岸谷新羅は一人、街行く人々が語る都市伝説“首なしライダー”の噂を考察する。

帝人・正臣・杏里が高校生らしい放課後を満喫する一方、池袋の闇が静かに動き出す…。

池袋周辺で失踪事件が増えていた。捕まった者を助けるために意外な人物たちが立ち上がった。

“池袋で一番強い男”平和島静雄は最近、原因が分からない苛立ちにさいなまれていた。

「あなた、何を探していますか？」と尋ね歩く留学生・シリ。池袋の住人たちの答えは…。

矢霧製薬の重役・矢霧波江は苛立っていた。最愛の弟・誠二の居場所が掴めないからだ。

帝人は首なしライダーに追われる首に傷のある女とぶつかった。咄嗟に女を匿った帝人だが…。

波江と対峙する帝人。緊張に強ばりながらも、その瞳はまっすぐに波江を捉えていた。

首に傷のある女を取り戻すため帝人に襲いかかった誠二に、女の口から告げられた真実とは。

平穏を取り戻したかに見える池袋。しかし裏では、斬り裂き魔、黄巾賊が活動を活発にしていた。

杏里たちが斬り裂き魔に襲われた夜、チャットルームに罪歌と名乗る者が現れ、謎の言葉を書き込む。

池袋最強と謳われる男・平和島静雄の強さの秘密に迫ろうと、贄川は様々な人を訪ね歩く。

斬り裂き魔に狙わる様子を偶然目撃した門田たちは、杏里を救出するため行動を起こす。

斬り裂き魔の集団を統率する春奈との対峙により、杏里の過去が徐々に明かされていく。

混乱をきたし始めた池袋の街。その様子に、臨也は楽しそうに口元を歪めるのだった。

正臣の様子がおかしいのではないかと感じた杏里は、その原因を知るために行動を起こす。

黄巾賊は、ダラーズのなかに斬り裂き魔がいるのではないかという疑惑を深めていき…。

黄巾賊に襲われ怪我を負った友人を前に、帝人はダラーズの存在意義について思い悩む。

集会の夜に取り逃がした少女の正体に気付いた黄巾賊は、ついに杏里を追いつめる。

信頼と疑惑と不安が綯い交ぜになったそれぞれの心。そして、事態は急速に収束へと向かう…。

ついに相対した正臣、帝人、杏里。お互いに言えぬ想いを抱えたまま、3人が見つけた答えとは…。