病院に運ばれたミンのもとに出頭要請書を持って訪ねるグォンジュとデリック。何も知らないの一点張りのミンに対し、デリックは他に人格をおびきよせようとわざと挑発をするが、容易には本性を見せない。一方、村長は村人たちを洗脳し、ミンを守ろうとする。さらに警察の圧力をかけ、デリックはロス市警の上司から帰国を命じられるが……。

ミンを追ううち森の中に迷い込み、幻を見るグォンジュ。デリックも幻覚を見ており、検査の結果2人の体内から薬物が検出される。さらに自殺したマンテクの体内からも薬物の一種であるピモ草が検出され、2人は知らぬ間にピモ草を飲まされたのではと疑う。そんななか、ミンが公園で発見される。ピモ警察庁長は事件からの撤退を命じるが……。

ミンに現れる人格の1人が、サーカスマンのコミュニティサイトを作った人物でミンの家庭教師だった男と判明する。一方、村長はデシクに大金と引き替えにゴールデンタイムチームの情報を流すよう取引を持ちかける。デシクはこのことをグォンジュに話し、潜入捜査に乗り込むのだった。ウジュが囮となり、サーカスマンとの接触をはかるが……。

セッピョルを拉致したミンを追い、ついにミンを見つけるデリック。斧で襲われそうになるのを避けるも、あと一歩のところで逃げられてしまう。デリックはミンが装着していたデジタル補聴器を見つけ、彼がグォンジュを真似ていた理由を探る。そして、ついにミンを追い込むが、妹を殺された怒りがこみ上げるデリックはミンに銃を向けるのだった。

取り調べの様子から、ミンの主人格は他の人格のことも把握し、何の罪の意識も感じていないと推察するデリックとグォンジュ。そんななか、ミンに斧で襲われた世話役の女性が意識を取り戻し、ソナン村でどんなことが行われているかを明かす。一方、ミンは精神科病院へ移監されることに。デシクはミンが逃走できるようお膳立てを整えるが……。

精神科病院を抜け出したミンは、デシクとチャドを襲って逃走。駆けつけたデリックにデシクは、潜入捜査で入手した彼の母親の死の真相を伝える。その後ミンの逃走先がソナン村と判明し、グォンジュとデリックは村へ。だが、音を聞き分けたグォンジュはミンと村長はそこにはいないと気づき、他の場所を探す。そして、ある廃病院が思い当たる。

森の中に放置された小児病院に逃げ込んだミン。村長を拉致し、殺そうとするミンだが、そこにグォンジュとデリックが到着。幼い頃、ミンと共にこの病院に入院していたことを思い出したグォンジュは彼を説得。激しい銃撃戦の末、デリックがミンを拘束する。無事に事件は解決したものの、ミンが残した意味深な言葉が気になるグォンジュは……。

セゲはドジェに広告モデルの再契約を結ばされる。しかも契約書の最後には、彼の出張に同行するよう記載してあり、その際必ず赤いワンピースを着ることが指定されていた。セゲの秘密を知らないドジェは、逃亡常習犯の彼女に出張先でキツイ言葉を浴びせてしまう。セゲはホテルの自室で1人泣き叫ぶが、その声は隣の部屋のドジェにも聞こえていた。翌日、ドジェの商談に同席したセゲ。すると商談相手が、セゲの大ファンである娘も連れてきており…。

ドジェのもとにキャリーバッグを置いてきてしまったセゲは、やむなく変身した姿のまま荷物を受け取りに行くことに。しかし待ち合わせ場所に現れたドジェは、なぜか一目で彼女をセゲだと認識。驚いたセゲは、自分は彼女の家の家政婦だと嘘をついてごまかすも、ドジェは疑念を払いきれない。その夜、ドジェはセゲの特徴を整理しながら、昼間会った女性がセゲなのか別人なのか考えていた。しかし答えを出せず、真実を確かめようとセゲの家を訪れ…。

セゲはスマホをドジェに拾われたことを知り、大慌て。スマホの中には、変身した自分の動画が入っていた。取り戻そうとドジェの会社にやってきたセゲは、受付係の名札をつけ、彼とエレベーターで2人きりに。人の顔が分からないのではとドジェを疑う彼女は、変装した自分に気づくかどうか彼を試す。セゲが会社を出た頃、ドジェとの熱愛報道が世間を騒がせていた。セゲはたちまち野次馬に囲まれてしまうが、そこに颯爽と現れたのは…。

ドジェは熱愛報道を否定するため、報道陣を招いてセゲとともにボランティア活動を実施。すると、そこに義妹のカン・サラが現れる。彼女はドジェとセゲの熱愛説を広めた張本人であり、兄を陥れようとしていた。サラが2人の関係を探っていると、セゲの親友であるリュ・ウノに声をかけられる。一方、ドジェに秘密を知られたセゲは、彼にも自身の秘密を認めさせようとする。ドジェは脅すようにセゲを突き放すが、別れた後も彼女が頭から離れず…。

ドジェはセゲに言われた言葉を受け入れ、正直になる機会がほしいと彼女に伝える。さらに、セゲのことをもっと知りたいと言って、「一緒に寝よう」という驚きの提案を持ち出す。突然のことに混乱するセゲだが、変身する様子を自分の目で確かめたいということらしい。あきれるセゲだったが、すぐにドジェの会社に同行。「僕を知ってから決めるといい」そう告げたドジェは、人より書類の方が信用できると、秘密保持契約書を書き始め…。

自身の女優デビュー作を撮ったイ監督が、10年ぶりの新作を進めていると知ったセゲ。監督が帰国したことすら連絡がなかった彼女は動揺し、さらに新作の主演が後輩女優のチェ・ユリに決まっていると聞いてショックを受ける。セゲはもう一度チャンスをもらおうと監督へ直談判に行くが、取りつく島もなく追い返されてしまう。気を紛らわすために酔っぱらったセゲは、泣きながらドジェにテレビ電話をかける。翌日、ドジェから呼び出され…。

映画館でのデートを終えたドジェとセゲは、別の取材にきていた報道陣に気づかれて囲まれてしまう。するとドジェは、セゲとの交際を堂々と宣言！ 混乱するセゲに対し、ドジェはしばらく恋人のふりをしてから別れたと発表すればいいと提案する。世間が2人の熱愛報道でもちきりになると、ドジェの母イム・ジョンヨンはセゲに手切れ金を渡して、息子と別れるように迫る。そんな中、セゲとドジェは記者の前で公開デートをすることになり…。

ハウスキーパーのバイトもしているウノは、サラの家とは知らず、彼女の留守中に派遣される。まさかウノが家にいると思わないサラは、彼に会うため、前に遭遇した別のバイト先に行く。一方、セゲはイ監督の新作オーディションを受ける。たとえ脇役でも、実力で役を勝ち取ろうと決意した彼女は監督を唸らせる。会場を出ると、バラの花束を持ったドジェが待っており、セゲは思わず彼の腕に飛び込んだ。変身の予定日である今日、ついに一夜をともに！？

ドジェとベッドにいた男子高生がセゲだとは知らず、驚きのあまり気を失ったジョンヨンは病院に運ばれる。誤解した彼女は、一転して息子とセゲの交際を切望するように。そんな中、経営者たちの会食に招待されたサラは、女だからと侮辱的な態度を取られる。誰にも弱い姿を見せたくない彼女は、洗車機の中で悔し涙を流すが、またまたそこはウノのバイト先だった。一方、セゲは泥酔してドジェの家に戻ると、今日は泊めてほしいと言い出し…。

神父になる夢を母親に反対されたウノは、ハウスキーパーをしていたのがサラの家だと分かると、住み込みで働かせてほしいと彼女にお願いする。一方、男子高生のセゲは、元の姿のときに出会った女子高生を、同級生の男子から助けようと一芝居打つ。ドジェはセゲを迎えに行くが、彼女はまだドジェに怒っていた。しかし誤解が解けると、今度はセゲが元に戻るまで一緒に暮らすことに。普通に互いが分かる平凡な日常を過ごすうちに、セゲは…。

キスの後に求められる言葉は“愛してる”か“ごめん”。セゲのことで仕事も手につかないドジェは、彼女に何と言えば良いのか分からずにいた。夜中にドジェから呼び出されたセゲは少し期待して会いに行くが、彼の用件は明日の公開デートに関する事務的なことだった。結局その公開デートもぎくしゃくして終わってしまい、ドジェはセゲを家まで送り届ける。悲しみから込み上げる怒りをぶつけるセゲに、ドジェは“ごめん”とは言いたくないと告げ…。

セゲはスタッフに酒を強要されているユリを助け、代わりに瓶の中身を飲み干す。酔っぱらったセゲからテレビ電話を受けたドジェは、どうして電話してこないのかと説教をされるが、涙を滲ませたセゲが「もうやめる…バカみたい」と言ったところで急に電話が切れる。助けられたことに腹を立てたユリが、セゲに詰め寄っていた。どんどん顔色が悪くなっていくセゲは、そのまま倒れてしまう。病院にやってきたドジェは、彼女に本当の想いを伝え…。

破局報道の裏で、密かにラブラブな日々を過ごすセゲとドジェ。しかし、報道による騒ぎで迷惑も被っている2人はある作戦を決行。突如ドジェの会社に現れたセゲは彼と爽やかに握手を交わし、美しく別れたことを世間にアピールした。その日の夜も、ドジェは人目を忍んでセゲの家にやってくるが、セゲのマネージャーのユ・ウミと、ドジェの秘書チョン・ジュファンは、それを隠すために一苦労。一方ウノは、父親から帰ってくるように説得され…。

映画の撮影に入ったセゲに次の変身が近づく。セゲは変身の寸前まで撮影に臨むが、カットがかかると車に駆け込んで行き、10歳くらいの少年になってしまう。ちょうど現場では子役が1人足りなくなってしまい、急遽セゲが出演することに。すると、子役とは思えない演技力に周囲は絶賛。セゲはウミに連れられて何とか無事に帰宅するが、そこに母のスッキが突然訪ねてくる。娘の秘密を知らないスッキは、知らない子供がいることに不審を抱き…。

子供のセゲに助けを求められたドジェは、スッキをカフェに連れ出すと、1カ月以内にセゲと結婚するように迫られる。そんな中セゲは、以前助けた女性が息子を亡くしていたことを知り、その子の心臓が移植された少年を捜してほしいとドジェに頼む。悲しむ母親に、あなたの子の心臓はこの少年のために動いていると伝えるために。しかし、少年は移植手術の途中で亡くなっていた。ならばと、セゲはその母親に自分が移植を受けた少年だと名乗り出て…。

ドジェと自宅で甘い時間を過ごしていたセゲは、スッキの訪問に慌てふためく。ドジェとセゲは最初の熱愛報道が嘘だったことを話し、今は本当に交際中であると明かした。セゲはスッキから父とのなれそめ話を聞き、同じベッドで眠りにつく。翌日、スッキは手作り弁当を持ってドジェの会社を訪ね、ドジェはそのお礼に服をプレゼントする。しかし、セゲはスッキの勝手な行動に腹を立て、喧嘩になってしまう。一方、サラはウノに告白するが…。

スッキの余命がひと月しかないと知ったセゲは、どうして黙っていたのかと泣きながら母を責める。セゲは残された時間で、何度も何度も「母さん、大好き」と伝える。しかし、残酷にも変身のときが訪れ、会いに行くことができなくなる。やるせない日々が無意味に過ぎていき、1日でも早く戻ることを祈るセゲ。そんな中、スッキが危篤だと連絡を受けたセゲは、変身した姿に構わず病院に駆けつける。スッキは誰なのか分からない人の涙を見て…。

セゲは母の動画を見ながら悲しみと恋しさに浸るが、翌日から映画の撮影に戻り、女優としての務めを果たす。そうやって平気なふりをするセゲを、ウミとウノは優しく励ます。ドジェはウノたちの方がセゲを愛した時間が長いからと、そばにいてあげたい気持ちを抑えるが、ジョンヨンの言葉で思い直し、彼女の家に駆けつける。抱きしめられたセゲは、我慢していたものを溢れさせる。クランクアップの日、ドジェはバラの花束を持って撮影現場に現れ…。

旅行先でドジェとはぐれてしまったセゲは、彼女に気づいた人たちからカメラを向けられたり、人違いもしながら必死にドジェを探す。ようやくドジェを見つけると彼に駆け寄って、いつもこんな気持ちで私を探してくれていたのかと感謝を伝える。お礼なんていらないと言うドジェは、こっそり買ってきたネックレスを彼女の首につけて、どんな姿でも君を必ず見つけると約束するのだった。一方、ウノは神父になる夢とサラへの想いの間で揺れ動き…。

ドジェとセゲは、ウミとウノにドジェの秘密を明かそうと決意。4人は和気あいあいとお酒を飲み、ドジェは自分にも友達ができたと言って喜ぶ。一方、神父になるウノの夢を認めたサラは、ついに彼を諦めることに。するとウノは、ようやく出した答えをサラに伝え…。そんな中、ユリはセゲに尾行をつけて、彼女の秘密を暴こうとしていた。それに気づいたセゲはユリを責めるが、挑発に乗ってしまい24時間密着取材のバラエティ番組に出ることに！？

1週間過ぎても老人の姿から元に戻らないセゲは、ドジェの前から姿を消す。連絡すらなく何も手につかないドジェだったが、セゲが一生そのままでも愛し続けられるかとウミに問われると…。会いたい気持ちを抑えきれなくなったセゲは、老人の姿のままドジェの元へ。どんな姿でも愛し抜くと決めたドジェは彼女を抱きしめ、愛を伝える。そんな中、ユリは知り合いの記者を呼び出し、セゲが別人に変身するという情報をリークしようとしていた。

セゲから勇気をもらったドジェは、ついに家族や部下に秘密を明かす。皆、温かく受け入れてくれ、中にはこれまでのドジェの苦悩に涙する者も。しかし、ドジェの弱みであるその秘密を握っていたサラの婚約者は、ドジェを失脚させるための切り札を台なしにされたことに激怒。そしてサラに婚約破棄を言い渡されると、その足でドジェのもとに向かい契約を切ると脅す。そんな中、セゲはドジェからどうして人の顔を見分けられなくなったのかを聞き…。

ドジェが人の顔を見分けられなくなったのは、自分のせいだと知ったセゲ。10年前にドジェが救った老女は変身した自分だと打ち明け、別れ話をしようとする。ドジェはそんなセゲの言葉をさえぎって、改めて会いにくると告げる。家に戻ったドジェは、事故に遭った当時聞いた“成功率5％”の手術を思い出す。そんな中セゲは、突然すべての仕事を片っ端から受けはじめる。撮影現場にやってきたドジェは、セゲを遠くから見つめることしかできず…。