天妖貂族の鍵は魔皇の肉体が封印されている天洞の奥にある祭壇に隠されていた。1人で天洞に入り鍵を取って来た小貂。だが、外では林琅天がその鍵を奪おうと待ち受けていた。林動は危険を顧みず、助太刀して幻魔花の毒を操る林琅天に立ち向かう。林動を援護していた貂王は、天妖貂族を小貂に託して命を落としてしまう。

綾清竹は火焔城の城主が火焔護符を盗んだことを突き止め、焔神殿で行われる祭祀の儀に潜入。火焔護符を取り戻そうとするが、失敗して逃走する。その後、六王に捕らえられた綾清竹は、傷を癒やすため潜伏中の林琅天と再会。林動の話を持ち出され憤慨した林琅天は彼女を殺そうとするが、危ういところで林動が助けに現れる。

密かに焔神殿へと潜り込んだ林動と綾清竹は、城主の精神世界へと迷い込む。そこで2人が見たのは、綾清竹の母・綾素素と父・青雉の仲むつまじい様子だった。そして、ついに父親と対面を果たした綾清竹。彼女が娘だと知った青雉は、魔物退治のために体内に五王を封じ込めたが、体はすでに限界を迎えつつあると告げる。

綾清竹が林動への報われない想いに涙していた頃、父娘再会の知らせが届いた太清宮では、沈清と綾素素が長年のわだかまりを解いていた。一方、小炎と慕心晴は、林琅天と慕霊珊を捕らえた六王に遭遇。そこで小炎と慕心晴は六王の放った火に包まれ絶体絶命となる。さらに、林琅天に追われた慕霊珊を助けに来た林動も窮地に陥る。

林琅天に敗北し自信をなくした林動。彼が精神世界で岩大師のもとを訪れるとそこへ青雉も姿を現し、旧友たちは久しぶりに再会を果たす。その後、気を取り直した林動は自らおとりとなって青雉たちが作る陣に林琅天をおびき寄せることに。だが、空間護符を操る林琅天の策略にはまり、綾清竹とともに雲荒沢に閉じ込められる。

死を覚悟した綾清竹は胸に秘めていた想いを林動に伝え、その身を犠牲にして林動を助けようとする。その時、青雉が林琅天に決死の攻撃を仕掛け、2人は何とか生還を果たす。そして、現れた青檀が暗黒護符で時間を止め林琅天を討とうとするが、かつての彼への想いに駆られ手を下しあぐねている隙に、林琅天は逃げ出してしまう。

林琅天が元門を率いて道宗を襲撃。林動を誘き出しておいて、自分は太清宮へ向かう。その頃、綾清竹は青雉とともに太清宮に帰還。青雉はついに綾素素と感動の再会を果たし、沈清と和解すると娘に火焔護符を託す。そして、沈清の決断で太清宮は道宗の救助に向かうことにするが、そこに林琅天が現れて激しい戦いが始まる。

太清宮に駆けつけた林動、応歓歓、青檀らは林琅天の策略にはまり、要路を断たれて閉じ込められてしまう。そんな中、綾清竹は沈清の遺言を実行しようと心を固める。それは林動が符祖となるのを助けるため、太上感応訣を習得することだった。それを知った応歓歓は林動を綾清竹に託し、自らは魔物を阻むため1人で下山する。

元力湖へ行った林動は、自分が林琅天に利用され魔皇復活の手助けをしていたことを知る。そして、魔皇の攻撃で意識が薄れていく中、精神世界で符祖と出会う。すると、符祖はかつての過ちを告白する。魔物を人間界に引き入れたのは彼自身で、魔物退治はその贖罪だったのだ。そんな彼に林動は魔皇に勝つための教えを請う。

林動は天洞を目指すが、魔皇はすでに封印を解いて復活を果たしていた。そして、綾素素の血染めの衣を手にして魔皇に従う青雉の姿を見た綾清竹は、父に裏切られたと思い込む。一方、肉体が衰弱している魔皇は新たな体を望む。すると、林琅天が自分の体を提供すると申し出るが、青雉は林動の体を乗っ取ることを提案する。

林動は、呑噬護符で作った結界の中に仲間たちを残し魔皇を討ちに行くも、林琅天に捕らえられてしまう。そこへ林動を捜しに来た仲間たちが現れる。だがそれは、林琅天が巧妙に仕組んだ罠だった。林動は仲間を助けようとするが青雉に止められる。さらに、林琅天に操られた小炎は、愛する慕心晴を自ら手に掛けてしまう。

青雉に捕らわれたふりをして焔神殿に来た林動。だが、魔皇を討つという2人の計画は林琅天に見破られていた。林琅天は魔皇を倒せるのは自分しかいないと林動に訴える。青雉はその言葉を信じるなと言うが、林動は林琅天に最後の希望を託すしかなかった。その頃、綾清竹や青檀たちも林動を救出するため焔神殿へ向かう。

波玄の捨て身の攻撃で魔皇は粉々になり、再生しようとする魔皇に林琅天がとどめを刺す。そして、次元の胎を手にした彼は、新たな世界を作り出し、すべて最初からやり直すと宣言して去っていく。その後、応歓歓が氷主として覚醒、護符の継承者として林動と仲間たちも道宗を訪ねる。しかし、氷主は林動に冷たい態度で…。

慕霊珊の犠牲により生死護符の主として生き返った慕心晴とともに、林動たちはすべての始まりの地である青陽村を訪れる。だが、そこは見る影もなく荒れ果てていた。そして、青檀が林琅天から空間護符を奪って来たことで8つすべての護符がそろうが、林琅天は次元の胎を使ってもう1つの青陽村を創り出そうとしていた。

林琅天の圧倒的な力を前に林動は気を失い、彼の精神はある世界の中に入り込んでしまう。そこには応歓歓との結婚を控えた林動がいた。3年の幸せな結婚生活のあと、自分の世界に戻るよう応歓歓に告げられた林動は再度目覚める。そこで魔物を滅ぼすために課せられた最後の試練を悟った林動。彼は林琅天との決戦に臨む。

卒業十周年記念の同窓会に参加した陳暁偉は、そこで出会ったかつての恋人であった羅海燕に、十年前タイムカプセルに一体何を書いたと質問した。2003年、卒業したばかりの陳暁偉と羅海燕は毎日就活に忙しんでいた。ビテス社のエースにエレベーターのスペースを譲った羅海燕だったが、面接の状況は芳しくなかった。まっとうなバッグも持てなかった彼女に陳暁偉は新しいバッグを買ってあげたが、それは偽造品だと同級生に笑われた。

羅海燕と陳暁偉は、一緒にビテス社の面接に参加し、同じ組に分けられたが、それは一人だけを選ぶという仕組みであった。面接の中で、陳暁偉はすらすらと受け答えていたが、羅海燕の方はあまり自信がなかった。筆記試験で陳暁偉は、最初に羅海燕に5点を付け、後に6点と訂正したが、羅海燕は陳暁偉に満点を付けた。そして予想外にも、最終結果としては羅海燕が受かった。その結果を知って鬱々とした陳暁偉は数日間も羅海燕に連絡しなかった。

羅海燕は、同級生に連れられて会食の場に行ったが、おじさんたちのセクハラに耐えられず、言い訳して逃げ出した。彼女は陳暁偉が気に入るカフスボタンを購入し、ビテスへ行って筆記用紙を取り戻そうとした。スカーレットに、たとえ恋人でも影響されてはいけないと教えられた羅海燕は、ビテスに入社すると決めた。しかし、同期入社のケイトとエミーは、彼女より世渡り上手であった。地元の山東省に帰ると決めた陳暁偉は、羅海燕に一緒に来て欲しいと願ったが、羅海燕は思わず彼を拒否した。

部屋探しをきっかけに羅海燕は、不動産屋の陸曼ニーと知り合い、二人はルームメイトとなった。同郷と自称するデイモンは、羅海燕を昼食会に誘い、彼女にアプローチし始めた。海燕はスカーレットの指示を受けてPPTの作成に着手したが、その成果がケイトによってプレゼンされたことに海燕はショックを受けた。その直後、ケイトのパソコンにコーヒーが掛けられ、犯人だと疑われた海燕は嫌な思いをした。

ケイトと一緒に残業したことで、彼女は実に才能がある人だと羅海燕は、気づいたが、ケイトは、ただ早く金持ちと結婚して良い生活を過ごしたいだけと言った。その後、ケイトのパソコンを壊した犯人であったエミーが辞職した。英語力の不足を自覚していた羅海燕は英語塾に入学したが、講師の楊呈遠を塾生だと間違えた。ケイトの助言を元に、海燕は英語名を決め、髪型も変えた。

外国人と喋ることで英語が上達しやすいと言うケイトに連れられて、羅海燕は、バーに通い始めた。大雨の日、塾の休講を知らなかった海燕は教室に行き、そこで出会った楊呈遠に告白され、関係を持つようになった。会社のプロジェクトはスタジアムを予約できなかったことが原因となり、残業になりそうであったが、海燕の偶然見つけた策により、問題が解決し、みんなの前でスカーレットに褒められた。

会社の人は皆不動産購入の話題をしていた。デイモンも海燕と一緒に家庭を作ろうと暗示したが、海燕は、全く動じなかった。海燕は楊呈遠の両親と会ったが、彼の母は海燕がよそ者だと知って結婚を反対した。その後、ケイトは、海燕のためにこの面会での失敗点をまとめてあげた。海燕の仕事に対する熱意が楊呈遠の不満を買い、楊呈遠は、もっと家庭を重視するよう海燕に希望した。

デイモンは、プレゼンする最中にファイルの不備を意識したが、海燕が彼の代わりに完璧なプレゼンをこなした。楊呈遠から別れを告げられた海燕は、彼を恨んでいたが、それでも補償金としての2万元を受け取り、陸曼ニーに渡して不動産購入の予約金にした。陸曼ニーは、熱心に海燕へ彼氏を紹介したが、海燕に相手にされず、二人は大喧嘩をした。一方で、ケイトは、孫副社長との結婚で寿退社し、スカーレットは、他の会社に転職したことで、海燕は大変寂しい思いをした。

昇任した海燕は、新しい家に引っ越し、空いた時間で自分の購入した不動産の工事現場を見に行っていた。隣に住んでいた張天皓の部屋には毎晩異なる女性が来ていたため、海燕は彼に好感を持っていなかった。海燕はランニングの途中で足を捻挫して、通りかかった蔡鐘閑に助けられた。自ら手強いクライアントの対応に志願した海燕は蔡鐘閑の指導のおかげで、順調に契約を取り、さらに昇任を遂げた。

海燕は、新人モデル厳氷を選び、コンペティションでエミーが勤めていた日本系会社に勝利した。蔡鐘閑は、ブランド品のブレスレットを海燕に送り、彼女を自分の住んでいるマンションに誘った。お礼として、自分の購入したマンションの鍵を受け取った後、海燕も蔡鐘閑を自宅に誘った。ケイトは、自分の夫の浮気を疑い、海燕を通じて相手の情報を掴んだ。そして海燕はケイトを連れて蔡を会いに行ったが、意外にも相手は妻子持ちだと発覚した。

蔡鐘閑の妻と話したことで、海燕は、身を引くと決めた。会社では海燕が金持ちに振られて、モデルの厳氷とも関係を持っているといった噂が広がっていた。デイモンは、いつまでも海燕に追いつくことができないということを意識し、転職することにした。張天皓は、失恋した海燕を慰めようとしたが、海燕は厳氷の誘いを受け、ナイトクラブへと行った。熱いダンスの中で、二人は一緒になった。

海燕の両親が突然上海に来たため、海燕は、慌てて自宅に泊まった厳氷を帰らせた。両親が来た理由は、海燕をお見合いに行かせるためであったが、海燕はすでに彼氏がいたと称した。その後、海燕は厳氷を名プロデューサーの菲菲に紹介したが、彼は海燕を裏切り、菲菲の下についた。落ち込んでバーでお酒を飲んでいた海燕は陸曼ニーからの連絡を受け、陸曼ニーも彼氏の裏切りによって全財産が巻き上げられたと知った。二人は一緒に泥酔することにした。

海燕は、曼ニーと一緒に婚活会に参加したが、曼ニーが名刺を沢山もらったのに対し、海燕は一枚ももらえなかった。ただし、婚活会の主催側の社長である白強の条件が海燕と釣り合ったため、海燕は相手の誘いを受けた。しかし、現在所有しているマンションを売って一緒に別荘を買おうという白強の提案に海燕は不快を感じた。海燕の誕生日に、張天皓は、ミニゲームを作って送った。いろいろと考えた海燕はついに白強からの求婚を拒んだ。

スカーレットは、自分の助手と一緒になり、振られた元婚約者は会社に来て大騒ぎをした。そのため、会社の上層部はスカーレットのことを不満に思い、彼女の担当していた業務を海燕に引き継がせることを考えていた。スカーレットは会社を出てからも海燕をクライアントに引き合わせていた。張天皓は、海燕にデートの申し込みをし、「暗闇レストラン」へ連れて行った。それを通して張天皓はようやく自分の海燕に対する思いを認識できた。そして張天皓は海燕に告白したが、海燕は答えるには時間が必要だと言った。

海燕は、ギャラリーで林立と出会い、彼に強い印象を与えた。二人は交際を始め、おしゃべりの中で海燕は起業したいという気持ちを林立に吐露した。海燕は張天皓に会いに行ったが、あいにく張天皓が妊娠していた元カノと一緒にいたシーンを目撃し、ひどく誤解した。一方で、会社はビッグクライアントを失ったためデイモンをクビにしようとしていたが、海燕は自ら辞表を提出した。