韓国ドラマ 「宮〜Love in Palace」完全攻略ガイド〜がんばれ、チェギョン! 本物のプリンセスへの道
王室では最近、皇帝の健康状態が優れない。皇太后から皇太子シンに婚約者と結婚せよとの命を下った。シンは祖父が決めた相手と結婚するしかないかと思いつつも、ガールフレンドのヒョリンにプロポーズ。あっさり断られてしまう。その頃、フツーの高校生チェギョンの一家は大騒ぎ。借金だらけの家に、王室からお遣いがやって来たからだ。祖父が皇帝と孫同士の結婚を約束したと言っていたが、大ボラと思い込んでいた家族。が婚約の印の品も指輪もホンモノだった。
チェギョンがシンとの結婚を決意し、宮に入った時点からプリンセス教育が始まります。女官を講師に王室用語、礼儀習慣、婚礼の手順などを覚えなくてなりません。が、普通の高校生には外国語のようで、さっぱり意味も分からず。毎日ヘトヘトになっているチェギョンを見て、婚約者シンは励ますどころか、王室に慣れなければ離婚すると突き放します。両親がチェギョンのために手料理を持って訪ねて来ても、皇后の命で勉強中は誰とも面会できない厳しさ。落ち込んでそっと宮を抜け出せば、許可なく宮の外を歩き回ったと謹愼処分となってしまいます。
シンと結婚の儀式を済ませ久し振りに高校へ行くと、誰も以前のようにはチェギョンを迎えくれません。事情があまり分かってないのか、イギリス帰りの転校生ユルだけが優しく接してくれます。そのユルこそ皇太后の孫、義誠君でした。彼はチェギョンに宮廷の中をあちこち案内したり、王室の作法や習慣を親切に教え、窮地を救ってくれます。が、かつては彼の父が皇位を継ぐはずで、幼い頃のユルは同い年のシンを下に見ていました。今やシンが皇太子となり、立場は逆転。シンの結婚を機に帰国し、王室に戻ったユルの心の中を王室全体が計りかねています。
皇太子の結婚をイギリスで知り、亡き孝烈皇太子の妻ファヨンは「王室で何かが起きているのでは?」とすばやく行動を開始します。まず息子ユルを帰国させ、彼女自身は極秘にソウルにヨガセンターを開設。長年、海外にいた彼女が、なぜ今、戻ってきたのかと王室を不安にさせます。彼女はユルと王室に戻ると、孝烈皇太子の追尊を願い出て、作法に慣れないチェギョンを厳しく叱りつけるなど、まるで皇后のように振る舞います。当然、本物の皇后と対立し、皇帝を悩ませます。実はこの対立の裏には、20年以上前からの因縁が隠されていました
若く美しい皇太子シンは、アイドル以上に女性たちの憧れの的。彼についての報道は、いつも注目が注がれています。皇太子の結婚が公式発表される前に報道された皇太子妃候補は、丸々としたダサーイ女の子。当のチェギョンは「よりによって一番太っていた時の写真」と大泣き。そしてまた結婚後のシンを、不倫スキャンダルが襲います。皇帝に代わってタイを訪れた時に、いきなり現れた元カノのヒョリンとのデートを、パパラッチされてしまいます。それにしてもシンがヒョリンを忘れられないのを知り、ヒョリンに旅費を出したのは、いったい誰?
普通の高校生チェギョンと、プリンセス・チェギョン
チェギョンは芸術高校の生徒、皇太子妃、シンの妻という三重生活。人々の思惑が渦巻き、全ての行動に宮女や皇后の監視の目が光る王室に比べ、学校ではスカートの下にジャージを履いて走り周り、放課後に友達とお菓子をボリボリ食べたりのお気楽さ。調理実習で作ったケーキを食べてもらいたいのに、シンは口も聞いてくれません。がプリンセス生活のいいところは、このシンが夫であること。この逆転したギャップが「宮」の魅力!
皇太子の家族 VS チェギョンの家族
王室の習慣に則り、皇太子夫婦は妃の実家を訪問します。庶民の食事や狭い部屋に、シンは戸惑うことばかり。ここはキャンプ感覚で行こうと決心します。が夜になるとチェギョンは両親の部屋に行ってしまい、家族全員でひとつのフトンに丸まって眠ってしまいました。シンはそういう温もりを知りません。甘えは一切許されずに育ち、儀礼に縛られた毎日。一度は家出を試みたものの失敗。この里帰りを機に皇太子の立場に疑問を感じ始めます。
「宮」でトップスターとなった主演3人!
ファン・インレ監督は初めから新人で行こうと決め、トップモデルのチュ・ジフン、元Baby voxのユン・ウネ、元UNのキム・ジョンフンを起用。ジョンフンは映画『非武装地帯DMZ』に出演してましたが、3人は本格的に俳優宣言。ブームを生むほどの人気に。撮影中のジフンは自分とシンの区別がつかなくなったとか。その後ジフンは「魔王」、ウネは「コーヒープリンス1号店」、ジョンフンは「魔女ユヒ」に主演し大ヒットを記録しています。