韓国ドラマ 「おはよう、神様!」完全攻略ガイド〜ハルのお天気日記帳
僕はチャン・ピルグさんに雇われて、病院で掃除係りの仕事をしています。僕の夢は働いたお金を貯めて、バスを買うことです。バスの運転手になって、お母さんに会いに行きたいです。この前、ソウルから来たバスがひっくり返りました。そのバスにはウネ先生が乗っていました。ウネ先生は養護学校に新しくやってきた先生なのに違うとか、僕のお父さんにお金を返してもらうためにここに来たとか、言いそうになったそうです。僕にはよく分かりませんが、先生は僕たちと一緒に住むことになりました。
- ウネ先生は僕のそばに居てくれるようになって、僕は毎日がとても楽しくなりました。僕はお母さんの顔を覚えていませんが、ウネ先生は僕のお母さんに似ていると思います。僕はウネ先生のことが大好きになりました。ウネ先生は時々哀しそうな顔をします。どうしてなのか、知りたいです。ハヌル病院のドンジェ先生が、僕を賢くする実験をしたいと言っています。その話を聞いてウネ先生は怒り出しました。とても危ない実験だそうです。
- 僕はドンジェ先生の実験を受けることにしました。それなのに、ウネ先生は刑務所に行ってしまいました。先生はそこを出てから、ドンジェ先生に会いに来たそうです。そこで2人がどんな話をしたのか僕には分かりませんが、ウネ先生は僕のところに来てくれました。でも僕の中にはいろいろな変化が起きて、今まで感じたこともない気持ちになってしまいました。せっかくウネ先生が来てくれたのに、ウネ先生に何と言っていいかわかりません。
- ドンジェ先生は、パーティでお金を出してくれた人たちに、僕を見せたいそうです。ウネ先生が親身になって世話してくれるので、僕の気持ちは柔らいできました。僕は意外なことまで口走ってしまったくらいです。けれどドンジェ先生が楽しみにしていたパーティは、おかしな人たちが暴れて台無しになってしまいました。ドンジェ先生はとても困っています。そんな中、ウネ先生がいなくなりました。それがウネ先生の手だと言う人もいます。
- ウネ先生はお母さんの容態が悪くなったので、あわてて故郷に戻ったんだそうです。僕とドンジェ先生はウネ先生のところに行きました。たった1人の身寄りのお母さんを亡くして、ウネ先生はとても落ち込んでいました。僕たちが一緒に帰ろうと言ったので、ウネ先生は戻ってきました。僕はどんどん賢くなっていきます。とうとうウネ先生にキスしてしまいました。僕には分かっています。僕は恋しているんです! 猛アタックを開始します。
- ハル役のユ・ゴンは、なんと「おはよう、神様!」がドラマ初出演作。ルックスが似ているため、“第二のウォンビン”と呼ばれています。彼は1998年にアイドルグループOPPAのメンバーとしてデビューし、クッチョルという名前で活動していました。'00年にグループが解散し、彼はソウル芸術大学に進み演技を専攻。'06年にカムバックし、このドラマの主役を掴みました。最新作は『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督の『武林女子大生』。
- ハルの憧れの人、ウネ先生を演じるキム・オクビンは、インターネット上の“オルチャンコンテスト”で入賞がきっかけでデビュー。モムチャンはナイスバディを指しますが、オルチャンは美人、イケメンという意味。当時、普通の高校生だった彼女は、女校怪談シリーズ『ボイス』に出演し、新人ながら演技派として注目されました。ちなみに彼女の趣味は合気道、テコンドー、ムエタイ。女優根性は格闘技系スポーツで養われたのかも。
- 韓国ではちょうど「おはよう!神様」の放映と同時に「マイガール」もスタート。主演のキム・オクビンとイ・ダヘの女詐欺師対決が話題になりました。教師、財閥の令嬢と2人とも成りすましが得意で、多額の借金が弱点というのが共通点。が「マイガール」のイ・ダヘは語学を武器に臨機応変にトラブルに立ち向かうのに対し、キム・オクビンは詐欺師に騙されてしまうほど不器用。それがキャラクターの魅力のひとつになっています。
- 原作はダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』。これまでアメリカを始め、日本や各国で映画化、ドラマ化、舞台化されていますが、韓国では「おはよう、神様!」が初めてのドラマ化。主人公の名前ハルは、日本でのドラマと同じです。(韓国語でハルは一日、昼間の意味)。またタイトルの「おはよう、神様!」は、韓国映画『神様こんにちは』('87)にちなんでいます。身体の不自由な主人公が、旅しながら様々な人々に出会う物語でした。