キャリーの元を訪れ、自分の産みの母なのかと尋ねたヘジュン。キャリーは否定せず、2人は涙を流して抱き合う。ヘジュンはキャリーに対し、ユンギョンとユジンには自分が実の母親を知ったことを秘密にしてほしいと告げる。そんな中、ヘジュンはユジンにプロポーズ。キャリーとユンギョンも2人の結婚を喜び、すぐに式の日取りを決めようとする。一方、ユジンはヒジョンから、ヘジュンがユンギョンの実の息子ではないと聞かされるが…。

ユジンはヘジュンがユンギョンの実の息子ではなく、赤ん坊の頃にすり替えられた子だというヒジョンの話を聞いて混乱する。その場に現れたウナは、ヒジョンがユラになりすましていた偽者だと知り、キャリーの仕業に違いないと考える。そんな中、キャリーはユンギョンと会い、自分がヘジュンの産みの母で、ユジンは血のつながらない養女だと嘘をつき、2人の結婚に問題はないと伝える。キャリーとユジンの関係を知ったウナは…。

キャリーがヒジョンを偽のユラに仕立て上げた犯人だったと知り、衝撃を受けたユジン。本物のユラの行方を知っているのかもしれないと疑い、デニーに不安を打ち明ける。デニーもまた、キャリーがユラを誘拐したのではないかと疑い始める。一方、ヘジュンはキャリーを脅迫したジェミョンに腹を立て、これまでの鬱憤をぶつける。そんな中、ウナとインチョルはユジンがユラなのではないかと考え、密かに親子鑑定を依頼するが…。

インチョルの元に2通の親子鑑定の結果が届く。ユジンとの親子鑑定はそれぞれ違う結果だった。ウナとインチョルは戸惑いつつも、ユジンがユラであることを確信。ウナはキャリーの元に押しかけ、ユジンを出せと迫るが、キャリーはユジンには真実を明かさないでくれと懇願する。その頃、ヘジュンとユジンは結婚式の準備を進めながら、幸せに包まれていた。一方、セラはヘジュンがユジンと結婚すると知り、ショックを受けて家から飛び出すが…。

ヘジュンと結婚するユジンを責め、コップの水を浴びせたセラ。ウナはユジンに自分が母親だとは言い出せず、ユジンを憎悪する次女セラを見て葛藤する。しかし、ウナとインチョルはユジン会いたさに会社を訪れる。ユジンは、ウナが涙を流しながらヘジュンとの結婚に反対する姿を見て、怪訝に思う。そんな中、キャリーに呼び出されたウナは、ヘジュンとユジンを結婚させる代わりに、一生子供たちの前に現れるなと条件を突きつけるが…。

ウナの鏡台の引き出しから、偶然、親子鑑定書を発見したセラ。ヘジュンを奪ったユジンの正体が、行方不明になった姉のユラだったという事実を知って激怒し、ウナが大切にしていたユラの幼い頃の写真をこっそり燃やしてしまう。このことを知らないウナとインチョルは、ユジンの結婚式に出席しようと決め、長女の花嫁姿を見ることを心待ちにしていた。一方ユジンは、ヘジュンとキャリーが何かを隠しているような気がして、不安になるが…。

結婚式の前夜、セラに呼び出されたユジンは、自分が彼女の姉ユラであると知らされる。さらに、キャリーが自分を誘拐した犯人であり、ヘジュンはキャリーの息子だと聞かされたユジンは、自分が復讐の道具として育てられたという衝撃の事実を知って、打ちひしがれる。セラは、実の妹である自分から婚約者を奪って結婚をするのかとユジンを責める。翌日、いよいよ結婚式が開かれ、ヘジュンは幸せに包まれるが、式の途中でユジンが消えてしまい…。

結婚式場から消えたユジンは、あちこちをさまよった末に自宅へ戻り、家じゅうをめちゃくちゃにする。キャリーは涙を流して謝罪するが、ユジンは自分を誘拐して復讐の道具に仕立て上げたことを責め、キャリーへの復讐をすると宣言。その場にウナが現れ、ユジンは実の両親の家で暮らすと言ってキャリーの元を去っていく。セラはユジンとの同居を断固拒否し、追い出そうとするが…。一方、ヘジュンは捜していたユジンをセラの家で発見する。

ヘジュンは婚姻届を提出したことをウナの一家に明かし、夫としてユジンを家から連れ出す。しかし、ユジンはヘジュンに離婚しようと冷静に告げ、これからキャリーに復讐をするつもりだと話す。その後、ウナの家に戻ったユジンは体調を崩して寝込んでしまい、ウナはキャリーとヘジュンをユジンに近づけまいとする。ユンギョンもまた、ヘジュンとユジンには縁がなかったようだとキャリーに告げ、婚姻届を取り消そうと話すが…。

ユジンは入水自殺をしようとしていたキャリーを発見。生きて罪を償うべきだとキャリーを責め、その場で気を失ってしまう。ヘジュンはキャリーから連絡を受け、デニーとともに急いで病院に駆けつける。ヘジュンはユジンの看病を続け、一緒に生きていきたいという思いを伝えるが、ユジンは離婚しようと言い続けるばかり。やがてユジンは退院し、ウナの家に戻る。セラは相変わらずユジンのことが許せず、何もかも奪われたと責め立てるが…。

キャリーに復讐するため、目の前でヘジュンを道連れにして川に飛び込んだユジン。2人は意識不明の状態で発見され、集中治療室に運ばれる。知らせを聞いたウナは病院に駆けつけて、ヘジュンのせいだとキャリーを責める。ユンギョンは、ユジンがヘジュンを道連れに心中しようとしたに違いないと言い、ウナとキャリーに怒りをぶつける。そんな中、ヘジュンだけが意識を取り戻す。ヘジュンとキャリー、ウナはユジンの回復を祈るが、ユンギョンは…。

意識の戻らないユジンを手にかけようとして、我に返ったユンギョン。ユジンを殺そうとしていた自分に気づいて怖くなり、急いでヘジュンを退院させて病院から離れる。そんな中、ユジンも意識を取り戻すが、精密検査の結果、肝移植が必要であることが明らかになる。ウナとインチョルはドナーに適合せず、セラに検査を受けさせようと説得を試みるが、セラは断固拒否する。ユジンは生きていたくないとウナに告げ、手術はしないと言い張るが…。

ヘジュンがユジンのために肝移植のドナー検査を受けたと知り、ユンギョンは激怒。ウナとインチョルを責め、ヘジュンを自宅に閉じ込めてしまう。一方、ユジンはトロントに発つ予定だったキャリーの前に現れ、目の前で気を失う。ユジンに肝移植が必要であることをウナから聞いたキャリーは、すぐに検査を受けてドナー適合の結果を得るが、ユジンにはウナがドナーになると伝えられる。ユジンはヘジュンに説得され、手術を受ける決意をするが…。

ユジンは無事に肝移植の手術を終えるが、ドナーとなったキャリーの意識はなかなか戻らない。ヘジュンはユジンの回復を喜びながらも、キャリーが同じ病院の集中治療室にいるという事実を伝えられず、密かに苦しむ。ウナがドナーだと思っているユジンは、キャリーはトロントに発ったのだろうと考えていた。そんな中、ヘジュンはユジンとの同居をユンギョンに大反対され、認めてくれなければ家を出ると告げてユンギョンを悲しませるが…。

セラはユジンばかりを気遣うウナに不満を抱き、肝移植のドナーはウナではなく、キャリーだったことを暴露する。ユジンはキャリーの元を訪れて、勝手なことをするなと大騒ぎするが、その一方で、ウナとインチョルにはキャリーに対して過去のことをきちんと謝罪をしてほしいと告げる。そんな中、退院の日を控えたユジンは、すぐに離婚協議書を持ってこいとユンギョンに催促される。思い悩んだ末、ユジンはユンギョンの前でひざまずいて謝罪するが…。

自分が余命1年だと知ったキャリーは、ユジンやヘジュンに迷惑をかけまいと黙って姿を消す。ユジンはキャリーが行方不明になったとデニーから連絡を受け、トロントに戻ったのではないかと考えようとするが、不吉な予感に襲われる。さらに、デニーが発見した覚書を見たユジンは、ウナがキャリーを脅迫していたことを知って憤慨し、荷物をまとめてヘジュンの元へ向かう。一方、キャリーはシスターの元を訪れ、これまでの人生を懺悔するが…。

キャリーを発見したユジンは、生きて苦痛を味わわせることが復讐だと言って、治療を受けるように訴える。キャリーは、ユンギョンに嫁として認めてもらうことを条件に治療を受けると告げ、自分に会いに来ないことを約束させる。ユジンは家から追い出されそうになりながらも、ユンギョンに気に入られようとして家事に励む。そんな中、ウナはキャリーが余命いくばくもないと知っても頑なに謝罪を拒む。インチョルはそんなウナにますます失望するが…。

ユンギョンに頭を下げ、ユジンを受け入れてやってほしいと懇願したキャリー。ユジンは、実母のウナと絶縁すれば嫁として認めるという条件をユンギョンに提示され、ウナと縁を切る決意をする。そんな中、インチョルはキャリーに謝罪したとウナに伝え、結婚生活は続けられないと言って家を出て行く。ウナはユジンさえいればいいという気持ちでユンギョンの家を訪れるが、冷たく追い返される。やがてセラもウナを見捨てて、家を出て行くが…。

家を出て行こうとするセラを追いかけ、交通事故に遭ったウナ。手術によって一命をとりとめるが、脳に損傷が残り、記憶の一部を失ってしまう。インチョルは、ユジンに会えばウナが完全に記憶を取り戻すのではないかと期待して、見舞いに来てくれないかと電話をかける。迷っていたユジンはヘジュンに後押しされ、ウナの病室を訪れるが…。そんな中、キャリーはあらためてユジンとヘジュンの結婚式を挙げてやりたいとユンギョンに提案する。

自室で倒れたキャリーを発見し、慌てるユジンとヘジュン。ユジンはキャリーの体調悪化に気づかなかった自分を責める。キャリーは自分がもう長く生きられないことを悟るが、ユジンとヘジュンの結婚式を無事に見届ける。一方、セラは事故後、自分を溺愛するようになったウナに振り回されながらも甲斐甲斐しく世話をする。そんな中、ウナは1人でユンギョンの家を訪れ、ヘジュンとユジンの結婚写真を目にする。それから2年の月日が流れて…。

チキンチェーン店の本部長アン・グンチョル（ユ・ジュンサン）は、精神科医の妻ナム・ジョンへと息子の3人で平凡だが幸せな生活を送っていた。仕事帰りに大学時代の友人チョン・ジェフン（ペ・スビン）、チョ・ヒョヌ、パク・チュンボク、チョン・マンシクとお決まりの居酒屋での時間を楽しむグンチョル。一方ジョンへは、接待帰りにゴルフの練習場へ立ち寄っていた。そこにコーチとして現れたのは、昼間出会ったチュ・ガンサンだった。

いつものように飲んだあとの帰り道、マンシクはグンチョル（ユ・ジュンサン）に何かを言いかけるが、途中でやめてしまう。アダルト映画の監督であるヒョヌは主演女優に手を焼き、車ディーラーのチュンボクは傲慢な客に屈辱を受け、マンシクは上司に叱咤されるなど、皆それぞれ職場で大変な思いをしていた。一方、ジョンへの元を訪れたマンシクの妻チ・ミョンスクは夫婦仲について相談し、アドバイスを受けていた。

マンシクの突然の死に打ちひしがれる4人。そんな4人の前に大学時代 “みんなの初恋相手”だったペク・ヘスクが現れる。寝言でヘスクの名前をつぶやくグンチョル（ユ・ジュンサン）。ヘスクの登場により順風満帆だったグンチョルとジョンヘ夫婦の間に亀裂が生じ始める。一方、葬儀に見知らぬ女性が現れ号泣する姿に、マンシクの裏切りだと怒りを覚えるミョンスク。さらに、マンシクはミョンスクに内緒で保険を解約していた。

ジョンへはゴルフレッスンの帰りにひったくりに遭ったところをガンサンに助けられる。マンシクが保険を解約し、保険金も勝手に使っていたことを知りショックを受けるミョンスクは、保険金を何に使ったのかを暴こうとする。一方、ジョンヘとマンシクが不適切な関係だったと聞いたグンチョル（ユ・ジュンサン）は衝撃を隠せないでいた。そんな中、行きつけのバーでガンサンと偶然会ったジョンへは…。

目が覚めると、ガンサンのベッドに裸で横たわっていたジョンへ。バーでのガンサンの不可解な言葉の後から記憶のないジョンへは、慌ててガンサンの家を出るのだった。ミョンスクにジョンへとマンシクの携帯でのやり取りの記録を渡されたグンチョル（ユ・ジュンサン）は、ジョンへの病院へ行き2人の関係を直接確かめようとする。一方、ヒョヌは先輩から大手映画会社の映画製作の話を持ちかけられ大喜びする。

マンシクがうつ病でジョンへの患者であったことを知り、安堵するグンチョル（ユ・ジュンサン）。一方、ジョンへの病院に現れたガンサンにお金を渡し、二度と会わないと告げるジョンヘだったが、ガンサンはジョンヘに“愛してる、付き合おう”と迫る。グンチョルは突然ヘスクに呼び出され、お金を貸してほしいと頼まれる。そんなグンチョルの元に知らない番号からジョンヘの裸の写真が送られてくる。

ジョンヘは自ら問題を解決するためホテルにいるガンサンの元を訪れる。そんなジョンヘを目撃したジェフン（ペ・スビン）はグンチョル（ユ・ジュンサン）に電話をかけた。ホテルの部屋をくまなく探してもジョンヘは見つからずグンチョルは絶望する。家に戻ってきたジョンヘに真相を聞いたグンチョルは警察に通報しようと言うが、ジョンへは世間にバレることを恐れ自分で解決するから何もしないでほしいと言うのだった。

ヒョヌは大手映画会社の社長との夕食に、社長が大ファンだったという元AV女優の妻カン・ギョンジャを連れて行く。一方、ゴルフの約束があると言って外出したジョンヘを尾行するグンチョル（ユ・ジュンサン）だったが、途中で見失ってしまう。近所のコンビニでジョンへの帰りを待つグンチョルの前に現れたガンサン。グンチョルは怒りを抑えきれずガンサンを追いかけ殴りかかるが、ジョンヘに止められる。

グンチョル（ユ・ジュンサン）は殺人事件の容疑者として取り調べを受ける。ジェフン（ペ・スビン）、ヒョヌ、チュンボクも参考人として事情聴取を受けるが先に帰される。グンチョルは“自分が殺した”と自白するが、証拠不十分により自宅に帰されるのだった。ニュースでガンサンの死を知ったジョンヘは不安を感じていたが、ちょうど家に帰ってきたグンチョルが“事件現場で拾った”と言ってジョンヘのネックレスを取り出し…。

ギョンジャはカナダに発つというミョンスクの送別会を計画する。そこでミョンスクの誤解を解いたジョンヘだったが、うつ病の理由を悟ったミョンスクは、さらにマンシクへの憎しみと怒りを募らせるのだった。ミョンスクと娘のスアを見送るため空港に集まったグンチョル（ユ・ジュンサン）たちはスアの本当の思いを知る。そんな時、グンチョルはチョ刑事からジョンヘが自首したという連絡を受け、急いで警察署へ向かう。