テクノーラ社デブリ課に所属する船外活動員。通称は「ハチマキ」。父は一流の宇宙船機関士、星野ゴローで有名すぎる父にコンプレックスを抱いている。「マイ宇宙船を手に入れたい」という実現困難な夢を持つ。
デブリ課に配属された新入社員。通称は「タナベ」。活発で明るい女性だが、少々無鉄砲なところがあり周囲を困らせることも多い。トラブル時には「愛」を口にする傾向があり、ハチマキとはことあるごとに対立する。
デブリ課に所属するパイロット。回収船“Toy Box”を操縦する姐さん肌の女船長。デブリ回収任務では、船外活動員に的確な指示を飛ばす管制塔の役割となる。宇宙生活に似つかわしくないヘビースモーカー。
デブリ課に所属する船外活動員。7年前に新婚旅行中、デブリ事故に遭遇してしまい最愛の妻を喪う。この大事故から生還した彼は、妻の遺品のコンパスを探すという個人的な動機もあってデブリ回収の職に就く。
デブリ課の課長代理。通称は「課長」。定年を間近にむかえる管理職で無事に勤めあげての退職金を望むあまり、事なかれ主義に陥っている。普段は頼りない上司だが家庭的な人物でもあり、部下想いなところも見せる。
デブリ課の係長代理補佐。通称は「ラビィちゃん」。日常業務そっちのけで、精魂こめて多彩な芸や小道具を開発しては「宴会部長」と呼ばれて喜んでいる。他の部署をたらい回しにされて配属されたようである。
デブリ課へ働く派遣事務員。通称は「エーデル」。仕事の合間にぼそっと毒舌を吐くことが多いが、能力は非常に優秀である。さらに資格を増やそうと努力する上昇志向も有しており、男性に負けない酒豪でもある。
テクノーラ社第2事業部長。もの静かに見える幹部社員で、一流の経営能力を持つ。もとは宇宙ベンチャー企業「トラオム宇宙開発社」の社長でフィーとともに働いていたが、吸収合併されてテクノーラ社にきた。
テクノーラ社第2事業部官制課員。ハチマキの同期で成績優秀、上昇志向の強い努力家。難民として渡ったアメリカで苦学の上、現在の地位に到達したが先進国のエリートに根底では賛同できないコンプレックスに悩む。
テクノーラ社航宙課所属のパイロット。ハチマキの同期で台湾出身。家系と出自が良く、それを反映して性格は快活で表裏がない。早くに宇宙旅客機の副操縦士となって仲間内でも一番の出世頭と目されている。
テクノーラ社航宙課所属のキャビンアテンダント。タナベの同期で、思ったことはすぐに口に出すはっきりした性格。美貌を活かしていわゆる「玉の輿」に乗ることに野心を燃やし、入社の動機もそこにある様子。