元清鎖への思いを貫くため突厥（とっけつ）との和親を拒み続けていた宇文?だったが、周の発展のため、突厥の公主である阿史那（あしな）を正室に迎えることを宣言する。

元清鎖は、鄭洛雲に化けた顔婉に首を絞められ苦しむ中、過去の記憶を取り戻す。端木怜（たんもく・れい）であることや、紫魅が企てた計画によって周に嫁いだことも思い出し…。

諸葛無雪は紫魅から奪った鎮魂珠が本物か否かを確かめるため、元清鎖を連れ去る。汚れた牢屋の中で再会する紫魅と元清鎖。

元清鎖の消息がつかめず心配する宇文?。10万の兵を率いる周軍に対し、数百人の兵と戦いに挑む高長恭率いる斉軍。

顔婉の暴走は止まらず、宇文?を人質にとり、元清鎖や高長恭と共に天羅地宮へと足を踏み入れる。

元清鎖と青鸞鏡を手に入れた高長恭は、自信に満ち溢れていた。?へ進軍し、帝を倒して君主になることを元清鎖に誓う高長恭。

香無塵の仙薬のおかげで、元清鎖は奇跡的に一命を取り留める。周の皇宮へと戻り、傷の回復を待つ元清鎖。

突然蘭陵王府にやってきた道士が「蘭陵王が妾を娶らないと災いが起こる」と予言し…。

財政問題に頭を悩ませる蘭陵王と、毎日傷兵村へ通う雪舞は会えない時間が増えていた。

雪舞を心配した皇太后は、鄭児を嫁がせて蘭陵王府から離れさせようするが…。

蘭陵王が鄭児と共に夜遅く帰宅し、玉?（ぎょくこう）を受け取るのを目撃した雪舞は…。

蘭陵王は皇帝から残忍な略奪を繰り返す馬賊討伐を命じられる。

秘かに鄭児から救出の協力を頼まれた雪舞は、不審に思いながらも…。

真相を確かめるため、蘭陵王は馬賊の名を使って鄭児を森の中へ呼び出す。

宇文?は衰弱した雪舞のために危険を顧みず薬草を採取し、彼女の命を救う。

雪舞と蘭陵王は互いの信頼を取り戻すが、馬賊たちを焼殺しようとする高緯と揉め、不和を深めてしまう。

蘭陵王は雪舞と共にしばらく生家で過ごすことを決める。

皇帝は高緯が功を焦り官位を売っていたことに激怒し、蘭陵王を引き合いに高緯を叱責する。

帝と皇太后の崩御を知った蘭陵王と雪舞は悲痛の思いで宮廷に戻る。

高緯に助けられた鄭児は、宮廷で隠れて暮らすしかないことに不満を募らせていた。

高緯は蘭陵王を孤立させるべく段韶と斛律光を遠方に転任させる。

蘭陵王と雪舞を呼び出した小憐は、残忍な“囚人遊び”を見せる。蘭陵王は小憐を諌めようとするが…。

小憐の企みで皇帝に娶られることになった雪舞が、婚儀の檀上で自決しようとしたそのとき…。

民のために死を覚悟した蘭陵王は、雪舞に決意を打ち明けぬまま最後の時を彼女と過ごす。

雪舞は祖?に追われて崖から墜落するが、瀕死のところを阿文母子に助けられる。

見張りの兵の目を逸らし蘭陵王の墓参りにやって来た雪舞は…。

雪舞は周の妃に冊立しようとする宇文?に困惑するが、その申し出を受け入れる。

宇文?は妃になった雪舞を寵愛し、朝廷にも彼女を伴い国政の意見を求めるようになっていた。

小憐は蘭陵王を助けたことが高緯に発覚するのを恐れ、仕方なく蘭陵王を見逃す。

朝廷の暴政に苦しむ斉では、貧しい民衆を助け官兵と闘う仮面の義士が頻出していた。