雲青賢は雅黎麗の説得のため、居沐児を連れ出すが、それを見た丁妍珊ら姉妹は、雲青賢を誘惑したと居沐児を責める。その頃、龍飛と鳳舞は長旅から戻り、居沐児と再会する。居沐児は雅黎麗の侍女たちに琴を返すところだったが、侍女たちと鳳舞は互いを見ると顔色を変える。不審に思った龍飛は、両者を問い詰める。一方、舒若晨は昭毓宮に呼び出され、行ってみると皇帝とばったり居合わせる。

王侍医が、麗妃の秘密を隠していたことが判明し、皇帝は関係者の捕縛を命じる。丁盛は、居沐児が雅黎麗をかくまったと見て、居家に乗り込む。そこへ龍躍がやって来て、扉を開けると雅黎麗ではなく、雲青賢がおり、龍躍は怒りに震える。一方、雲青賢は、丁盛から仕置きを受けるが、丁妍香は雲青賢をかばう。その頃、龍家でも、この不祥事に対し処罰が行われるが、罰を受けたのは居沐児ではなく、龍躍だった。

龍躍は龍騰を捜しに、都から離れた村まで行くと、そこには居沐児がいた。一方、数日ぶりに後宮に戻った舒若晨は、舒貴妃の怒りを買うが、皇帝は舒若晨の入内を取りやめると宣下する。その頃、雲青賢は舒貴妃に、共闘して丁盛を蹴落とそうと持ちかける。しかし、何も知らない丁妍香は、雲青賢のために居沐児の元に結納品を届けに来る。居沐児は、雲青賢に嫁ぐふりをして龍躍を騙し、都を離れようとするが…。

舒若晨と間違えられて、土匪（どひ）に拉致された丁妍珊と居沐児は、危機一髪のところに駆けつけた龍躍や烏金衛らにより救出される。一方、丁盛は、官職売買に手を染め、土匪と結託した悪事が名簿から判明し、捕らえられるが、舒博は王侍医と麗妃の秘密を守ったことにより、皇帝から復職と褒美を授かった。その頃、土匪らとの闘いで負傷した龍躍と居沐児は、龍家の同じ寝台で傷を癒す。

龍躍と居沐児は再び婚礼の日を迎え、幸せに満たされていた。そんな折、都から逃げ去ったはずの雅黎麗が突然舞い戻り、師伯音はまだ生きていると言い張る。そして、師伯音が信頼していた紀艶に会いに行くと言い始めたため、雅黎麗の代わりに居沐児が紀艶を訪ね、師伯音の帰京と死の理由を聞くが、答えはなかった。その頃、金龍旅館では、西閔の交易路が襲撃されているとの情報が入り、龍躍が出向くという。

龍騰は舒博の元に、舒若晨との結婚の決意表明をしに行く。舒博は当惑しながらも、これを受け入れる。その頃、華一白は、師伯音の琴譜の謎を解く言葉を見つけ、確かめるために刑部に侵入したところを捕縛される。一方、雅黎麗と居沐児は、師伯音の遺体を調べに墓に行くが、棺が開けられた痕跡があり、遺体はなかった。そこに、華一白を捕らえた一味が現れて、雅黎麗は襲われ、居沐児も雲青賢に迫られる。

襲われた龍躍と居沐児は、謎の大巫女に助けられ、西閔国の天星宮に保護される。2人が大巫女の正体を、いぶかしく思っていると、そこに小宝の声が聞こえてくる。その頃、龍飛は、妻子は必ず西閔国にいると踏んで行方を追うが、それを阻止する一味に襲われ、鳳舞に救われる。一方、都では、丁妍香が夫の雲青賢に監禁され、孤立無援の状態に陥る。知らせを聞いた丁妍珊は、西閔国から都へと戻っていく。

龍家のせいで思い通りにならない雲青賢は、妻の祭壇の前で居沐児に言い寄るが、それも叶わず、目の上のこぶである龍家と舒家を争わせようと画策する。一方、舒家から使いが来て、舒博が急病だという。龍騰はいぶかるが、舒若晨は実家に戻る。その頃、龍躍たちは、龍家と小宝のために戦う決意をする。そして龍躍と居沐児は、里帰りの名目で都を出て、唯一の手がかりである玉佩を頼りに雲青賢の秘密を明かしに行く。

天星宮の大巫女としての鳳舞は、禁を破り男と通じ、子をなしたと誤解され、49本の釘を鎖骨に打たれるという過酷な罰を受けるが、そこに、龍飛が鳳舞を助けに現れる。その頃、李珂が、川でくんできた水を飲むと毒が入っており、李珂は意識不明となる。龍躍は、意を決し世子の所へ行き、解毒薬を所望するが、交換条件として小宝を渡すように言われる。一方、舒若晨は、手作りの鶏の汁物を龍騰に届けに行くのだが…。

舒博と雲青賢の悪計により、龍躍は、丁盛と共に汚職に関与したとされ、また龍騰は、龍躍をかばうため、口封じに丁盛を殺した罪で、龍家の者たちも殺されそうになる。龍躍は使用人たちを守るため、舒博と対決する。居沐児は、皇帝や太后、舒貴妃に拝謁し、紀艶が皇子を産んでいたことを打ち明ける。その頃、牢にいる龍騰の元に、舒若晨がやって来るが、龍騰は決別の意志を伝える。舒博との闘いで負傷した龍躍は一命をとりとめる。

龍躍の指揮により、龍騰は舒若晨の脱獄の手引きで事なきを得、舒博の小宝暗殺計画も未然に防いだ。太后も事情を知るところとなり、龍躍は小宝を守るため、太后に協力を仰ぐ。一方、雲青賢は居沐児の父の命と引き換えに、玉佩を返すよう居沐児に迫る。しかし、龍躍たちの芝居に引っかかった雲青賢は捕らえられる。その頃、舒若晨は、舒博に皇宮へ行くよう勧め、舒博は舒若晨との縁を切り、舒若晨を龍騰に託す。

丁妍珊と阿勝（あしょう）は、新天地を目指し、紀貴人（ききじん）は、小宝を太后に託し祖国の西閔へ、各々が新しい人生の一歩を踏み出す。一方、龍騰、龍躍、龍飛の三兄弟も、これまでの苦難や幾多の障害を乗り越え、今、共にいる、舒若晨、居沐児、鳳舞との結婚を決意する。ところが、居勝は、龍躍が太后に、離縁の宣下を求めたことを引き合いに、居沐児との結婚を認めないと怒り出し、慌てた龍躍は、必死に説得するのだが…。

四海グループの社長、ジャン・ミンは遺産相続のためフランスへやって来るが、かつて慣れ親しんだはずの邸宅に着く前に、車でルオ・シーをひきそうになる。ジャン・ミンはルオ・シーが持っていた大事な作品を取り上げ、車を届けに来たら返すと言って去ってしまう。ところが弁護士が言う、もう１人の相続人がルオ・シーだと分かり、何とか遺産放棄をさせようとする。

ルオ・シーの元に親友のタオ・ルンがやって来るが、ジャン・ミンは、タオ・ルンを泊める部屋はないと言う。そして街のカフェでは、ルオ・シーとタオ・ルンが食事をしているところに邪魔をしに入り、タオ・ルンのいたずらに巻き込まれる。一方、秘書のシアオ・ジョンナンはジャン・ミンに、記者からドバイでの事業中止とリストラについて聞かれたと告げる。

１年間はワイナリーを売らないというルオ・シーとの約束を聞きつけ、四海グループの社員たちがやって来る。社員が強引に“小聡聡”を切ろうとするが、ジャン・ミンはそれを阻止しケガをする。一方、タオ・ルンは、うお座流星群を一緒に見ようとルオ・シーを誘う。２人は夜空の下で目を凝らすが流星群は見えず、タオ・ルンはルオ・シーの首に流星群の絵を描く。

ルオ・シーがぶどう園譲渡の協議書にサインしようとしたところに兄から電話があり、突然５０万元貸してほしいとジャン・ミンに頼む。ルオ・シーが金儲けを企んでいたと思い込んだジャン・ミンだったが、ルオ・シーの兄はホステルの経営者で、借金取りと揉め、保釈金が必要だったと判明する。その頃、タオ・ルンも南極行きを断り、ルオ・シーと共に帰国する。

四海のホテルに宿泊中の子供が失踪し、ジャン・ミンは捜索を急ぐよう指示をする。一方、別の部屋ではジャン・ミンの婚約者のリウ・ウェンナーがパーティーを催し、そこに着ぐるみ姿で踊るルオ・シーもいた。ルオ・シーと再会したジャン・ミンは、ぶどう園の一件の誤解を謝るが、ルオ・シーが近くにいると体調がいいので、そばにいろと言い、ルオ・シーを怒らせる。

兄が経営するホステルを軌道に乗せ、借金を返そうとルオ・シーが思案しているところに、再度、四海グループからスカウトの連絡がある。会社まで断りに行ったルオ・シーだったが、ジャン・ミンがリウ・ウェンナーと抱き合っているのを見て、黙って帰ってしまう。一方、タオ・ルンは親とは名ばかりの夫婦の所へ行くが、その夜ヤン・リンが、ルオ・シーたちの家に突然現れる。

兄の借金返済のため、ルオ・シーは勝科有限会社の入社面接を受ける。その頃、佑安ホステルに野菜の注文が入り、ヤン・リンたちに配達を押し付けられたタオ・ルンは、配達先のジャン・ミンの家の壁に描かれた星図を見つけるが、そこにジャン・ミンの母、ウー・ティエンホアが現れる。一方、ホステルにジャン・ミンが現れ、借金の肩代わりをすると言って、借金取りを追い払う。

ジャン・ミンからアプローチを受けるルオ・シーは、思いがけずタオ・ルンからも告白され、混乱し返事をしあぐねる。その頃、四海のジャン会長の義弟で、海外事業を手伝っているウー・ティエンウェイが帰国する。ウー・ティエンウェイは、中国に戻り、四海の経営に参画したいと申し出るが、ジャン会長はこれを牽制し返事を濁す。一方、ルオ・シーは四海から連絡を受け、入社面接を受けに行く。

ルオ・シーは四海に入社が決まり、新人研修のためバスに乗り込もうとしたところ、ジャン・ミンが自身の体調不良を改善するためと称し、車でルオ・シーを“誘拐”する。車中で押し問答の末、ジャン・ミンとルオ・シーが居眠りして目覚めると、シアオ秘書が場所を間違え、３人は山奥にいた。夜になり、民家で雑魚寝をする中、隣り合って寝たルオ・シーとジャン・ミンは思いがけず…。

ルオ・シーは、専門知識のない販売部に配属され、午前中だけで２件ものクレームを受けるという、部署始まって以来の失敗をする。一方ジャン・ミンは、配信アプリに投稿された佑安ホステルの画像から、偶然タオ・ルンの背中の火傷痕に気付き、シアオ秘書にタオ・ルンについて調べるよう指示する。そんな中、リウ・ウェンナーは、ウー・ティエンウェイからルオ・シーの履歴書を渡される。

ジャン・ミンは実母のシェン・シウジーの元を訪れ、これまで犯してきた罪の重大さと、自分を共犯者に仕立てたことは見逃せないと責めたところ、シェン・シウジーは意識を失って入院する。付き添った病院で養母のウー・ティエンホアも検査入院しているのに出くわし、病室でシェン・シウジー、ウー・ティエンホアとジャン・ミンが一堂に会する。その一方、ジャン・ミンは、ルオ・シーとホテルの客室で一晩を過ごす。

ジャン・ミンの知らぬ間にネット上には、リウ・ウェンナーとの婚約記事の文字が踊る。これを見たジャン・ミンは、政略結婚を推し進める父に抗議し、加えて、実母のシェン・シウジーを見舞うように責める。一方、ルオ・シーはジャン・ミンの婚約発表を知り動揺する。その頃、四海ではグルメフェスが行われ、佑安ホステルも参加することになり、ジョウ・ウーは勝負をかけて張り切る。

四海のホテルでグルメフェスが開催される中、ルオ・シーの兄、ジョウ・モーが指輪泥棒の疑いをかけられる。ルオ・シーは疑いを晴らそうと奔走する。一方、シアオ秘書とジャン・ミンは、偶然撮影されていたグルメフェス会場の動画から、犯行があったとされる時間にはジョウ・モーはグルメフェスの会場にいたことを確認し、仕組まれた事件だと気付き、客を呼び出し交渉する。

ジャン・ミンとの婚約がととのっても不安なリウ・ウェンナーは、何とかルオ・シーの恋愛相手を探そうとする。その頃、タオ・ルンはホステルの面々に、宿の現状を改革するための計画を提案するが、人手もお金も知識もないない尽くしで、実現は難しいとジョウ・ウーに言われてしまう。一方、ルオ・シーは意を決してリウ・ウェンナーの仲人で、インテリ男性とお見合いをするのだが…。

ルオ・シーが残業しているとジャン・ミンが現れルオ・シーに迫るが、突然気絶してしまう。リウ・ウェンナーは、病院に運ばれたジャン・ミンの元へ駆けつけ、ルオ・シーに、なぜ一緒にいるのか問い詰める。一方、タオ・ルンは、朝になっても戻らないルオ・シーを心配し、四海の温室で疲れ果てて眠るルオ・シーに付き添う。リウ・ウェンナーは、わざとそこにジャン・ミンを連れ出す。

ホテル内のエステサロンで精油を飲んだ客が病院に運ばれ、危機管理部はマスコミへの暴露を恐れ、商品の仕入れ先に責任を押しつけようとする。一方、シアオ秘書が客室のゴミの中から手がかりを探していると、ルオ・シーが茶のティーバッグを見つけ、茶葉を調べると申し出る。その頃、リウ・ウェンナーは、被害者の姉たちがジャン・ミンを中傷しているところに居合わせ激しく抗議し、彼女らを怒らせてしまう。

リウ・ウェンナーを伴い記者会見に臨んだジャン・ミンは、会社側の筋書きを無視して、エステサロンで起きた事故に対し責任を取ると明言し、リウ・ウェンナーも客への無礼を謝罪する。会社側は、リスクを冒したが責任感の強い企業として印象づけられたと、これを宣伝に利用しようとする。一方、ジャン・ミンは、リウ・ウェンナーとの約束をすっぽかし、ルオ・シーに“本当”の誕生日を祝ってほしいと誘う。

タオ・ルンは、久々にウー・ティエンホアの家に野菜の配達に行き、ウー・ティエンホアと雑談するうちに、プラネタリウムの仕事の話を持ち掛けられる。その頃四海では、取引先との契約情報が流出する。ルオ・シーが書類の復元作業をした際に起きたことだと、ルオ・シーは解雇を要求される。そして、そのトラブルの最中、今度はジャン・ミンとルオ・シーのゴシップ記事がネットに流れてしまう。