本名を含め、それまでの記憶を失った仮面の男。落ち着いた感じの青年だが、ナゾの仮面をかぶっており、その理由は本人にもわからない。回復後、村の発展に力を貸し、村人たちの信頼を得ていく。
“薬師”見習いの少女で、アルルゥの姉。明るく元気であり、面倒見がよく優しい。家事全般をこなす万能ぶりだが、やきもち焼きな面がある。どこか父の面影を持つハクオロにやがて惹かれていく。
エルルゥの妹。無口で、必要最低限のことしかしゃべらず、人見知りが激しい。時々何を考えているか分からない行動をする。ハクオロのことを警戒するが、“お父さん”と呼び、なつくようになる。
エルルゥやアルルゥの祖母であり、村の長でもある。村人たちだけでなく、領主さえ一目置く存在。腕のたつ薬師で、ハクオロの治療をし、自分の名を忘れた彼を、息子と同じと名づける。
肉体的に優れた狩猟民族の若き族長。部族を生き延びさせるため、また病弱な妹のために盗賊をしている。ハクオロの人柄に触れ、妹が慕うのを見るうち、“兄者”と呼び尊敬するようになる。
常に冷静に見極め、判断する武人。軍事に関わることだけでなく、国の趨勢をも見据えて行動している。
ベナウィの副官で、荒々しい性格。戦いではベナウィと共に部隊を指揮している。手ごたえのある相手と戦うのが喜び。
「ナ・トゥンク」からの難破船の生き残り。驚異的な身体能力を誇り、巨大な剣を軽々と振り回している。飄々とした性格で、どこでも気ままに振舞う。
エヴェンクルガ族の武人。各国で傭兵として渡り歩いている。何よりも「義」を重んじ、真面目すぎるほど真面目な性格。
オンカミヤムカイの皇女であり、また巫女でもある。気品に満ちた風貌と、包容力のある優しさを兼ね備えている。常に人の支えになることを選ぶ。
オンカミヤムカイの皇女。姉のウルトリィとは対照的に活発な性格。人懐っこく、誰とでも打ち解けることができる。トゥスクルにきてからはアルルゥやユズハに積極的に近づく。
生まれつき体が弱く、殆どの時間を病の床に就いて過ごしている。兄のオボロを始め、周りから大事にされて育つが、そのために外の世界を知らず純真な心を持っている。
オボロに付き従う双子。グラァとは袴の色が違い、青い色の袴を穿いている。常に一緒に行動し、オボロを補佐している。戦いでは弓を使い、それぞれ部隊を指揮することもある。
オボロに付き従う双子。ドリィとは袴の色が違い、赤い色の袴を穿いている。常に一緒に行動し、オボロを補佐している。戦いでは弓を使い、それぞれ部隊を指揮することもある。