せいげつ国の国主・黎遠（れい・えん）が送り込んだ間者は誰なのかと尋問され、捕らわれた兵は自ら命を絶った。手がかりは失われてしまったが、魚長崖（ぎょ・ちょうがい）には確信が。彼は“あの女”に直接問い質す決心を固めるのだった。一方、段雲嶂（だん・うんしょう）は、劉金鳳（りゅう・きんぽう）に促され、せいげつの使者が起こした騒動について、民に謝罪することに。陛下直々の謝罪に対し、民の反応は…。

「君が好きだ。結婚してくれ」。気球に乗った段雲重（だん・うんちょう）は、皇宮の大勢の人が見守るなか、劉白玉（りゅう・はくぎょく）に求婚した。彼女は恥ずかしがって、その場から逃げるように立ち去るが、２人はめでたく結ばれることとなったのだった。そんななか、女でありながら武挙で首席となったせいげつ国の将軍・朱談（しゅ・だん）が、使者として東皓（とうこう）国を訪れ…。

段雲嶂（だん・うんしょう）と朱談（しゅ・だん）との間に持ち上がった縁談に、心穏やかでない劉金鳳（りゅう・きんぽう）。そんな彼女のもとを訪ねた劉歇（りゅう・けつ）は、「劉金鳳でありさえすればいい」と励ますのだった。しかし、当の金鳳は「どうしろって言うのさ」と悩むばかり。考えていても仕方がないと馬に飛び乗り、彼女が１人で向かった先は、なんとせいげつ国の軍営だった…。

魚長崖（ぎょ・ちょうがい）お手製の泥の美顔膜を塗った直後、太后が倒れた。劉金鳳（りゅう・きんぽう）の機転で危機的な状況を脱したものの、段雲嶂（だん・うんしょう）は長崖の捕縛と霊枢院の捜索を命じるのだった。捕らえた長崖を、自ら尋問する雲嶂。彼には太后の一件以外にも、長崖に問いただしたい重大な疑惑があったのだ。一方、一連の出来事の報告を受けた劉歇（りゅう・けつ）は、「魚長崖を救う」とつぶやき…。

帝王星の首飾りの中には紙片が隠されていた。そこに書かれた文字列の解読に躍起になる劉歇（りゅう・けつ）。そんな彼にひらめきを与えたのは、永福（えい・ふく）の何気ない一言。そして、すべてが明らかになった時、智謀の士たる劉歇を驚愕させたのもまた彼女であった。間を置かず、劉歇は策の総仕上げにかかる。彼は、魚長崖（ぎょ・ちょうがい）――せいげつ国の元太子・黎遠（れい・えん）に２万の兵馬を与え…。

「縄をほどいて」「陛下が殺されちゃう」――段雲嶂（だん・うんしょう）の危機を救うため、皇宮に戻りたい劉金鳳（りゅう・きんぽう）だったが、永福（えい・ふく）は娘の言葉に耳も貸さず、平然としている。一方、皇宮には劉歇（りゅう・けつ）率いる京畿営の兵たちが、なだれ込んでいた。行く手を遮る粛静唐（しゅく・せいとう）たち。だがその時、雲嶂はたった１人で、“真の危機”に立ち向かっていた…。

東皓（とうこう）国を揺るがした嵐の一夜は過ぎた。これで皇宮に帰れると、ほっと胸をなで下ろす劉金鳳（りゅう・きんぽう）。ところが永福（えい・ふく）は、身勝手な男どもに目に物見せるため、夫が迎えに来るまでは帰るべからずと、ご立腹の様子だ。困った段雲嶂（だん・うんしょう）は雲重（うんちょう）たちの手を借りて、“妻をなだめる方法”を調査。それでも埒があかず、結局は自ら仙葩（せんぱ）村へと赴くことに…。

仙葩（せんぱ）村の呪い――その伝説は真実なのか。一晩のうちに何人もの村の男たちが昏睡状態に陥った怪現象を解決すべく、段雲嶂（だん・うんしょう）と劉金鳳（りゅう・きんぽう）、そして魚長崖（ぎょ・ちょうがい）は協力することに。病人を観察するうち、病の原因に気がついた長崖。一方、「村誌」によって伝えられた呪いを信じ込んで脅える村人のために、雲嶂は“優しいウソ”をつく…。【完結】

シエイーはゾーリアンに、新規事業に参加してチューチューから仕事を学びたいと相談する。ゾーリアンから提案を受けたチューチューは承諾するが、父親のことを知って以来シエイーを信用できず彼女に厳しく当たる。一方、シエチンを誰も知らない場所に監禁したミンハオは、彼女からジーウェイの裏金の在処を聞き出そうとするが…。そんな中、シエイーはホテル雑誌の編集長ホー・ジアンホワと知り合うが、それが思わぬ事態を招いてしまう。

ゾーリアンは、新規事業の急務である断熱材の買い付けをシエイーに一任する。一方、休暇を取ってミンハオと会ったチューチューは、一連の事件はシエイーの仕業であり、彼女はオーシャンを潰そうとしているのではないかと尋ねる。シエイーの代わりに謝るというミンハオの言葉に、チューチューのシエイーへの疑いは確信へと変わる。そのころ、ジーウェイ倒産の背景を探るゾーリアンは、シエチンの関与と彼女を操っていたミンハオの企（たくら）みに気づき…。

休暇から戻ったチューチューはシエイーを責めたことをゾーリアンに謝罪。シエイー本人にも仕事ぶりを認めていることを告げ、断熱材の契約を任せることに。そんな中、記憶と正気を取り戻したシエチンはミンハオが出掛けたすきに部屋から脱出。ゾーリアンを呼び出し、“スペードのK”は自分だと告白する。一方、シエチンが失踪したとミンハオから連絡を受けたシエイーが彼のマンションに駆けつけると、部屋にはシエチンの遺書めいた置き手紙が…。

シエチンが失踪する前にゾーリアンと会っていたことを知り、何を話したのかと彼を問い詰めるシエイー。真実を明かすことでシエイーを苦しめたくないゾーリアンは本当のことを言えず、そんな態度に傷ついたシエイーは家を出てしまう。一方、ゾーリアンの前から姿を消したシエチンは警察に自首しようとしていたが、ミンハオに見つかり再び監禁されていた。シエチンは2年前、ジーウェイ倒産の裏でミンハオが暗躍していたことに気づいていたが…。

シエイーが契約した断熱材の倉庫で火事が発生し、慌ててミンハオを訪ねるチューチュー。ミンハオは、シエイーの起こした問題を解決してゾーリアンの心をつかむチャンスだとチューチューを説得する。ゾーリアンは、シエイーを利用してオーシャンを陥れようとしている人物を特定しようとするが…。ミンハオからシエイーの責任を追及するのに十分な証拠を突きつけられたゾーリアンは、火事の責任は自分にあり、シエイーは無関係だと記者発表する。

シエチンが隠した手紙を見つけ、ジーウェイ倒産の黒幕がミンハオだったと知ったシエイー。開き直ったミンハオはシエチンが生きていることを明かし、彼女の命はシエイー次第だと脅す。シエイーはオーシャンを辞め、チューチューにミンハオを信じるなと忠告する。一方、ミンハオの要求に応じ新会社を登記したダイは、密かにオーシャンの株を買い集めていた。そんな中、シエイーはゾーリアンを遊園地デートに誘い、久々に楽しい時間を過ごすが…。

シエチンを愛しているふりをやめたミンハオは隠し口座と暗証番号を教えるよう彼女に迫る。シエイーとゾーリアンが別れたことを知ったシエチンは、ぬいぐるみに隠した手紙をシエイーが読んだと確信。それをミンハオにほのめかすが、彼はシエイーとの初デートに舞い上がっていて…。やがてジョンドーがオーシャンの株主として実名を公表する。それによってオーシャンの株価が急落する中、チューチューは自分がミンハオにだまされていたと気づく。

ミンハオのそばにいることで重要な情報を入手し、陰でゾーリアンに協力していたシエイー。一方ゾーリアンはホーと会い、機密漏洩も倉庫火災もダイの指示だったことを告発するよう取り引きを持ち掛ける。そんな中、オーシャンの株主総会に意気揚々と現れたダイとミンハオは、ゾーリアンの会長職を解くよう要求。ダイを油断させる作戦のゾーリアンはチューチューに賛成票を投じさせる。そのころ、シエチンの監禁場所に気づいたシエイーは…。

シエチンの救出に成功しゾーリアンのもとへ急ぐシエイー。迎えに来たゾーリアンはシエイーを強く抱きしめ、2人は涙のキスを交わす。シエチンはゾーリアンとシエイーに、“スペードのK”はミンハオであり、彼の狡猾な手口にだまされて自分が犯した罪をすべて告白。最愛の父親を自殺に追い込んだのが大好きな姉シエチンだったことを、すぐには受け入れられないシエイー。そこへミンハオが怒鳴り込んでくるが、すべてを知ったシエイーに拒絶され…。

ジョンドーの株価が下がり続け、ダイはミンハオの助言で社員総会を招集。だが、全社員が一丸となる姿をアピールしようとするミンハオの前にゾーリアンが現れる。追い詰められたミンハオは捨て身の抵抗を試みるが…。1カ月後。オーシャンの株価は持ち直し、業績も好調で胸をなでおろすゾーリアンとチューチュー。互いに感謝し合い相手の幸せを願う2人。ゾーリアンは仲間たちを巻き込んで、シエイーへの大掛かりなプロポーズを決行する。

シア・イエンは星宸（シンチョン）の退職を決意した。協力会社のＳＧから面接案内が届き、採用面接を受けることに。実はＳＧの社長シュー・チョンイーが、イエンを人事部に推薦していたのだ。だが面接担当のＳＧ運営部長シュエ・ニンはイエンが気に入らない。さらに星宸の上司が退職理由を改ざんしてたせいで、イエンは面接に落とされてしまう。

ＳＧで働き始めたシア・イエン。だが採用面接でイエンを落とそうとした部長シュエ・ニンに、無理難題を早々に押しつけられる。そのせいで、同じ街に引っ越してきた恋人のリン・ハオとゆっくり過ごす時間もない。シュエ部長に思いついた案件を提出しても却下されてしまうが、それでへこたれるイエンではなかった。

シア・イエンはＳＧのイベントに参加してもらうタレントを、大幅に絞ることを提案する。思い切った提案をシュー・チョンイーも後押しするが、そのことが不満なシュエ部長は、イエンに更に難しい仕事を押しつける。イエンの友人たちは何かと接近してくるチョンイーに注意するようイエンにアドバイスする。

リン・ハオは新州（シンジョウ）の新しい職場で、以前勤めていた会社の女性社長ハオ・ジエと偶然再会する。ジエに意味深な言葉ばかり投げられ、動揺するハオ。一方、ジャオ・シャオレイはフェイ・ティエンミンに誘われブックバーに来ていた。２人は話していくうちに、お互いの趣味や考えに共感し合い意気投合する。

ハン・シュアンは一目惚れしたシュー・チョンイーに猛アタックするが、彼がシア・イエンに真剣なことを知る。嫉妬したシュアンはイエンに冷たく接し、２人はすれ違ってしまう。シュアンに責められて困惑したイエンは、チョンイーにプライベートまで干渉しないでと告げる。それは約束できないと断ったチョンイーに、イエンは退職届を出すが…。

勝手に退職を決めたことで、シア・イエンはリン・ハオとぎくしゃくする。その後もハオのことが気がかりでイエンは何度も電話をかけるが、彼は出ない。一方、シャン・ナンの勤務先の病院では子供の患者の容体が急変する。手当ての甲斐もなく悲しい結果になり、水辺で落ち込むナン。そこへ入院中の歌手フオ・カイがやってきて…。

シュー・チョンイーは以前、リン・ハオとハオ・ジエが親密そうにしていたことを思い出す。更にジエの発言で２人の関係に気づいたチョンイーは、シア・イエンにそのことを正直に言うようハオに忠告する。だがイエンが酔い潰れてチョンイーに送ってもらったことを知ったハオは、自分の裏切りを棚に上げてイエンを責める。

シア・イエンと田舎から出てきたイエンの両親は、レストランでリン・ハオとハオ・ジエの２人と出くわしてしまう。イエンの父は、その２人が付き合っていると聞き激高。さらにイエンが何か隠していることにも気づき問い詰める。一方、ジャオ・シャオレイはフェイ・ティエンミンから交際を申し込まれるが、あることが原因で断ってしまう。

シア・イエンの父は重篤な状態で搬送され、駆けつけた母まで倒れてしまう。その場にいたシュー・チョンイーは責められても詳しいことは語らず、イエンを気遣う。幸い手術は成功し、回復したイエンの父は退院する。そして一連の出来事の原因となったリン・ハオはハオ・ジエの会社で社長にしてもらい、彼女と結婚しようとしていた。

シア・イエンは友人たち４人と買い物に出かけたが、リン・ハオとハオ・ジエの２人と鉢合わせしてしまう。ハオは自分の浮気を正当化し、イエンに逆上してきたのだ。それを見たイエンはようやく吹っ切れ、気持ちを入れ替える。一方、ジエはハオがまだイエンに未練があるのではないかと焦り、早くも結婚式の準備をしていた。

リン・ハオは大型案件をものにするため、毎晩接待で飲んで帰るようになる。要領の悪いその仕事ぶりを見て、ハオ・ジエもあきれ顔。ジエは地道に実績を積むようアドバイスするが、ハオは聞き入れない。一方、シア・イエンは友人３人のおかげでアイデアが浮かび、交流アプリ“親友プラネット”を会議で提案することに。

シア・イエンとヨリを戻したいリン・ハオは、ジャオ・シャオレイに協力を求める。一方、シャン・ナンの同僚の医師マー・コーはハン・シュアンに手ひどくからかわれた仕返しに、シュアンが勤める家具店を買い取る。そして経営者が代わってもシュアンが店を辞めると言いださないよう、前の経営者と一芝居打つことにするが…。