ジャン・スーニエンはお互いの利害のために契約結婚を提案するが、ユン・シューは愛のない結婚はしたくないと断る。スーニエンはそんなシューを理解できずにいた。このまま居候はできないと思ったシューは家を出ていこうとするが、ちょうどその時、帰国した姉のユン・ランが家にやってくる。慌てたシューはスーニエンを彼氏だと紹介し…。

婚前協定書を作成することにしたユン・シューとジャン・スーニエンは、親密な身体接触をしないという条項に合意する。２人は式を挙げないつもりだったが、スーニエンの祖父を納得させるために結局挙式することに。ユン・ランも妹が決めたことならと結婚に賛成する。式のリハーサル当日、スーニエンの介添え人として意外な人物が現れる。

ユン・シューの結婚が契約結婚だと知ったユン・ランは激怒する。それを聞いたジャン・スーニエンは結婚を無理強いしたくないと言い、シューに考える時間を与える。結婚を望むスーニエンの祖父と、結婚に反対する姉との間で揺れるシューは、ある日突然姿を消してしまう。スーニエンはシューを捜す中で、それまで自分勝手だったことに気づく。

結婚式で誓いのキスをしたユン・シューに、ガオ・ジーイーと友人のリン・ヌオは本当にキスしたのかと問い詰める。その流れでジーイーがヌオの唇に触れ、ヌオは戸惑う。その頃、人気俳優のルー・ユーは偶然再会したユン・ランのことが気になっていた。一方、結婚式を終えて家に帰ってきたシューはスーニエンにキスの恩返しがしたいと言われ…。

数学の問題を解けないユン・シューに、ジャン・スーニエンは大学で自分の授業を聴講するようにと言う。シューは言われたとおりにするが、スーニエンに見とれて授業に集中できない。授業後、２人は一緒に昼食を取り、スーニエンはシューの頬に付いた米粒を取る。シューはガオ・ジーイーとの会話でスーニエンへの思いを自覚するが…。

ジャン・スーニエンへの思いを諦めようと家を出たユン・シューは、住み込みでスーパーのビール販売の仕事をすることに。一方、ルー・ユーはユン・ランを振り向かせようと家を訪ねるが、閉め出されてしまう。そんな中、スーニエンはシューのいない家で寂しさを感じる。翌朝、スーニエンは祖父のお見舞いに訪れたシューの姿を見て安心する。

ジャン・スーニエンの祖父の別荘を掃除していたユン・シューは、落書きされた童話の本を見つける。しかしそれを見たスーニエンは動揺して不自然な態度に。その後、退院した祖父の付き添いで再び別荘を訪れた時、スーニエンはシューに距離を置いていた理由を打ち明ける。また、シューは童話の本がスーニエンの過去と深い関わりがあることを知る。

ジャン・スーニエンとユン・シューは再び同棲生活を始める。一方でガオ・ジーイーは彼氏のグー・シャオの誕生日会に呼ばれたものの、参加者が美女ばかりで自信を失う。法律事務所で仕事を始めたシューは、寝ても覚めても仕事のことばかり。それを心配したスーニエンは、シューの上司である弁護士のモン所長に対して不満を募らせる。

モン所長と漫画の話で盛り上がったユン・シューは、仕事を手に入れられたのはジャン・スーニエンのおかげだと偶然知る。一方、ガオ・ジーイーを心配するリン・ヌオはデートをこっそり尾行するが、ジーイーにバレてしまい口論に。残業で遅くなったシューを迎えに来たスーニエンは、親しげなシューとモン所長を見て嫉妬心を感じる。

ジャン・スーニエンは職場で足をやけどしたユン・シューが心配でたまらず、シューはそんなスーニエンを愛らしく感じる。仕事で苦戦するシューをスーニエンは手伝うことに。一方、ルー・ユーは法廷もののドラマを口実に弁護士であるユン・ランのアシスタントをし、演技の練習にも付き合ってもらう。ユーはランに積極的にアピールするが…。

ユン・シューはモン所長と共に、従兄のフオ・チーについての調査結果を聞きに行く。それを知ったジャン・スーニエンはモン所長に調査をやめるよう要求するが、挑発的な態度を取られる。シューの誕生日の夜も、モン所長は仕事を口実にシューをある場所に向かわせ…。一方、リン・ヌオは病院で見知らぬ女性と一緒にいるグー・シャオを見かける。

ユン・シューとモン所長が２人でいるのを目撃した翌日、ジャン・スーニエンは複雑な感情に戸惑い、ルー・ユーに相談する。それは恋に落ちた時の症状だと言われるが、スーニエンは自分の気持ちを認められない。そんな中、スーニエンの態度に悩むシューを見たモン所長は、スーニエンに感情を測定できる時計を着けるようにと頼む。

姿を消していたフオ・チーがユン・シューの前に突然現れ、シューは消費者金融の事務所に連れていかれる。借金を返せずに泣きついてくるチーに、シューは憤りを隠せない。そんな中、ジャン・スーニエンとモン所長がシューを助けに来る。一方、ルー・ユーと交際を始めたユン・ランは、立場の違いを感じ、距離を置こうとしていた。

気持ちが通じ合い、カップルになったユン・シューとジャン・スーニエン。スーニエンの提案で２人は一緒に寝ることにするが、すぐ眠ってしまったスーニエンにシューはがっかりする。恋愛の進め方に悩むスーニエンは同僚のシェン先生のアドバイスを参考に、シューを映画に誘う。映画を見終えたあと、スーニエンは正直な気持ちをシューに伝える。

漫画の会社への転職を提案されたユン・シューは、悩んだ末に法律事務所を辞めて漫画家を目指すことに決める。また、グー・シャオは誤解を解こうとガオ・ジーイーに話をするが、そこに現れたリン・ヌオとジーイーが復縁したことを知る。一方、ユン・ランは会社の前で待っていたルー・ユーを避けて、他の男性とお酒を飲みに行くが…。

ユン・シューはウェブ漫画の連載を始め、順調に人気を得ていた。だがある日、漫画に掲載された文章が盗作であるとし、公開謝罪を求める警告書が届く。文章を書いた人物に会いに行ったシューは、前に偶然知り合ったリン・チューチューが作者だと知る。思わぬ再会に驚いた２人は仲よくなり、チューチューはシューにある人への恋心を打ち明ける。

ジャン・スーニエンのファーストキスの相手がリン・チューチューだと知ったユン・シューは、眠れぬ夜を過ごす。そんな中、ガオ・ジーイーはリン・ヌオから別れを切り出されたことに腹を立てる。一方、シューがスーニエンの妻だと知りショックを受けるチューチューだが、モン所長とシューと４人で食事に行こうとスーニエンを誘う。

ユン・シューはジャン・スーニエンの祖父のお見舞いに行く。ホテルに泊まり込みで仕事をするスーニエンを気遣い、祖父は病状が悪化していることを隠す。病院でリン・ヌオに会ったシューは、ガオ・ジーイーと仲直りさせるため、スーニエンのいるホテルに３人で向かうことに。そこでリン・チューチューとスーニエンの会話を偶然聞く。

ユン・シューは憧れの漫画家のアシスタントになれる機会を得るも、ジャン・スーニエンと長期間離れなければならないことを理由に断る。一方、スーニエンもシューを思い、祖父の治療を外国で行うか悩んでいた。そんな中迎えた卒論発表の日、１年前のように遅刻しそうになったシューは走って会場に向かうが、その隣にはスーニエンがいた。

ジャン・スーニエンに見送られて空港に向かったユン・シューは、かばんの中に入っていたスーニエンからの贈り物を見つけ、涙が止まらない。一方、リン・ヌオにフラれ泣いていたガオ・ジーイーは、実はヌオが１人でアフリカに行ったことを知る。また、ユン・ランはルー・ユーに別れを告げるが、彼の子を妊娠していることに気づく。

中和（ちゅうわ）元年、軒忠（けん・ちゅう）皇帝は原（げん）家と竇（とう）家の後ろ盾で東庭（とうてい）王朝を開くが、やがて皇位を狙う竇家と暴政を憎む原家は対立し、両家は覇権争いを繰り広げることになる。その争いはやがて、兵法・天文・地理に長けた花斌（か・ひん）と金谷（きん・こく）真人の二聖を奪い合う争いへと激化していく。花斌は妻と双子の娘・木槿（もくきん）と錦繍（きんしゅう）とともに、山奥の村でひっそりと暮らしていたが、ついに居場所が知られてしまう。

追っ手から逃げる木槿の母・李柔（り・じゅう）は、空腹の子どもたちのために、町へ出るが、銭入れが無くなっていることに気づく。仕方なく、夫から贈られた簪を質屋に出すことに。そんな母の姿を陰から見ていた木槿は空を見て思い立ち、筆を売って傘を買う。追っ手に見つかった李柔だったが、原府隠密護衛長の陳玉嬌（ちん・ぎょくきょう）に助けられ、難を逃れる。そして、２人の娘を預けることにする。

紫棲（しせい）山荘に集められた小五義の木槿、錦繍、于飛燕（う・ひえん）、宋明磊（そう・めいらい）、姚碧瑩（よう・へきえい）は、原青江（げん・せいこう）の正妻・連（れん）夫人に挨拶をする。紫の瞳を持つ錦繍を見た連夫人は、不吉な者だと言い、杖刑を宣告するが、原青江の三子・原非白（げん・ひはく）のおかげで小五義たちは命拾いする。木槿は原非白の声に聞き覚えがあると気づく。非白は母を亡くして以来、口を閉ざしていたが、姉妹を守るために口を開いたのだ。

兵を選抜するための儀礼が行われることになるが、非白と対立する長子・原非清（げん・ひせい）と姉・原非煙（げん・ひえん）は、優秀な兵を獲得するために計画を練る。一方の非白は、争いや儀礼に興味はなかった。幕僚の韓修竹（かん・しゅうちく）は、父である晋（しん）候をどう思っているのかと非白に問う。錦繍が心配な木槿は、非白からもらった簪を錦繍に託す。ついに儀礼が開始されるが、紫園（しえん）総管の柳言生（りゅう・げんせい）と連夫人は何かを企んでいた。

捕虜の解放を必死に訴える木槿たちだったが、柳言生は聞く耳を持たない。そんな中、西営の非清と東営の韓修竹が小五義の５人を引き取ると言い出すが、逆らった木槿は柳言生に捕らえられてしまう。しかし非白の機転により、死を免れた木槿。一方、儀礼の結果報告を受けた原青江は、生き残った兵の誰が六子の帥なのかを探していた。その時、連夫人の懐妊の報が入る。

非清から馬を贈られた非煙は喜んで馬に乗るが、急に馬が暴走してしまう。偶然近くにいた宋明磊が非煙を助けたことで、非煙は命の恩人である宋明磊のことを気に入り、兄と３人で茶席をともにする。宋明磊は、馬が急に暴れたことを不審に思い、贈り主を調べるべきだと進言する。そして、非清に贈られた馬のため、贈り主の真の狙いは非清ではないかと推測するが…。

東庭皇妃の張（ちょう）貴妃は皇帝からないがしろにされ傷ついていた。張貴妃の兄・張世顕（ちょう・せけん）は、妹に武挙の開催を伝え、これを契機に皇帝の心をつかめと説得する。一方、木槿が花斌の娘だと気づいた柳言生は、姉妹を手中に収めるため新たな策を考えていた。柳言生に襲われ気を病む錦繍は、非白に助けを求めようとするが、自分に気づかず通り過ぎる姿を見て、さらに落ち込む。

木槿は姚碧瑩のために、猛毒の金不離（きんぷり）を捕まえようとしていた。するとそこに、原青江の四子・げん・ひかくが現れる。一方、錦繍は連夫人から離れるために姚碧瑩を犠牲にして梨蕊（りずい）閣へ行くことに。柳言生は、せっかく手なずけた錦繍を手放すことに疑問を呈すが、連夫人は柳言生がやましいことをしたと気づいていた。宋明磊は、姚碧瑩の代わりに錦繍が梨蕊閣へ行くことに疑念を抱く。

非白のおかげで名医・林卒延（りん・そつえん）に診てもらえた姚碧瑩は、危機的状況を脱する。一方、非清は全てを簡単に手に入れる非白に対し、父から冷遇される自分の苦しい思いを宋明磊に吐露する。そして、大業を成し遂げるために宋明磊に協力を仰ぐ。そんな中、栄宝（えいほう）堂に小五義、さらに雑役房で働く女性たちが集められる。するとそこに原青江が現れ、いきなり杖殺を言い渡す。

原青江から文武両大会で上位３位以内に入ることを命じられた小五義。武術大会では錦繍と于飛燕が決勝に進み、直接対決となる。そんな２人の姿を、固唾をのんで見守る原青江。続いて学問大会が始まるが、宋明磊が提出した兵法に対して、原青江はいきなり杖殺を命じる。今回の大会の裏には木槿の影響があることを知った原青江は、木槿こそが六子の帥だと確信する。