アニマスピリチアの持ち主である青年。ロックバンド“ファイアーボンバー”のリードギターとボーカルを担当していたが、異常な“ファイアーボンバー”フィーバーに辟易し、1人で放浪の旅に出る。そして、訪れた惑星ゾラで銀河クジラを巡る騒動に巻き込まれてしまう。歌への情熱と才能は本物で、人々の心を揺るがすほどの力がある。
マックスとミリアの間に生まれた末娘。ロックバンド“ファイアーボンバー”のボーカルとベースを担当していたが、バサラがいなくなったバンドの活動に身が入らず、バサラとガムリンを追って惑星ゾラへと向かう。ガムリンとは互いに好意を抱く間柄ながらも、バサラに対する想いとの間で揺れ動く。グババとは常に行動を共にする。
暴走しがちなバサラや怒りっぽいミレーヌをフォローしたり、叱ったりする役回りの多い男性。ロックバンド“ファイアーボンバー”のリーダーで、キーボードを担当。バサラの不在に悩むミレーヌに、バサラとガムリンの後を追って惑星ゾラへと行くように勧めた。かつては、統合軍のエリート部隊に所属するエースパイロットだった。
寡黙で、感情を表に出すことの少ないゼントラーディ人のメルトラン(女性)。ロックバンド“ファイアーボンバー”のドラムスを担当。常にドラムのスティックを携帯していて、場所を選ばずリズムを取っている。かつては、ストリートファイトを繰り返していたが、幼いバサラの演奏を耳にしたことによって音楽の道を歩むことを決意した。
統合軍の“ダイアモンドフォース”のエリートパイロットで、その部隊の隊長。「VF-17S」に搭乗。真面目な性格で恋愛に関心をはらうことがなかったが、かつての教官だったミリアから娘のミレーヌとの見合いを勧められ、恋心を抱くようになった。バサラがいなくなったことで元気のないミレーヌを心配し、惑星ゾラに向かう。
惑星ゾラに暮らす陽気な少女。グラハムの娘でライザの妹だが、歌手であった母親のマリアの死を境に2人とは確執が続いている。前向きで明るい性格の持ち主であり、天然ボケな一面もある。また、母親のような歌手になりたいと憧れている。彼女の共生生命体であるキャットスネーキーのキャピーは、普段は彼女の首に巻き付いている。
惑星ゾラに暮らす銀河パトロール隊に所属する女性。グラハムの娘でエルマの姉だが、歌手であった母親のマリアの死を境にエルマとは確執が続いており、さらに銀河パトロール隊の職務が銀河クジラの保護を目的とすることからグラハムとも確執が続いている。前線に出て職務を遂行し、単身で潜入捜査を行なうなど度胸が据わっている。
惑星ゾラに暮らすエルマとライザの父で、無骨な精神の持ち主である男性。かつて、歌手であった妻のマリアを白い銀河クジラとの戦いで失い、自らの腕も奪い取られた。そのため、この白いクジラを仕とめることに執念を燃やす。だが、ただ殺せばよいと思っているわけではなく、クジラの孤独と悲しみを自分の手で決着させたいと望んでいる。
惑星ゾラに暮らす密漁団の頭目である男性。銀河クジラ獲りだった父親の意思を受け継ぎ、バルキリーを盗むなどの行為で組織の拡充を行ってきた。右目に黒い眼帯をつけ、左のほほに切り傷の痕がある。目的の遂行のために強い意志を持っている。密漁を円滑にするために白い銀河クジラをこなごなにしようと反応弾を仕入れていた。
惑星ゾラに暮らす科学者の男性。銀河クジラが回避する時に発生する振動波を調査するなどの研究に取り組んでいる。バサラの歌で振動波に乱れが生じたことから、銀河クジラが意思を持つ生命体であると仮説を立てる。また、銀河クジラと人間がコミュニケーションを取れることを証明したいとも考えている。ライザに好意を抱いている。
マクロス7内にあるTV局のプロデューサーを務める女性。口元のほくろが色気を感じさせる妖艶な雰囲気を持つ。“ファイアーボンバー”からミレーヌを引き抜こうと画策するが・・・。