韓国ドラマ 「18・29」完全攻略ガイド〜18歳:初めての恋、29歳:夫婦の危機
韓国で最も人気のある俳優カン・サンヨンの妻。誰もがうらやむその座にいながら、ヘチャンは結婚生活にうんざりしていました。サンヨンは毎日忙しくヘチャンとの会話はすっかり減り、浮気の疑いもあり。自分の夢を諦めサンヨンと結婚したのに、いったい私の人生は何だったの?ある日、ヘチャンの怒りは爆発、離婚を切り出します。勢いに任せサンヨンは離婚届に捺印。それを持ち役所に向かう途中、ヘチャンは交通事故に遭ったのでした。
18歳の心のへチャンには、母が亡くなった記憶がありませんでした。悲しくて涙が止まらず、妹ヘウォンに確かめようとしますが連絡が付かず。困っているとヌンという高校生に助けられます。それからヌンは何かとヘチャンを助けてくれるようになります。ヘチャンは18歳の志のまま、映画監督になる夢を実現しようと考えます。まずはヌンと高等生対象の映画学校に登録。夫と言われても、全く実感のないサンヨンからの独立を決心します。
ヘチャンとサンヨンは、夫婦揃ってベストドレッサー賞を受賞。ヘチャンの事故のことなど人々は何も知らず、優しい夫とかわいい妻の姿に盛んな拍手を送りました。しかしジヨンだけは2人の間の違和感に気がつきます。この日のおしどり夫婦ぶりに目をつけた企業から、CMの出演依頼が舞い込みました。高額な出演料を聞いて、ヘチャンはすぐに出演を承諾。しかしサンヨンと仲のいい夫婦を演じなくてはならず、お金のためとは言っても気分は重く…。
CM撮影のため、ヘチャンたちは釜山に出かけました。その夜、ヘチャンはサンヨンとジヨンが浜辺にいるのを見て、2人の仲に疑いを持ちます。翌日の朝食ではヘチャンとジヨンが、どちらがサンヨンを思っているかでバトル。いざ撮影が始まると、へチャンとサンヨンのダンスは意気が合わず、NG続出。そこでジヨンがサンヨンと踊ることになり、ヘチャンはどこか負けを感じるのでした。急に湧き出したこの不思議な思い、これは嫉妬?
サンヨンがどれだけ自分のことを心配しているのか。それが分かるにつれて、ヘチャンはサンヨンが好きになっていきました。2人は事故後初めてのキスをします。夫婦なのだから当たり前のことなのに、これは事故前には考えられないこと。2人は初恋のように緊張し、ときめきを覚えたのでした。サンヨンはヘチャンのことがいっそう気になり、映画学校にこっそり見に行きます。ヘチャンとヌンが仲良く講義を受ける様子を見て、大ショック。
サンヨンなんて大嫌い! 18歳当時のヘチャン「ミョンソン高校の2年生。得意科目はないけど、夢は女性監督になること。性格は明るくて、そそっかしいところもあり。宝物はジェーン・カンピオンの映画『ピアノ・レッスン』のポスター、ソテジ・ワ・アイドルのアルバム、ピンク色のポケットベル。ボーイフレンドはなし。学校のみんなが騒いでいる、“氷王子”カン・ボンマンには興味なし。あこがれの人はチョン・シウ先輩。まだ告白はしてないけれど、大学に行ったら付き合うつもり!」
トッポッキ屋のおばさんは、第二の母!トッポッキとは棒状のお餅を、コチュジャンで甘辛く似た庶民的なおやつ。韓国では女性、特に女子中高生にとっては永遠の人気を誇っています。家庭でも作られますが、たいてい学校の周りにはトッポッキの屋台や軽食屋があり、学校帰りの女子高生が小腹を満たしながら、ひとときおしゃべりを楽しんでいます。そのためトッポッキ屋のおばさんは、女子高生のお悩み相談役になったり、彼女たちの成長を見届けるお母さん的な存在でもあります。
ここまで見せてしまうの!? 韓国芸能界の内側女優との不倫、冷え切った夫婦関係、それでもお金とイメージのため、仲のいい夫婦を演じ続けるサンヨンとヘチャン。確かにいそうな芸能人夫婦、こんなに明かしてしまっていいの? と思うほどこのドラマでは芸能界の裏側を見せてしまいます。特に韓国は家族関係を大切にするため、家族や妻の言動ひとつでこれまでの仕事を降板させられたり、仕事が減ってしまうこともあり。今後も、ヘチャンの動きはサンヨンや芸能界を揺さぶり続けます。
主演のパク・ソニョンは、“タサモの会”会員ヘチャンを演じるパク・ソニョンは、「オー!必勝」「チャン・ヒビン」など多くのドラマで活躍する一方、芸能人ボランティア団体“タサモの会”(温かい人々の集まり)の会員でもあります。2004年に正式に社団法人として発足したこの会には、チャン・ドンゴン、チョン・ジュノ、キム・ジョンウン、リュ・シウォン、チャ・テヒョン、アン・ジェウク、エリックら大スターたちが会員として所属。経済的に恵まれない人々を支援しています。