンとチャンスだが、隠れていた部屋をジャギョンの手下に襲われる。ジェリョンは逃げおおせたものの、捕まってしまったチャンスはかつて自分が犯した罪を同じように償わされるのだった。

最初の裁判に臨んだドゥルホたち。滑り出しはよかったものの、傍聴席から突如現れ弁論を始めたジャギョンのせいで裁判は波乱の展開に。さらにドゥルホがジョンソプの吸い殻を盗んだことの違法性を問われ、証拠が無効になってしまう。そこでドゥルホは宗教団体のサイトを使ってジェリョンにメッセージを送り、逃亡していたジェリョンはドゥルホの事務所へ。そしてジャギョンから保護することを条件に、ジェリョンは証人として法廷に立つことを承諾する。

ドゥルホの奇襲作戦は、すでにジャギョンたちに知られていた。ジェリョンが出てきたときに備え、万生教の関係者を証人として連れてきたジャギョン。白熱する裁判だが、最後にジェリョンが持ち出した切り札に全員がどよめく。何も聞かされていなかったドゥルホたちは驚き、次回の公判までに証拠を提出するためジェリョンを問い詰める。ところが何者かに毒を盛られ、ジェリョンは殺されてしまう。もちろんそれはジャギョンのしわざだった。

ジェリョンが死に、重大な証拠を手に入れられなくなったことで落ち込むドゥルホたち。さらにチェ記者と連絡が取れなくなる。ところが裁判当日、なんとグクイル側の証人として現れたチェ記者。驚くドゥルホたちの前でチェ記者はドゥルホたちが違法に証拠を集めたと証言し、流れは一気に不利になる。チェ記者は難病を抱える息子のことでジャギョンの助けを受けていたのだった。そしてハッキングの疑いで事務所に家宅捜索が入り…。

ジェリョンの残した言葉の意味を知るため、ジェリョンの部屋からパソコンを盗み出したソミとマンス。テサン福祉院に向かったドゥルホは、医務室の床のセメントから大型手術に使う麻酔が検出されたことを理由に臓器摘出手術が行われていたことを主張する。ところがジャギョンは先に手を回し、テサン福祉院被害者協議会の代表チュ・ドクスを買収していた。証人として法廷に立ったドクスは、テサンとグクイルの関係を否定するのだった。

ソミがパスワードを解き明かしたおかげで、ジェリョンの残していた証拠を裁判に提出することに成功する。さらにコン・チャンスの遺体が発見されたことでジャギョンは一連の事件の殺人教唆と殺害の容疑で拘束されることに。しかしまたしても巧妙な手口で脱出し、ハン秘書と合流したジャギョンはどこかへ向かう。一方その頃、祝杯を挙げていたドゥルホたち。ところが店の外に出た途端、ドゥルホは何者かに襲われ、拉致されてしまう。