韓国ドラマ「BAD LOVE〜愛に溺れて〜」完全攻略ガイド〜愛することの運命、愛されることの宿命
女性チェリスト、ナ・インジョンは金婚式の演奏を頼まれて、済州島にやってきました。彼女は美しい風景と開放感に浮かれながら、空き時間に1人で迷路公園へ出かけます。そこでハンサムな青年イ・スファンと遭遇。それは運命と言えるほど、2人はすぐに恋に落ち周囲が見えないほど深く愛し合います。しかしスファンには嫉妬深い妻がいたのでした。それでもナンジョンは、音楽人生を断たれても姦通罪で訴えられても、愛を貫こうと誓いますが…。
03年「天国の階段」、05年「悲しき恋歌」、07年は「BAD LOVE〜愛に溺れて〜」。01年の「おいしいプロポーズ」でデビュー以来、韓流スターとして多忙になっても、映画出演が増えてもクォン・サンウは必ず2年おきにドラマに出演しています。ドラマが奇数年なら、映画は偶数年に出演。02年『同い年の家庭教師』、04年『マルチュク青春通り』、06年『美しき野獣』、08年『宿命』。09年はドラマの年となるはずですが…。
08年9月にクォン・サンウは女優のソン・テヨンと結婚しました。2人を結びつけた恋のキューピットは、スファン役のキム・ソンス。クォン・サンウは「BAD LOVE」の共演でキム・ソンスと友人になり、何でも話せる間がらになったそうです。その後クォン・サンウは、テレビ番組で過去の愛について語るソン・テヨンを見て感動。キム・ソンスに頼んでソン・テヨンを食事に誘い、交際をスタートさせました。クォン・サンウにとって、まさに運命のドラマだったのです。
インジョン役のイ・ヨウォンは、実はミセス! 03年にプロゴルファーと結婚。一時期、芸能界を引退していましたが、05年にドラマ「ファッション70's」でカムバックした後、「外科医ポン・ダルヒ」や映画『光州5・18』と作品に恵まれ、演技派女優へと成長しています。ドラマ界では「魔女ユヒ」のハン・ガイン、バツイチは「タルジャの春」のチェリム、「H.I.T.−女性特別捜査官−」のコ・ヒョンジョンらミセス女優が大活躍しています。
キャラクターが悪と善にはっきりと別れ、地位の高さや裕福さが幸福の基準。なぜか女は愛から遠ざかろうとし、男は力づくでも女を引き留める。「BAD LOVE」は典型的な韓流ドラマのスタイルで作られています。こうしたスタイルは最近は少なくなっているせいか、韓国の若い視聴者には逆に新鮮だったそう。「俺はお前を捨てた。お前も俺を捨てろ」や「僕たちが出会ったことこそが罪なのか」などのセリフは大流行しました。