いよいよ受験シーズン。復興大学の巨木に名を刻むと合格するという迷信が出回り、カン・ジアウェイはシュー・ジンジンのために実践するが、木から下りられずジンジンに助けを求める。２人は同じ大学へ進めなくても親友でいようと誓い合う。ジアウェイの父親は出張と偽り、がんの手術のため入院。頼んだ家政婦の食事がジアウェイの口に合わず、ジンジンがインスタント食品を差し入れる。一方、舞踏学院の入試を控えたシュー・ヂンヂンに芸能事務所から電話が…。

シュー・ジンジンは病院でカン・ジアウェイの父と遭遇し、彼が病に侵され、手術のため入院していると知る。ジアウェイには秘密にするよう頼まれたジンジンは、この件を両親に相談する。両親は１人家に残されたジアウェイを心配し、自宅へ迎え入れることを提案。ジンジンはジアウェイと一つ屋根の下で暮らすことになる。受験勉強が佳境に入る中、美術の実技試験の結果が発表された。ワン・ジアヤオは何かを思い悩み、次第にジンジンを避けるように。

また春節がやってきた。カン・ジアウェイはシュー・ジンジンの家で、ガオ・ジャンとニー・ダーポンは兄弟として、それぞれに過ごす。ガオ・ジャンは家族と共に父親の墓参りをし、公安大学の受験を報告。受験勉強も大詰めとなり、生徒たちはさまざまな体調不良を抱えるように。そこでダーポンは、受験に役立つというガムを同級生たちに配るが、それが元で騒ぎが起きる。ジアウェイは、一時帰国していた母親から、父親の病気のことを知らされる。

家を出たシュー・ヂンヂンの母親は考えを改めて自宅に戻り、娘と和解。ヂンヂンがヒップホップの道へ進むことを認める。シオン・シュワイは体育の特待生になれず退学しようとするが、仲間があの手この手で引き止める。カン・ジアウェイの父は手術をしたものの回復せず、ICUへ。がんが転移しており、危篤となる。そんな中、父親の病気のことをシュー・ジンジンが知っていたことが発覚し、ジアウェイは激怒。父親と過ごすはずだった２カ月を返せとジンジンに迫る。

カン・ジアウェイの父親が他界する。ジアウェイはいまだ病気を隠していたシュー・ジンジンを許すことができず、一方のジンジンは裏に謝罪の言葉を綴った答案用紙をジアウェイの家に届ける。母親に「自分だったらどうしてた？」と問われ、ようやくジンジンが父親の病気を隠していたことを受け入れるジアウェイ。だが、彼はすでに母親とともに英国に渡る決心をしていた。ジアウェイが去った後もジンジンは粘り強く勉強を続け、ついに大学入試の日を迎える。

月日は流れ、シュー・ジンジンやそのクラスメートたちは、それぞれに社会人として活躍していた。ある日、ジンジンが勤めるインテリアデザインの会社に、顧客としてカン・ジアウェイがやってくる。４年前にＳＮＳをブロックされたままのジンジンは、彼の依頼に素直に向き合えない。しかし、ジンジンが担当しないのであれば依頼をキャンセルすると言われ、しぶしぶ引き受けることに。そんな中、チェン先生から元クラスメートたちに連絡が届く。

ある晴天の日、鳳栖（フォンシー）地域で突然地震が発生し、ルオ・ベンは連絡がつかなくなった妹のルオ・ユエンを探すために一人で震源地へ向かう。瓦礫の中に閉じ込められている子供を見て、かつて経験した震災を思い出すルオ・ベンだが…。

チンシャン隊長率いる追光救援隊と共に、ルオ・ベンは鳳栖特別支援学校へ向かう。そこで、妹のルオ・ユエンが瓦礫の下に閉じ込められて、怪我を負っていることを知る。ルオ・ベンは正気を失い、ルオ・ユエンを救うために必死に救援隊員に協力を求める。妹を救うために瓦礫の中を進むルオ・ベンだったが、かつてのトラウマが彼を襲う…。

近隣の村に被災者が取り残されていると知った追光救援隊。道路の補修が終わっておらず、その村へ行くには山道から向かう危険なルートを通らなくてはならない。チンシャン隊長は救助のためにチームを率いて現場へ向かい、そこで出産を間近に控えた妊婦を発見する。妊婦は負傷しており、車で現場に向かおうとしたジャン・イエンだったが、そんな時、側で話を聞いていたルオ・ベンはジャン・イエンのためにある行動に出る…。

入院中のルオ・ユエンは、急ぎの荷物を病院まで届けてもらえないかシオン・フェイに尋ねるが、配達エリアが変更になったため、同僚に頼むと言われてしまう。本当は、シオン・フェイは追光救援隊の任務が多く、業務に支障が出るため、社長が配達エリアを縮小したという理由だった。ルオ・ベンは救援隊にお礼を言うと妹に約束し、初めて追光救援隊の基地へ足を踏み入れるが…。

漫画家のディン・ディンディンは、追光救援隊を題材にした漫画を書くため、救援隊への入隊を希望し、潜入取材をしようとする。一方その頃、ジョウ・ミンミンはトラックに支援物資を載せ、追光救援隊の基地へ乗り込む。彼は、支援物資を届けるだけでなく、追光救援隊への入隊を希望していることを伝える。追光救援隊の基地で再会したディン・ディンディンとジョウ・ミンミンは、お互いが救援隊員に向いていないとぶつかり合うが…。

ディン・ディンディンが公開した新作漫画「追光者（ジュイグアン）」はたちまちネット上で話題になり、出版社からも次々と連絡が届く。ディン・ディンディン、ルオ・ユエン、そしてたまたま訪れたジャン・イエンの3人でホームパーティーをすることに。ルオ・ユエンの様子が気になるルオ・ベンは、ディン・ディンディンの家を訪ね、そこで彼女たちがカップ麺を食べていることを知り…？

鳳栖地震で瓦礫から助け出されたローローは、精神的ショックから自分の足を失ったと思い込み、食欲もなくなっていた。ジャン・イエンは亡くなったローローの母が、彼の心を動かすきっかけになるのではと考える。ルオ・ベンもローローを助けるために何が出来るかを考え、鳳栖地域からある小包を届けさせるが…。

ビル火災を想定した訓練が行われ、ルオ・ベンはダーポンが率いる班に振り分けられる。火災を想定した訓練は危険を伴うため、ジャン・イエンが率いる医療チームが後方支援を請け負う。被害の想定は、ホテル2階の食堂で爆発が起こり、6名が閉じ込められ、51名の緊急避難が必要というものだった…。

救援隊の最終試験前日、ディン・ディンディンとジョウ・ミンミンは規則を破って夜遅くに外出したことがバレ、反省文を書かされる。最終試験当日、試験官として参加予定だったジャン・イエンの代わりに、ルオ・ベンを敵視するツァイ・ユーシアオが試験官として参加することになるが…。

文駿（ぶんしゅん）が蘇玖児（そきゅうじ）とかんそうを招いた芝居座・西湘堂で看板役者の任風陽（じんふうよう）が苦しみ出し舞台から転げ落ちて息絶える。すると、最近亡くなった人気役者・石露清（せきろせい）の呪いだと皆が怯え始める。そんな中、蘇玖児は西湘堂の堂主・陳伯良（ちんはくりょう）に護衛として雇われた克雲察（こくうんさつ）に疑いを抱くが、彼はかんそうと叱蘭（しつらん）の幼なじみで身分を捨てた蒼祺（そうき）王の世子だった…。

次に殺されるのは自分かもしれないと怯えていた新人役者の小梅（しょうばい）が首吊り遺体で発見される。これを他殺と睨んだかんそうが下手人を見つけ出す一方、蘇玖児（そきゅうじ）は西湘堂の料理人の情報と克雲察（こくうんさつ）の協力で任風陽（じんふうよう）に盛られた薬を割り出す。一方、叱蘭（しつらん）は祺元石の取り引きを行う李（り）宦官の密会現場に潜入、正体がばれるも皇太子・文嬰（ぶんえい）に救われ…。

中元節の夜、かんそう、叱蘭（しつらん）、克雲察（こくうんさつ）と一緒に弔いの灯籠を流した蘇玖児（そきゅうじ）。彼女はかんそうが捜し続けている3本傷の男・穆延（ぼくえん）が3人の幼なじみであることを知る。その後、蘇玖児たちは小梅（しょうばい）を殺す刺客を雇ったのが豪商の周広林（しゅうこうりん）だと突き止める。だが、証拠がないため周広林の自白を引き出そうと考え、彼を拉致して一芝居打つことに…。

石露清（せきろせい）の自宅を調べた蘇玖児（そきゅうじ）とかんそうは彼女の隣に住んでいたのが克雲察（こくうんさつ）で2人は恋人同士だったことに気づく。そして、次に任風陽（じんふうよう）とともに石露清を辱めたもう1人の男、堂主の陳伯良（ちんはくりょう）が殺されるに違いないと考えて慌てて西湘堂に戻る。すると、陳伯良の命を狙って道具部屋が爆発。その犯人と石露清の意外な正体が明らかとなり…。

蘇渙（そかん）の元相棒で公私ともに蘇玖児（そきゅうじ）の面倒を見てきた義父の胡八道（こはちどう）は、蘇玖児（そきゅうじ）とかんそうの恋を応援し二人の仲を取り持ってきた。だからこそ脱獄した克雲察（こくうんさつ）を追い陳伯良（ちんはくりょう）が殺された現場を見た彼は、かんそうが克雲察をかばって逃がすのを体を張って止めようとする。その後、蘇玖児が現場に駆けつけると倒れた胡八道はすでに息をしておらず…。

胡八道（こはちどう）の葬儀が終わっても衝撃と悲しみが癒えない蘇玖児（そきゅうじ）は抜け殻のまま。一方、故意ではないとはいえ胡八道を死なせた罪で投獄されたかんそうは彼の死に不審な点があると気づいて悶々とする。また、かんそうは10年前、祺族の少年・かかの母親を始め多くの女性が殺されたものの蘇渙（そかん）の死で迷宮入りした芍薬殺人事件のことを知ると…。

蘇玖児（そきゅうじ）は父・蘇渙（そかん）とかんそうが芍薬殺人事件について話し合う夢を見て、遺体で発見された容疑者4人のうち真犯人は誰なのかと考え始める。一方、文駿（ぶんしゅん）はかんそうに頼まれて渡した蘇玖児の薬が彼の祺元石で、蘇玖児とかんそうが夢の中で会っていると気づいて嫉妬する。そんな中、かんそうが脱獄し、関与を疑われた蘇玖児は3日間の停職となるが…。

かんそうは蘇玖児（そきゅうじ）に自分が去った後に胡八道（こはちどう）を殺した真犯人がいるはずだと訴えて彼女の家に居候を始める。そして、蘇玖児が文駿（ぶんしゅん）と一緒に芍薬殺人事件の犯行現場を見て回る間、自分も気になる人物を尾行する。その結果、同じ結論に達した2人はかつて蘇渙（そかん）とこの事件を捜査した劉伯（りゅうはく）に会いに行く。すると、驚くべき事実が発覚して…。

胡八道（こはちどう）の死因が判明し蘇玖児（そきゅうじ）とかんそうのわだかまりは解けたものの、かんそうは督査衛を首になってしまう。そこでかんそうは蘇玖児の助手という肩書きで一緒に穆延（ぼくえん）と彼が盗んだ火種を探すことにする。だが、彼には王位を継承する儀式、玄冬の式典のために朔北に帰る時が迫っていた。一方、秦湘宜（しんしょうぎ）は蘇玖児のために祺族から薬を買うが…。

蘇玖児（そきゅうじ）と文駿（ぶんしゅん）が皇后の宴に招かれる。また、かんそうと叱蘭（しつらん）も文嬰（ぶんえい）の計らいでその宴に出席するが、祺族に敵意を向ける皇后の実弟・賢（けん）侯爵の発言で緊張が走る。そんな中、海妖が現れて星夜号から100名もの乗客が消えたという知らせが届き、蘇玖児とかんそうは皆と一緒に港へ急ぐ。そこで蘇玖児は自分が星夜号の夢を見たことに気づき…。

蘇玖児（そきゅうじ）は薬として売られていた祺元石を服用した人が自分以外にもいたはずだと気づいて星夜号の夢を見た証人を捜し出す。そして、賢（けん）侯爵の娘で文駿（ぶんしゅん）を慕う従妹・和音（わいん）から、海妖の歌声が通天螺の音であることを聞き出す。その結果、蘇玖児は賢侯爵の狩り場に船からさらわれた祺族たちが囚われているのではないかと推理して…。

文嬰（ぶんえい）に協力を頼んだ蘇玖児（そきゅうじ）たちは彼の侍衛・阿奇（あき）の案内で賢（けん）侯爵の狩り場に潜入するが、手がかりは得られない。しかも突然、刺客が現れ、蘇玖児を守って水中に沈んだかんそうが行方不明となってしまう。そこで蘇玖児はかんそうの安否を確かめようと彼の祺元石を飲んで夢を見ることに。一方、狩り場に隠された牢獄に繋がれたかんそうは…。

狩り場に潜入した蘇玖児（そきゅうじ）たちは和音（わいん）に案内してもらった洞窟で囚われた祺族たちとかんそうを発見。これに気づいた賢（けん）侯爵は洞窟に火を放ち和音だけを救出して逃走するが、何者かに殺されてしまう。そして、祺元石の密売については全て賢侯爵の所業とされるが、蘇玖児とかんそうは彼が口にした吟雪閣という謎の組織を追い始めることに…。

督査衛に復帰したかんそうは愛を確かめ合った蘇玖児（そきゅうじ）にお揃いの鑑札を渡し、2人の仲を公表しようと言う。だが、折しも街では乾族と祺族の対立が深まり、祺族に恨まれ追い詰められた和音（わいん）が飛び降り騒ぎを起こす。また、同僚の陳力（ちんりき）が夜の墓場で人を食う怪物を見たと言い出し、蘇玖児とかんそうが文駿（ぶんしゅん）の案内である老女に会いに行くと…。

体毛が増え発作が起こる先祖返りの症状を見せる祺族たちは増える一方でかんそうと克哈（こくは）にも異変が。そんな中、彼らの症状が朔北にしか生えない毒キノコが原因だと判明する。その頃、祺国では蒼祺（そうき）王を味方につけた玄祺（げんき）王と雪祺（せっき）王との対立が深刻化。玄祺王の陰謀を阻止し両国の平和を維持するためにも乾祺六約の締結が急がれて…。