韓国ドラマ：『チャクぺ−相棒−』完全攻略ガイド〜ねじれた二人の縁

物乞いの村を仕切る親分。妻二人、家二つを持つ実力者。村の秩序を守らない者は、厳しく処分する。涙や情実は全く通じない。両班の家に押しかけ騒いで、金をせびることなど朝飯前。若い妻が産んだ息子を溺愛する。

県監。キム進士の夫人クォン氏の兄。金で官職を買ったので、政治的手腕や高官の器量もない。身分の高い者にはペコペコし、低い者には威張り散らす。民に嫌われているが根っからの悪人ではなく、ただの卑屈な小心者。

マクスンと同じ屋敷で働いていた使用人。主人の子を宿して殺されそうになったマクスンを連れ、物乞いの村に逃げ込む。マクスンを愛する余り、彼女の飛んでもない望みに協力する。チョンドゥンを自分の子として育てる。

ギドンの乳母。乳母になる前、両班の屋敷で働いていて主人の子を宿してしまう。屋敷を脱け出し追っ手を避けて物乞いの村で出産する。母性愛が強く我が子の運命を案じる。同じ屋敷で働いていたセドルに慕われている。

ギドンの父。両班らしい堂々とした風格と貫禄を持つ。マクスンのような身分の低い者にも声をかけ、徳を備えた人格者に見られている。実は利己的でずるい人物。我が子ギドンが思い通りに育たないことが悩みの種。

キム進士の夫人。ギドンの継母でグムオクの生母。何よりも贅沢が好きで、派手な着物と化粧を欠かさない。勝手放題のギドンに目くじらを立て心が安まらない。ギドンを直接に叱れないので、乳母のマクスンを責める。

物乞いの村で育ちながら、賢くて性格が良いので市場の人たちに可愛がられている。身分のせいで殴られたり疑いをかけられて、社会の不公平や不正をいやというほど見る。文字を覚え計算ができ、学問をしたいと願う。

両班キム進士の息子。学問よりも腕力が自慢。勉強をさぼって狩猟に出かけ、役人の横暴を目の当たりにする。師の娘ドンニョを片想い中。権力と金さえあれば何でも手に入ると思っているが、ドンニョにだけは通じない。

クォン氏の娘。両班の娘にしては好奇心が強い。身分を気にせず、使用人たちの部屋に入り込んでおしゃべりするのが好き。兄ギドンと違って優しく学問のあるチョンドゥンのことが気になり、しだいに憧れるようになる。

ファン老人の甥。ダリの叔父。百発百中の銃の名手。いきなり消えたかと思えば、ふらりと帰ってくる正体不明の男。リーダーとしてのカリスマ性があり、仲間から信頼が厚い。役人の不正が横行する世を変えたいと考える。

靴職人のファン老人の孫娘。早くに両親を亡くし祖父が親代わりになって育つ。靴作りの技術の高さは広く知られ、宮廷にも納めている。子供の時から銃の操作にかけては成人男性にもひけをとらない。ギドンに片想いする。

書堂の師匠ソンの娘。頭がよくて気が強く、絵の才能に恵まれる。物乞いながら弟子入りしたチョンドゥンを他の弟子と区別しない。むしろ特に親切に接する。ギドンの気持ちを分かっていながら、焦らして返事をしない。

王に意見できる機関の司諌院（サガンウォン）にありながら、安東キム氏の謀略で官職を剥奪された。郷里に戻り学堂を開いて、少年たちを教えている。ギドンは弟子の一人。一線を退いたとは言え、政府の動静を監視する。