韓国ドラマ 『ケ・セラ・セラ』完全攻略ガイド〜この恋、どうする？
テジュは3ヶ月間、付き合った女性に別れを告げて、早朝に部屋を出ました。家路をたどる足取りは軽く、気分は朝の空気のようにさわやか。「この感覚がたまらない。何度、味わってきたことだろう」と浸っていたのも束の間。マンションに戻ると、見たこともない女がドアの前に座りこんでいました。その女は妹を探していると言い、テジュに疑いのまなざしを向けています。あげくの果てに、ウソをついて部屋に上がり込んできたのでした。
ミヨンはテジュの元カノ。テジュでない男と結婚することになりましたが、相手に恋人がいると思い込みます。そこで初夜をテジュと過ごしたいとホテルのキーを渡しました。もう終わった恋にも関わらず、夫婦の復讐の道具に使われてはたまらない。テジュはミヨンの婚約者に会って、部屋が変わったと言ってキーを返します。
あの晩、テジュの部屋の前にいた女性。妹思いの度が過ぎてあんな騒ぎを起こし、結局、隣の部屋に住むこととなりました。近くに住んでいると、何となく気になる存在になっていきます。ある日、テジュが化粧品のモデルを頼むと、ウンスは具合が悪くなるくらい頑派ってくれました。全てはテジュのため。テジュは感動します。
仕事の上で知り合ったデザイナーですが、イケメンのテジュにすぐ目をつけたようす。ある晩、仕事仲間と飲んで泥酔したヘリンを、テジュは面倒を見たのを機会に急接近します。ついにヘリンは、テジュに恋人契約をしようと提案します。テジュも会長の娘と付き合えば、出世のチャンスが巡ってくるとイヤな気分はしませんでした。
ドラマのタイトル『ケ・セラ・セラ』は、「なるようになれ」という意味。演出は『私の名前はキム・サムスン』のキム・ユンチョル。主演のエリックにとって、会社員役は『新入社員』『無敵の新入社員』に継いで3回目になります。プレイボーイで恋に不自由しないところはサムスンとは180度違いますが、職場で財閥の娘に目をつけられる一方で、本当の恋に出会うことになります。果たしてサムスンのような結末になるのでしょうか？
ファンはドラマの初回を心待ちにしていますが、果たして出演者はどう思っているのでしょう。この番組が始まる直前、番組サイトの掲示板にエリック自身の書き込みがアップされました。「第1話の放映前に緊張して眠れない。 撮影が3日続いて、2時間後にはシンガポールに発たなくてはならないのに。無駄なことばかり考えてしまう」。(シンガポール行とはこのドラマの撮影のこと。)エリックは不安でしたが、ファンは大喜びでした。
今回が初めてのドラマ出演となったチョン・ユミは、派手な美人ではないけれど、隣にいそうな親しみの湧く女の子。ソウル芸術大学映画科に在学中、インディーズ映画『ポラロイド作動法』（03）に出演。この映画がいくつかの短編映画祭で賞を取ったため、事実上のデビューとなりました。『親知らず』（05）では22才で17才の役を演じたり、韓国のアメリと呼ばれて知られていきました。ちなみにソウル芸大の同級生はイ・ジュンギです。
『新入社員』ではオ・ジホ、『無敵の新入社員』ではシン・ソンウと、エリックの歴代ライバルは容姿端麗でかなり手強い相手。今回のライバル、イ・ギュハンも前の2人に少しもヒケをとりません。『私の名前はキム・サムスン』に出演していた縁で、演出のキム・ユンチョルに誘われてライバル役に抜擢されました。ベビーフェイスでひ弱なお坊ちゃんのイメージがありますが、実はマッチョ（かなりの筋肉質！）なことでも知られています。
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